14話 殲滅➁
急いで山脈の傾斜部から魔法を放つ。後方に大きな壁を立てて魔物共の退路を断つ。
山脈に入った魔物は一歩通行になるので村への一点突破しか打開策は無いはずだ。急いで防衛線まで移動する。
策略どうり、一点に集結していたが、防衛線が持ちそうになかった。
前線で戦っているアレックスさんに近づき話しかける。
「アレックスさん!大丈夫ですか?」
「大丈夫では無い…ってレノン!どうしてこっちにきた、避難してないのか!」
「説明はと言い訳は後でたっぷりします。とにかく時間がありません。
私が合図したら前線で戦っている人達にに退避して伏せるよう指示してください!」
俺は真剣な眼差しで彼を見つめる。
「何を言ってる…いや…… 分かった。」
「今!」
アレックスさんが全員にサインを送る。
それと同時に術式を全展開する。
「R最終形態、全出力展開」
「十字酸化魔粒子子砲」から強烈な魔砲が後方から三発。
俺は背中に魔法陣を八つ生成し、腕の魔道具のモードを封印から殲滅に切り替えてに魔力を集中させる。
綱玉式凝血術corundum rains!!!(綱玉の雨)
魔力を集中させて引き金を絞ると同時に援護魔道具も
「Cross-oxidized magic particle cannon」
合計四発の「大出力酸化攻撃魔法」の全展開に成功した。
しばらく、閃光が光り、アレックス達は目を瞑って伏せる事しか出来なかった。
しばらくして目を開けると一気に凍結したり酸化でぐちゃぐちゃになってる個体を目の当たりにしてアレックス達は言葉を失ったがすぐの我に帰り、怪我人の確認作業に入った。他の兵も残った極少数の魔物を追撃を始めた。
先程まで溢れかえっていた魔物の群れは殆ど消し炭になった。
大量の爆吸鬼が味方陣営で連鎖爆発を起こし、威力が増す結果となった。
自身の魔法が直撃した山の岩肌がドロドロにマグマ化しているのを必死に消火する。
色々と落ち着いてきた頃、アレックスさんが大股で近付いてくる。
やはり問い詰められるだろうか…
しかし、彼は俺を抱きしめると「生きてて良かった…」
と一言、言って仕事をまっとうする為にその場を離れていった。
なんか拍子抜けだな…
しばらく俺その場で立ち尽くしていた。




