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ニュウドウグモ
小箱
メタセコイアの三本
空を刺すような樹形の
その示す先
その先にある山の
万年雪の根ざす場所
草木も生えぬその場所に
そっと隠しておきました
飾り気のない
私の手のひらよりも小さな
小さな箱にいれ
そっと隠しておきました
月日が過ぎて
誰もが忘れてしまう頃
メタセコイアの三本
その三本の示す先は
きっと変わっているでしょう
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にゅうどうぐも
あつさにとろける
そふとくりぃむ
つめたいものは
にがてなのとわらう
かのじょのくちびる
とろけてたれる
あまいくりぃむの
ゆびをつたい
うでをはう
そのしろさ
うでをなめあげる
したのあかさ
まなつのそらの
あざやかなあお
あしもとをみれば
ありがいっぴき




