伝説の短刀
はいどうも!
翔也です!
今回は映画の展開と少し変えました!
いろんな裏設定が明らかになりましたねww
これからどうしてやろうか、私も楽しみです!
それでは、どうぞ!
「おぉ、翔也! どうしたんだ?」
取材を続けていると、後ろから声をかけられた。
「あぁ、先輩! ちょっと部活の課題で小説を書いてこいなんて無茶な課題が出まして」
「ははははっ! だから言っただろ。楽したいなら違う部活がいいってさ! あははははっ!」
いや、何もそこまで笑わなくて良くないですかね?
この人は丹野義博先輩。中学の時の先輩で、俺が高校1年の時の文芸部部長だ。
この神社の跡取りである先輩は今、神主になるために修業中らしい。
「いやぁ、確かにそうでしたけど、でも部活紹介ではかなり楽そうな雰囲気出してたじゃないですか。そんで入ったらコレですよ」
「まぁアレは部員獲得のために狙ってやってたからな。俺の時は上手く楽にしてやってたけど、今年はそうはいかなかっただろ?」
「はい。確か今の部長のお兄さんが先輩がいた時の部長でしたっけ?」
「そうそう!堅苦しい部長でなー。俺たちも窮屈だったんだよ」
「それで去年はゆるゆるだったんですか。納得です」
そういうことだ。そういうと先輩は少し考えた後で、
「ちょっとついて来い。いいもの見せてやる」
と言ってお守り屋まで俺を連れてきた。
そして少しここで待つように言われ、しばらくすると先輩は古い木箱を抱えて戻ってきた。
「それなんですか?」
木箱を指さして尋ねる。
「こいつはな、この神社に伝わる伝説の短刀さ。文学の神が宿ってるって話だ」
「へぇ〜、コレが……って、そんな大事なもの持ち出していいんですか!?」
「大丈夫大丈夫、ちょっとだけだから。どうだ?触ってみるか?ご利益あるかもしれないぞ?」
そう言ってさっさと木箱を開けてしまう先輩。
大丈夫なのか本当に。
中を見ると、銀色の鋭い綺麗な刃。赤い柄の美しい短刀が入っていた。
「翔也?」
「あぁ、すみません。あんまり綺麗なもんだから見とれてしまいました」
「お前そういうセリフは女の子に言えよ。モノじゃなくて」
「そんな子がいればいいんですけどね」
しばらく見ていると先輩は、恐るべきことを口にした。
「よかったらそれ、貸そうか?」
「…………は? いやいやいやいや、まずいでしょそれ! 仮にもこの神社の宝ですよ!? いくらなんでも一般人に貸すのはまずいでしょ!」
「はぁ〜、翔也くん……」
「なんです?」
『バレなきゃ犯罪じゃないんですよ』
「今の録音しましたんで、おじさんに渡しますね」
「お願いします勘弁してください」
結局貸すのはなしになったが、御守り屋で売っていた短刀のレプリカをいただくことになった。
なんでもこの御守り、文章力アップの効果があるらしい。
意外と人気で、長期休みの課題作文で困った小中学生や、レポートの提出に追われる高校生、大学生までもが買いに来ているらしい。
さらには、有名な作家や、作家志望の人まで買いに来ているときた。
そんなありがたい御守りを貰った俺は、取材を元に小説を書くため、家路に着くのだった。




