僕は友達思い
鹿島 小学校時代
『なあ、鹿島?』
『なんだい?』
友達は僕に話しかけてくる。
『〇〇ちゃんのリコーダーにうんこつけたの誰だか知ってるか?』
ホームルームはお通夜のような状態だ。
〇〇ちゃんはずっと泣いており、先生はクラス全体に恫喝している。クラスメイトは皆顔を伏せている。たぶん真犯人とかどうでもよくて誰かが犯人を名乗り出るか、誰かに押し付ける流れにしたがっている。そんな感じだ。
僕は友達と手紙でやり取りする。
『話すのはまずいよ。キミは誰が犯人か知ってるの?』
『ああ。たぶん、ナルトだ。あいつ〇〇ちゃんのこと、好きだろ?でも、〇〇ちゃんに振られたらしいじゃないか。その腹いせだよ。』
『た、確かに。それなら辻褄が合うね!』
『だろ?だからさ、鹿島お前がさ、こう発言するんだよ。ナルト君がやったの見ましたって。』
『ええ!それだとナルト君がかわいそうだよ、、』
『鹿島。間違いを犯しているクラスメイトの間違いを正してやる。それこそが真の友達なんじゃないか?』
『・・・・確かに。』
静かに手を挙げる。
『あの先生。』
『なんだ、鹿島?』
『あの、ナルちゃんがやっているのを見ました!』
『何?そうなのか!ナル?』
『いや。僕はそんな事は・・・』
『俺も見たぜ!ナルが犯人だ!』
『そうだ!そうだ!』
『ナルちゃん最悪ー。』
ナルちゃんは顔を伏せて、みるみる小さくなっていく。
『鹿島。』
友達は僕の肩を叩く。
『上手いことやったな。』
『うん、ナルちゃんこれで改心してくれるといいけど、、、』
『大丈夫さ。お前はよくやったよ。』
僕はまた友達の為になるような事ができた。晴れ晴れとした気分だった。




