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ナルちゃんをぐちゃぐちゃにしたい。

グツグツ煮込む音がする。

今日はカレーだ。


野外炊飯なんていつぶりかわからないけど、

楽しいものだ。


『あ、ケイちゃん、先に来てたんだ。』


『ああ、成島さん。』


白地のビキニに花のポイントが入っているものに身を纏う成島さん。すらっとした足と対象的にぷりっとしたお尻と程よい胸元。



『?』


成島さんは首を傾げる。


『もうすぐ出来るから。』


誤魔化すようにカレーに視線を移した。


『ケイちゃん、ごめんね、ご飯作らせちゃって。』


ペロッと舌を出す成島さん。


『ううん、大丈夫。』


微笑んで返す。



『カレー、よそうね。』


成島さんはキレイな指先でお皿を掴む。ガラスのように透明な肌だ。


『ケイちゃんさ、なんでさ。』


成島さんは切り出す。


『また、こんなタイミングに同窓会なんてやろうと思ったの?』


『こんなって、、どういう?』



グツグツ煮込まれるカレーの方を見る。


『いやさ、いろいろあったじゃん?このクラス。ケイちゃんだっていろいろ大変だったろうから、出来れば関わりたくない(・・・・・・・)クラスかなって思ってさ。』



グツグツとカレーが煮えたぎる。さっきより、気泡が出てはパチパチ弾ける間隔が早くなる。


『いや、いい機会かなって思って。真島くんがあんなになってさ。』


『・・・・本当にそれだけ?』


『それはどういう意味かな?』


カレーが沸騰してきた。火を止めないと焦げてしまう。



『だって今日はあの事件の日ーーーー』

『そうだったね。たまたまじゃない?大学もお勤めも休みだから、ちょうどいいじゃない。それに、この日で調整したのは、ナルちゃん(・・・・・)じゃない?』

『・・・・確かにそうだね、ケイちゃん。』


カレーの火を止める。


『さあ、食べましょう?みんな朝から海入ってお腹空いてるだろうし、、あ、飲み物がないわね。』


クーラーボックスは空だ。



『いいよ、ケイちゃん私が取ってくるよ。みんなビール(・・・)でいいかな?私は飲まないけど。』


『あー、うん、いいんじゃないかしら。』


『じゃあ行ってくるね。』



ナルちゃんは手を大きく振り、コテージに向かっていった。ボクは少し惚けていた。


あの子をぐちゃぐちゃにしてやりたい。



そんな感情が渦巻いているのは当然だった。

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