わからせ2
一同は放課後、ある空き教室で会っていた。
『神宮寺どうしたんだよ。』
ナルトが訝しげに聞く。
『なあ、鹿島いじめんのに忙しいからさあ。ほら、有島ちゃんもさいきなりあんな野郎に呼び出されてセクハラされたわけだしさ、とっちめないとダメなわけよ。』
真島はニヤつきながら話す。
『そ、そうよ。あ、あいつ私のこと辱めておいて告白だなんて、なんて神経してんのよ!!ああっ、忌々しい!!』
有島は自分の両肩を抱きしめるようにしながら、ガタガタ震えている。
『みんなさ、気づいてないのかしら?あいつ全然参ってないんだよ?このままでいいのかな?』
私はとにかく追い詰めてあの時、鹿島と話していた人物を特定したいのだ。だから、一歩間違えれば死ぬレベルのいじめをしたい。
『そうなんだよなあ。なんか受け入れている感じでむかつかくんだよ。』
ナルトは前髪をかき上げながらため息をつく。
『いじめ方が甘いのよ。』
『どういうこと?』
『マジで殺すレベルでやりたい。じゃないとあいつは、反省しない。』
ナルトと有島は閉口した。しかし、真島だけは違った。
『えーじゃあどうすんのさ?』
真島は視線の方へ、ふと移す。
『だから、殺すレベルでやる。死ぬか生きるかの瀬戸際で。』
『な、何をするの?鳴海ちゃん。』
『有島さん。あなたが鹿島に辱められたあの桜の木の下に鹿島を呼んで。』
『呼んでどうする?』
真島はニヤリと笑う。
『吊るすのよ。首吊りごっこ。』
私は声のトーンを上げてそう言い放った。
首吊りをすればあいつも、共犯者について語るだろう。
別に殺す必要はない。
いや、鹿島の自供次第だけど、妹を直接手篭めにしたのはどっちか。火を付けたのはどっちか。
その内容次第ね。
私は教室を出てホームセンターにロープを買いに行くことにした。




