ナルトくんというナルちゃん
成島が男4人とまぐわった翌朝。
『えへへ、ビール!ビールが飲みたいっ!』
『あー、足りねえたりねえええっ!』
成島が抱いた男らは神宮寺やナルト、成島のようなあの緑の缶ビールを求めるようになっていた。
『どうした・・・うわあっ!!』
男4人は次々とクラスメイトの女子を組み敷いて犯していく。
『はあっ。足りないわああああっ!!!』
成島も同様だ。
クラスメイトの男子と次々とまぐわっていく。
『ああ、ナルちゃんすごい光景だね。』
『ようやく、私のお薬が真価を発揮したかしら?』
『これでどうなるの?』
『しばらくはビール漬け。』
『ナルちゃん、あと2人いないね。』
『ああ、あいつらね。なんか、抗体があったみたいだから、監禁したわ。』
『すごいね、ナルちゃん。』
『ちょっとお薬改良して、また飲ませるわ。』
僕の友達が次々とおかしくなっていく。
ナルちゃんに言わせればビールを飲ませれば性欲に走る事もないそうだ。
『とにかくたくさん感染しないとね。』
やっぱナルちゃんは僕の最悪最凶の彼女だ。
♦︎♦︎♦︎♦︎
夢を見た。
『おーい、ナルちゃあん?お前、このままロッカーにいろよ。』
『いやだ!開けてくれ!頼むよ!』
『寒いからなあ。しょんべんちびっちまうわなあ。』
ロッカーは閉められた。服は全部脱がされて、ぐるぐる巻きにされて放置される。なんでこうなったのだろうか。毎日のように続くいじめ。
ちょうど、ロッカーを尿まみれにしたくらいだったろうか。
『ナルちゃん?大丈夫?』
鹿島がロッカーのドアを開けた。鹿島はぐるぐる巻きにしていたロープを切り、ボクを解放する。
『て、てめっ。』
『寒いから。早く来なよ。』
こいつのせいだ。こいつのせいでボクはいじめられたのだ。
クラスの女子のリコーダーに排泄物が塗りたくられていた。クラスでは大問題になったのがちょうど小学校の頃。
ホームルームでは犯人探しの時間になっていた。
『あの先生。』
『なんだ、鹿島?』
『あの、ナルちゃんがやっているのを見ました!』
『何?そうなのか!ナル?』
『いや。僕はそんな事は・・・』
『俺も見たぜ!ナルが犯人だ!』
『そうだ!そうだ!』
『ナルちゃん最悪ー。』
鹿島の根も葉もない発言によって、僕は犯人に祭り上げられた。
小学校はずーっとシカト。
中学に上がっても、同じ小学校のやつがいるから、いじめは続いていた。
鹿島には恨みがあった。
悲惨な中学時代を終えて、高校はやり直そうとした。
『鹿島・・・同じ高校だと?』
僕は頭を抱えた。先に手を打たないといけない。
そんな時だった。
『鹿島を孤立させて欲しい。』
『は?アンタ何言って・・・・。』
『このままだと鹿島は、どんどん人を不幸にしてしまう。アンタも覚えがあるだろう?』
『・・・・。』
『だから、鹿島を孤立させろ。いいな。』
確かに利害は一致した。
だから俺は入学早々に噂話を流した。
嘘ではないが、事実とは少し違う噂を。
『鹿島は強姦野郎だ。』
瞬く間に噂は広がり、鹿島は孤立した。
あとは俺と同じ弱そうなやつで徒党を組み、徹底していじめた。
『いだっ、ぶふっ!!』
『ああん、てめっ、ボスがカレーパン食いたがってんのに、なんで手ぶらなんだ?ああん?』
見事に腹にキックが入り、鹿島の巨体がぶっ飛ばされる。
『まあまあ。鹿島君の意思を尊重しなきゃだよお。』
『キミはマジモンのドMってことなんだよねえ?』
『ぶふっ!』
『どうします?ボス。』
『さあ?僕の預かり知るところじゃあ、ないしい。』
『ボス、火炙りなんてどうですかい?』
子分にライターを近づけさせた。
『ひいっ!』
ライターの火が髪の毛先を焦がす。
『ふがっ、ふがっ!!あちちっ、あちいっ!!』
耳たぶを火炙りにされる。
『はっはっは、見ろよ、豚のように泣いてやがる!』
僕は自分では手を下さない。
鹿島はボコボコにされて、耳たぶを火炙りにされ続けた。
『ナルちゃんなんで、、、』
『その名前で呼ぶなよ。俺の名前はナルトだ!慣れ慣れしい。』
でも面白くない。
こいつはいじめられながらも、最後に見せるのは必ず
憐れみを含んだ笑顔だったから。




