処理
『ま、真島!何とかしなさいよ!』
私は焦っていた。
『何とかって言われてももう鹿島動いてないぜ。』
『そ、そんな、、、』
ナルトは腰を抜かしている。
目の前には鬼のような形相で、舌をだらしなく出して吊られている鹿島がいた。
『もう死んでるよ、鹿島は。』
真島はニヤついていた。
私は焦っていた。鹿島の共犯者がわからないじゃないか。妹の弔いが完了しない。
『い、いやあ・・・・。』
有島さんも腰を抜かしていた。
ナルトも有島さんも覚悟が足りなかっただけだ。
しかし、真島が落ちついているのは少し気になる。
それより、もう1人の犯人がわからなければ意味がないのだ。
4人で足元を支えれば鹿島の足元はなんとかなるかもしれない。しかし4人ともそれをしない。
私とて共犯者について鹿島が口を割るのを期待したのだ。しかしその共犯者と同じくらい殺意を抱いている。他の3人も同じなのだろうか?
『どうするのよ?』
『自殺に見せかけるのはどうよ?』
『そんなん一昔前のミステリーなら何とかなるけど、指紋採取とかされたら終わりだろ。後、ロープの購入先とかも絞れるだろうし。』
『じゃあ、隠しちまうか。鹿島のこと。』
『そ、それしかないんじゃないかしら。』
有島さんが震えながら発言する。
『じゃあそれで決まりだな。おい、ナルト下すの手伝って。』
『え、ぼ、僕がっ!?』
『お前しかいないだろ。早くしろ。』
腰を抜かしているナルトの頬を叩く真島。
着々と鹿島をおろしていく。
段取りがいいのと、真島はいたって冷静だ。
『真島くん、落ちついてるね。手慣れてる感じ。あははは・・・・。』
有島さんが笑いながら言うと、真島は首を滑らかに有島さんの方に向ける。
『いやあ、流石にはじめてだよ?まあ、想定外ではないから、段取れた感じはあるよ。』
有島さんは聞くなり固まったりようにその場に立ち尽くしていた。
『真島、鹿島をどこに隠すの。』
『まあ、任せておけよ。委員長、キャリーケースとか持ってない?』
『うちに帰ればあるわよ。』
『じゃあここにいるからダッシュで持ってきて。』
『わかったわ。』
真島の言う通りに動いていた。
人は思考を放棄すると恐ろしいものだ。
こうやって、私らは罪を重ねていくのだ。




