表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世紀末な後始末  作者: 柊隼凌
第2章 新たな世界
PR
18/29

#18 神々の戯れ

天界 黄金宮 林檎の間


『ふぅ~、全く、神ってのも楽じゃないわねぇ、、』

何やらお疲れの女神の中の女王ヘーラー

チリンチリンッ


『お呼びでございますか?ヘーラー様』

『お呼びだからベルを鳴らしたのよ?イーリス?』

『確かに!それもそうですね!どーされたましたか?』

(どんどん馴れ馴れしくなってるわねこの子、、)


『今の今まで創造神の上の方~の偉大な運永神の神々から緊急招集で呼び出されてたのよ、、惑星に変わる面白い事を考えたからまたβ試験試して欲しいって!!』

『うわぁ、、めんどくさいやつだ、頑張ってくださいねね!ヘーラー様!』

『チッ』


『じゃから気分転換にそちと下界の話でもしようかとの』

『久々の下界トークですね!嬉しいです!!』

(…。)


『で、現状はどーなっておる?地獄の生還者達はもう捕獲済みかの?』

『いえ!全くです!!(きりっ)』

『(きりって、、)ま、全くとはどういう事じゃ?アヌビスは?アヌビスはどうしておるのじゃ?』


『えっとですねぇ、、』

『なんじゃ?ヤケに言いづらそうじゃのぉ?』


『アヌビス様はピラミッドです!』

『ん?』

『ピラミッドです!』

『話が見えんが?』


(ピラミッドだけで乗り切るのは無理かぁ!)

諦めたイーリスの口から堰を切ったように言葉が続く


『えっとですね、、アヌビス様はヘーラー様の命を受け、即日の元、下界へと降り立ちました!今回のヘーラー様よりの命は下界に逃げ込んだ生還者達を速やかに抹殺しその魂の捕縛連行でしたよね?なので、下界での身体を得たものを神が抹殺するには同じ理を持つ身体が必要となります。アヌビス様はビラミッドという名の建造物の中にお気に入りの依代を保管されてたらしく、その依代に融合し下界での身体を手に入れてからの着手となり目下奮闘中でありますっ!!』

『…、それで?』

『ですので、今はピラミッドです!』

『はぁ?』

呆れ顔のヘーラー


『ですのでって貴女、あれからどれくらいの時が過ぎてると思って?いくら何でもまだそのピラミッドでしたっけ?依代の保管場所に留まってるはずが無いでしょう!』


『アヌビス様はそれはそれは神の中でも屈強な戦士!敵をザックザックと槍で瞬殺はお手の物!それにのみならずとても真面目で誠実な神なのですっ!!』

『知っておる』


『よ、依代を得た身体で今現在ピラミッドの出口を探されております!』

『え?』ヘーラー

『え?』イーリス


『自分の管理してる建造物の出口を探してる??』

『はい。すみません先程の情報に漏れがありました。屈強で真面目で誠実な方向音痴です!!(どーん!)』

『キィィィーー!!』


『イーリス!貴方ねぇ!!!どーん!じゃ無いのよ!どーんじゃ!さっきも妾がスルーしてあげましたけど、きりっとかそう言うのいりませんから!!』


動じず続けるイーリス

『他の神でしたら転移とか瞬間移動とか壁をすり抜けるとか色々してくれるとは思うのですが、アヌビス様は真面目なのです!建物から出るのは必ず出口から!と!で、暫し待ってもらいたいと、、』


『ねぇ、イーリス、、私、疲れを癒したくて下界の話をさせたわよねぇ??』

『報告せよと命令でしたので、、』

『…。』


ブチっ!

林檎を木からもぎ取るヘーラー


『アヌビスの話はいいわ。人類の様子はどうじゃ?順調に人口を増やしておるかの?』


気まずそうに上を向くイーリス


『人口は、ですね、』

『人口は?』

歯切れの悪いイーリスにイライラし出すヘーラー


『ほぼ変わらずです!』

『なんでよっ!神器宝具を解放もしたし、聖地の効果レベルも最大にしたじゃないの!!』

予想してたのか被せ気味にまくし立てる女王


『はい!神器宝具の一部は既に何名かの手に収まりました。来るべき時に人類の助けになるのは間違いございません!!』

『なら良かったわ、』


『聖地も各地に満遍なく残っており、そこでの人類は魂の融合者達による技術の恩恵を受け、建築や農業も順調、聖地の庇護により外敵からの死傷者も報告では、、0です!きっと0です!』


『では、なぜ増えぬのじゃ??』

『聖地によって庇護されてるエリアの数は多いのですが一つ一つの範囲が狭く、そこに残る人口密度が低く恋愛に発展しにくい模様、、』

『くっ、、、』

『何せこうなる前の環境の段階でも出会いが欲しいです!って神頼みが上位にランキングしてましたからねぇ、私もそれに関してはぶっ刺さるところがございます、、うぅぅ、、』


『イーリス、貴女ほんとに口調や人柄が下界に犯され過ぎててその内に闇堕ち堕天使認定で逮捕されかねないわよ、、?』

『え?そうですか?私の世代の神はだいたい皆こんな感じですよぉ?』


グシャ!

林檎を握り潰すヘーラー


『それからヘーラー様、1つ重大なイレギュラーが怒りまして、、あ、1つじゃ無いかもですが、、』

『報告しなさい!』


『まずは軽い話題から、、』

『既に1つじゃ無いじゃないのよっ!』


『えへへ、あのですね、先程の恋愛し難い話に重複してるのですがクロノス様の神の奇跡により発動された時の操作の影響なのですが、効果の適応範囲を効くエリアと効かないエリアの2箇所に分けて、千年もの時間経過の差をつけてしまったことによって本来の土壌汚染は浄化したものの、人類以外の生物が1000年分の進化を遂げ巨大化、凶悪化をし土壌汚染以上の脅威になりその結果人類は聖地間の移動は困難、流通は止まりインフラは綺麗さっぱり消滅、本末転倒とはこの事です!』

『おまえぇえ!!』

イーリスに殴りかかろうとするモーションを見せるヘーラー


『それと地盤、土壌の強度に大きな差が生まれた模様で地殻変動もかなり起こったようです』

いつの間にか眼鏡をかけたイーリスが仕切り直す


『なぬ?具体的にはどーなったのじゃ?』


『地理が結構変わりまして、沈下して山が崩れたり逆に噴火が起きて土地が繋がったり、氷が溶けて海面が上がり海の面積が増えたりですね!』

『うーーん、別の理由の問題も含まれてるような気もしないでは無いけど、、まぁこの件は良しとしましょう』


『次にですが聖地の最大効果による庇護範囲内での回復力増加についてなのですが怪我をした場合に怪我をする前に戻すのではなく怪我を急速な細胞活性によって自己回復をさせております。これは怪我をしてようがしてまいが常に発動されており、更にプラスして神に仕える者たちからの神聖力の効果も上乗せされます』

『じゃろうな』

『細胞の活性化により細胞分裂も活発に行われ庇護範囲内の生命全ての成長が早まりました』

『!?、ま、その程度は許容範囲でしょう』


『更に、、古い細胞の消滅よりも新しい細胞の誕生の方が速いので老いた肉体が若返っていく現象が起こっておりまして、、』

『なんじゃ、、と、、!?』

『その結果、、人類は不老、長命種へと進化をしております!!』

『ええええええ、、、』

ヘーラーの髪の毛が乱れていく


『で、でも余計減りづらくなったのだから結果オーライじゃない!!きっとそうよ!!』

『ヘーラー様、前にドワーフやエルフの時に1度経験お在りのはずですが、、長命種になると子孫繁栄の意識が著しくさが、、、』


『わああああああああああ、聞こえない聞こえない聞こえなーーーい!!!』


『これって妾だけのせいじゃないしー!支部集会でも聖地効果増やすって言った時に反対意見無かったしー!』


『イーリス!いい事思いついたわ!』

『どのような事ですか?』

『この前、六道輪廻の組合からちょっとクレームが届いてね。虫達の魂がここのところ急速に増えてておかしいんじゃないかって、、流石に畜生道でもこれ以上は受入しかねないって叱られちゃったのよ、、』

『なるほどですねぇ、、地獄界だけじゃなくて天界と受付待ちの魂の多くを虫の卵に宿らせちゃいましたからねぇ、分母が増えすぎたってことになりますね』


『かと言ってその魂たちをまた天界に戻されても困りものだもの、さっき貴女ドワーフやエルフって言ったわよね?』

『え?』

『言ったわよね?』

『は、はい、まさか、、』


ニヤリと笑うヘーラー


『人類が長命種になったどさくさに紛れて絶滅した種族を呼び起こしてそこに魂を一旦保存させるように決めたわ』

『確かに、、人型の短命種が絶滅したようなものですのでこのタイミングで長命種の時代が来ても不思議に思われないかも知れませんね!!』


『木を見て森を見ずってやつね!』

『葉隠れに山を見ずってやつです!』



暫しの沈黙


『ヘーラー様、、』

神の威厳を失った姿のヘーラーを見て悲しみを隠せずにいるイーリス


ピクンッ!

イーリスが何かに反応する。


『、、何事じゃ』

疲労全開のヘーラー


『ヘーラー様にアジア支部のアマテラス様から思念伝達の許可申請が来ております』

『この疲れてる時に、、つなぎなさい』


『ご機嫌よう、ヘーラー?』

『お久しぶりねテラちゃん』


(テラちゃんて、、)

吹き出しそうになるイーリス


『面白いことがあったからヘーラーに伝えなきゃと思ってね!』

ご機嫌なアマテラス


『何よ?解った!また産まれたての神に無茶ぶりさせて遊んでるんでしょ?』

『失礼ね!そんな事しないわよ!あなたと違って!』


(仲悪いんだったっけ、、)


『ついこないだね、私、すっっっごい久しぶりに呼び出されちゃったの!!』

『呼び出された?誰によ?』


『誰かは内緒』

『くぅぅ、、』

『けどね、聞いて驚いて!下界よ!げ・か・い!』


『え?』ヘーラー

『え?』イーリス


『でしょでしょ!そう言う反応になるでしょ!!なんてったって私を呼び出せる神も今まで1人しか居なかったのに!下界によ!びっくりしちゃって私今でもまだ少し興奮してるわ!!』


『ちょ、、』ヘーラー

『ひぁあああああ』イーリス


『いやいやいやいやいや、テラちゃんも冗談がお上手だ事、、下界の民が天界の天使や伝達神ならともかく、、貴女、、太陽神じゃない!!絶対呼べるわけが無いじゃない!!』


『わーい!ヘーラーのこんなに驚いたとこ見るの数万年ぶりだわっ!!!あとでツクヨミとスサノオにも教えてびっくりさせちゃおっと!じゃあヘーラーまたね!次のお茶会で会いましょう!』


『まてまてまてまて待ってーーー、テラちゃあああん!!』


『ヘーラー様、思念がもう途切れております』


『くぅぅぅぅぅううう、イーリス!貴女今の話信じられる??』

『、、、にわかには信じがたい話なのですが、、アマテラス様のあのはしゃぎっぷりったらとんでも無かったですね、、いつもは斜に構えてらっしゃるのに、、』


『イーリス、貴女下界の監視が甘いんじゃなくって??』

『お言葉ですがヘーラー様、、』

『なによ!』


『ただいま下界は地球全土が重要監視対象です!その中からヘーラー様が喜びそうな事件を見つけられるかどうかは神であっても無理な物は無理です!、、』


『た、確かにそうねイーリス、言い過ぎました。ごめんなさい』


『解っていただけたのなら良かったです。これからはエルフのイケメンとかも見れそうですし私やる気が出てきましたよ!!』


『もおおおおお!!とりあえずイーリス!暫くはアジア支部の受け持ってたエリアに絞って注視なさい!!テラちゃんを呼べる人物が解るまでエルフの視聴は禁止とします!!』


『ええええ、、そんなぁ、、むぅ。エジプト地区はどうされますか??』


『放っときなさいっっっ!!!』

第2章の開幕として久しぶりにヘーラーとイーリスの掛け合いを書かせて頂きました!


次話からいよいよ修行編となります!

毎日更新頑張ります!


いつもお読みいただいてありがとうございます!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ