面会の決意[福岡市・夜/吉田家
◆第一章 面会の決意[
[福岡市・夜/吉田家]
光子・優子・美香が帰ったあと、
翔一は静かな部屋で、ひとり天井を見つめていた。
テーブルの上には、瑛一の“家族の絵”。
その絵の端には、由香の笑顔が描かれている。
——瑛一は、母を憎みたくないと言った。
——自分はどう生きるべきか。
翔一は思い悩んだが、
胸の奥には、離婚前、由香がまだ笑っていた頃の記憶もあった。
翔一(心の声)
「…俺も、逃げてばかりじゃいけないのかもしれない。」
翔一はスマホを取り上げ、光子へメッセージを送った。
翔一
「面会…俺も一緒に行ってみたい。
3人も同行してくれるなら、助かります。」
光子からすぐに返ってきた。
光子
「もちろん。一緒に行こうね。」
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◆第二章 拘置所面会室——静かな始まり
[福岡拘置所・面会室]
薄いガラス越し。
由香は椅子に座った姿勢のまま、固まっていた。
扉が開き、
光子、優子、美香、そして——翔一が入ってくる。
由香は、息を呑んだ。
由香
「……翔、一……?」
彼がここに来るとは思っていなかった。
目が大きく見開かれ、手が震える。
翔一は深く息を吸い、静かに座った。
翔一
「話しに来た。…瑛一のこと、そして、お前のことも。」
由香は唇を噛みしめ、目から涙がこぼれた。
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◆第三章 由香の言葉
由香は震える声で話し始めた。
由香
「…私、自分がどれだけひどいことをしたか、
やっと…ちゃんと理解しました。
裁判の間も、ここに来てからも、
毎日、瑛一の声が頭から離れなくて。」
由香
「『お母さん嫌だ』
あの言葉が——ずっと刺さってる。」
ふらつく心を必死にこらえながら、
由香は翔一を見た。
由香
「でも、でもね……
あの子が、手紙、くれたって……
光子さんたちが届けてくれて……」
由香の声が震える。
由香
「“ママ”って呼んでくれるんだって……
もう二度と、そんな日が来ないって思ってたのに……」
言葉は涙で詰まった。
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◆第四章 翔一の返答
翔一は拳を握りしめていたが、
少しずつ、手を開いていった。
翔一
「……簡単に許すつもりはない。
そんな器用な男じゃない。」
由香は小さくうなずいた。
翔一
「でも——変わろうとしてるなら、
その努力は無駄にしたくないとも思った。」
由香の目が大きく揺れた。
翔一
「瑛一は、お前を憎まずに生きたいと言った。
その気持ちに俺が背を向けたら、
父親として最低やと思う。」
静寂。
そこへ、光子がゆっくり言葉を重ねた。
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◆第五章 光子と優子からの言葉
光子
「由香さん、誰だって間違える。
でもね、間違えた後に何をするかで、
その人の未来が決まるんよ。」
優子
「瑛一くんの“強さ”に、
大人の私らがちゃんと向き合いたいって思ったけん。
あなたにも、その一歩を踏んでほしい。」
由香は泣きながらも、
まっすぐ彼女たちの目を見た。
由香
「変わります。
瑛一の…母親として……
もう一度、胸を張れるように……
生まれ変わりたい。」
翔一はその言葉に初めて、
わずかだが“安堵”を見せた。
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◆第六章 美香の言葉が刺さる
美香が、静かに前に出た。
美香
「由香さん。
私もね、親からひどい虐待を受けて育ちました。」
由香は驚いたように彼女を見つめる。
美香
「でも、光子お姉ちゃんと優子お姉ちゃん、
小倉家の家族に出会って、
やっと“愛される”ことを学びました。」
目を細め、深く息を吸う。
美香
「あなたも、変われます。
“もう一度母親になる”ために必要なのは、
今のその気持ちです。」
由香は泣き崩れ、
翔一もその姿から目をそらせなくなっていた。
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◆第七章 翔一の心が動く
面会時間が終わろうとする頃、
翔一は立ち上がって、ガラス越しに由香を見た。
翔一
「……少しずつでいい。
変わっていく姿を、俺も見届けてみようと思う。」
由香は泣きながら、必死にうなずいた。
由香
「……ありがとう……
ありがとう……翔一……!」
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◆第八章 面会後
拘置所を出た瞬間、翔一は深く息を吐いた。
翔一
「…正直、まだ怖い。
でも……あの涙が嘘じゃないなら……
俺も歩き出さなあかんのやろな。」
光子は柔らかく笑った。
光子
「翔一さん。
人を信じるんは、弱さじゃなくて強さやけん。」
優子
「焦らんでよか。少しずつでいいよ。」
美香は空を見上げながらつぶやいた。
美香
「瑛一くんの未来が、
今日また、少し明るくなった気がします。」
翔一は三人に向かって深く頭を下げた。
翔一
「ありがとう。
本当に……ありがとう。」
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◆第九章 信頼の芽生え
その夜、翔一は瑛一を風呂に入れ、
髪を乾かしながら言った。
翔一
「なぁ、瑛一。
今度、みんなでママに会いに行くか?」
瑛一の目が輝いた。
瑛一
「……うん!
ママ、がんばってるって聞いたから……
応援してあげたい!」
それを聞いた瞬間——
翔一の胸の奥で、何かが溶けた。
翔一(心の声)
「……信じてみてもいいのかもしれない。」
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◆第一章 再会の日
[福岡拘置所・面会室/春の光]
面会室には、
やわらかい春の陽射しが差し込んでいる。
由香は、
少し痩せたが、表情には以前と違う「覚悟」があった。
刑務官に案内され、
小さな足音が近づく。
瑛一(6歳)
「……ママ?」
扉の向こうから、
瑛一の小さな顔がのぞいた。
由香は両手で口を押え、
涙をこらえられなくなる。
由香
「……瑛一……!」
瑛一は迷うように一歩、二歩と進み、
ガラス越しの由香を見つめた。
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◆第二章 ガラス越しの再会
ガラスの間に、手のひらを重ねる。
瑛一の手は小さく、温かかった。
瑛一
「ママ……ぼく、手紙かいたよ……読んだ?」
由香(涙声)
「読んだよ……何回も……!
何回も読んで…そのたびに胸が痛くなって……
でも、あれが私を変えてくれた。」
瑛一は小さくうなずいた。
瑛一
「ママ……がんばってるって、
光子お姉ちゃんが言ってたよ。」
由香の唇が震えた。
由香
「うん……がんばってるよ。
もう二度と、あんなママには戻らない。
約束する。」
瑛一は、ぎゅっと拳を握った。
瑛一
「……ぼくね、
ママのこと……すきでいたい。」
由香は膝の上で泣き崩れた。
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◆第三章 翔一が伝えること
翔一がゆっくり口を開く。
翔一
「瑛一は、前を見ようとしてる。
だから……由香、お前もその努力を続けろ。」
由香は涙を拭き、姿勢を正した。
由香
「……はい。
私、本気で変わります。」
そして彼女は、瑛一を見つめた。
由香
「瑛一。ママは、
“強くて、優しいママ”
になりたい。
だから…もう少しだけ待っててね。」
瑛一は目を潤ませながら笑った。
瑛一
「うん! 待ってる!」
ガラス越しの再会は、
涙と決意に満ちていた。
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◆第四章 由香が受ける更生プログラム
面会後、由香は“母として再出発する道”に踏み込んだ。
それは刑務所の中で行われる、
児童虐待・DV加害者向け再生プログラム。
■1 心理療法セッション(週2回)
臨床心理士が担当し、
虐待の根本となった感情を紐解いていく。
* 衝動性のコントロール
* 怒りの扱い方
* 過去の家庭環境によるトラウマ
* 攻撃性の発生メカニズム
* “親としての責任”とは何か
由香は毎回、
涙を流しながらも真剣に向き合った。
■2 育児・家族プログラム(週1回)
元保育士や児童福祉士が講師となり、
* 子どもの心の発達
* 愛着形成
* 子どもを傷つける言葉の例
* 正しい叱り方
* 安心感の作り方
を学ぶ。
授業ノートには、
毎回びっしりと書き込みがあった。
■3 手紙を書く“自己省察訓練”
瑛一にではなく、自分自身への手紙。
「私はなぜ、あんなことをしたのか」
「どう変わろうとしているか」
「これからの家族をどう守るか」
書くたびに涙で文字が滲むが、
その積み重ねが由香を変えていった。
■4 夜の読書課題
心理学、育児書、家族再生の本を読む。
寝る前に、必ず一行、
「今日の私が、明日の私を変える」
と手帳に書くのが日課となった。
■5 評価面談
担当医・心理士・刑務官が
由香の変化を評価する。
初回は「怒りの制御が不十分」。
3ヶ月後、
担当心理士はこう記した。
『反省が感情でなく行動に表れ始めている』
翔一にも報告され、
彼は静かにうなずきながら聞いた。
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◆第五章 由香の決意
夜、独房で由香は小さくつぶやく。
由香
「瑛一……
あなたがくれた“ママ”って言葉、
私は絶対に裏切らない。」
薄い布団にくるまり、
初めて穏やかな涙を流した。
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◆第六章 翔一の心の変化
翔一は美香や光子・優子と電話で話し、
翔一
「……もう少し、信じてみようと思う。
俺にも……瑛一にも……
あいつにも、未来があっていいはずや。」
光子
「翔一さん、ふたりが強くなるのを
わたしらも応援しとうよ。」
優子
「大丈夫。由香さん、ちゃんと変わるけん。」
美香
「瑛一くんの“許す心”が、
大人たちを変えとるんです。」
翔一は、
少しだけ自分の胸が軽くなるのを感じた。
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◆第一章 静かな春――仮釈放審査
福岡女子刑務所・面談室。
刑務官に呼ばれ、
由香は緊張した面持ちで入室する。
担当矯正官、心理士、仮釈放審査官が並んでいた。
審査官
「由香さん。
あなたの更生プログラムの評価は、
どの担当者からも“前向き”と報告されています。」
由香は、ぎゅっと手を握りしめる。
心理士
「あなたは、虐待の要因となった
“怒りの制御”
“自己否定の癖”
“孤立”
と真正面から向き合いました。」
矯正官が書類を閉じ、はっきりと言う。
「本日付けで、仮釈放を許可します。」
由香は息を呑んだ。
由香
「……ありがとうございます……!
私……必ず、まっすぐ生きます……!」
涙をこぼしながら頭を下げた。
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◆第二章 二度目の再会――“ママおかえり”
春の風が吹く、公園。
由香は民生委員と社会復帰支援員の付き添いのもと、
再会場所に向かう。
ベンチの向こうで、
瑛一が走り寄ってきた。
瑛一
「ママーーっ!!」
由香は思わず膝をつき、
抱きしめる。
由香(涙声)
「会いたかった……会いたかったよ……!」
瑛一
「ママ、がんばったん?
ぼくね、ずっと信じとったよ!」
由香は瑛一の背中を抱きしめ、
嗚咽をこらえることができなかった。
その少し離れた場所で──
光子・優子・美香・翔一が、
あたたかく見守っていた。
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◆第三章 ファイブピーチ★、本気のサポート開始
翌週、博多南公民館。
ファイブピーチ★とファイブシード★、
そして爆笑発電所メンバー全員が集合。
ステージ中央には
なぜか巨大な横断幕。
『由香、社会復帰おかえりスペシャル!!
~笑って更生・泣いて前進~』
由香
「えっ……わ、私……こんな派手に……?」
優子
「そげん気にせんでよかよ!
ここは笑ったもん勝ちっちゃけん!」
光子
「まずは“再スタート祝い大爆笑ライブ”
から始めるけんね!」
美香(爆笑トークMC担当)
「由香さん、いじりポイント山ほどあるんで覚悟しとってください。」
由香
「えぇぇぇぇ……(震)」
しかし観客席には、
地域の人、保護司、幼稚園の保護者、
そしてアビスパ福岡の選手や
地元バドミントンチームまで。
みんな、由香の再スタートを応援するために集まっていた。
⸻
◆第四章 “爆笑発電所”への強制加入(?)
光子が前に出て、
なぜか金色の札を掲げた。
「爆笑発電所福岡本社」
準構成員 由香
強制加入証」
由香
「待って待って!?
なんで“強制”って書いてあるんです!?」
優子
「だって、うちらん世界はね、
笑ってない人がいちばん危ない
って知っとるけん!」
光子
「笑いは心の筋トレ!
由香さん、毎週“笑顔トレーニング”に通う義務ありです!」
泉(イズヒロペアの泉)
「うちの“笑撃ヨガ教室”にも参加してもらうけぇ!」
宇宙
「“無表情禁止令”も発動するけぇ!」
観客
「わははははは!!」
由香
「…………(なんでこんな方向に……)
……でも……
なんか……
みんなに助けられとう気がする……」
⸻
◆第五章 瑛一の言葉
ライブの最後に、瑛一が小さなステージに上がる。
マイクを握り、ゆっくり言う。
瑛一
「ママ。
ママが変わろうとしとるの、
ぼく、見とるけんね。
これから一緒に……
笑っていこう。」
観客席が静まり返り──
次の瞬間、拍手がホールを揺らした。
由香は涙をぬぐいながら、
瑛一の手を握る。
由香
「うん……!
笑って、生きる。
それが……
私の、新しい生き方や。」
爆笑発電所メンバー全員
「せーの!!」
「“ようこそ由香!!爆笑発電所へ!!”」
⸻
◆第六章 その後
* 由香は更生プログラムを継続
* 公民館での清掃ボランティアに参加
* ファイブピーチ★のライブでは託児係に
* 光子&優子のラジオに“謎の準レギュラー”として登場
* SNSで「#由香更生日記」が大人気
* 地域の子育て支援講座にも参加
* 瑛一との関係は着実に修復
そして地域住民はこう言い始めた。
「由香さん、ほんとに変わったね。」
「今の由香さん、めっちゃ明るい!」
「瑛一くん、幸せそうやね。」
⸻
◆爆笑発電所・博多本部
〜「正会員任命式」当日〜
博多公民館・大会議室。
ファイブピーチ★、ファイブシード★、爆笑発電所女性部・男性部、
さらには名古屋/山口/札幌/江津支部もオンラインで参加。
中央にはなぜか鳥居みたいなものが建っている。
由香
「ちょ、ちょっと待って!?
なんで任命式に鳥居があるんですか!?
ここ宗教団体じゃないですよね!?」
光子
「安心して!ウチらは健全な“爆笑団体”やけん!」
優子
「笑いの神様を通す“儀式的な演出”やね〜」
泉
「ほぼバラエティ番組じゃけぇ!」
宇宙
「安全祈願もかねとるけぇ!」
会場爆笑。
⸻
◆正会員任命
光子が金色のスタンプ(なぜか巨大)を取り出し、
由香の会員証へ──
どーーーん!
優子
「はい、由香さん。
本日より爆笑発電所 《正会員》 です!」
拍手と爆笑に包まれる。
由香
「で、でも私……本当に笑ってもいいのかなって……ずっと……」
美香
「由香さん、もう十分。
笑って、泣いて、ちゃんと前に進んどるよ。」
翔一(瑛一の父)
「うん……。俺も安心して見とれる。」
観客席
「おめでとうーー!!」
⸻
◆そして事件は起きた
優子
「じゃあ、正会員恒例の“初日サプライズゲスト”呼ぶよ〜!」
光子
「ふわもちぷにすけ〜!!」
──ステージの袖から
陽翔と結音が
おそろいの“天使衣装”で登場。
観客
「かわいすぎるううう!!」
陽翔
「いくばい!
はると、ハイパー誘惑うぃんく〜!」
結音
「ゆのんも、ちょーしゅき〜の
極上の投げちゅ〜!」
\ パッ パッ パァァァァン!! /
(謎の効果音)
由香
「えっ、かわ……えっ、待って……
ちょ……っ……か、かわ……すぎ……」
頭がぐらり、と傾く。
優子
「やばっ!!由香さん、魂抜けかけとう!!」
光子
「チャクラ切れ寸前!!だれかチャクラ注入ー!!」
泉
「うちの必殺技“爆笑呼吸・壱の型”いくけぇ!!」
ひろ
「いやそれ肺活量の無駄遣いやろ!!」
⸻
◆魂が抜けかけた4人目、認定
爆笑発電所・公式認定員(なぜか白衣)が前に出る。
認定員
「えーっと……心拍数安定、瞳孔開きあり……
はい、“魂が抜けかけた人”認定しまーす。」
ペタン。
(でっかいシールを由香の胸に貼る)
シール
《魂ヌケ4号》
会場
「ぎゃははははは!!!」
陽翔&結音
「やった〜!またメロメロにできた〜!」
由香
「……あ、あんたたち……
破壊力……強すぎ……(白目)」
瑛一
「ママ〜、がんばれ〜(笑)」
⸻
◆ラスト:由香のつぶやき
式が終わり、外に出たところで──
由香は春の日差しを見上げて小さく笑った。
由香
「……私……
本当に“戻ってきても良かった”んだね……
しかも……こんなに笑って……
本当に幸せやん。」
その横で瑛一が手を握る。
瑛一
「ママ、爆笑発電所の正会員になったけんね。
これからいっぱい笑おうね。」
由香
「うん……!笑いながら、生きていく。」
そしてふわもちぷにすけが突然──
陽翔
「ママ、ちゅ〜!」
結音
「由香しゃん、だいしゅき〜!」
由香
「……っ!!
また魂取られるとこやった!!」
会場
「ぎゃははははは!!」
⸻
━━━━━━━━━━━━━━━
◆1:由香、爆笑発電所《地獄の初期研修》へ
━━━━━━━━━━━━━━━
博多区・小倉家地下にある“秘密基地”。
(秘密なのに、地域の主婦会・子どもたち・ファイブピーチ★が普通に出入りしている)
光子
「じゃあ由香さん、今日から“新人研修”やけんね!」
優子
「めっちゃ簡単よ。
“笑いながら生きる”ための基本スキルば
叩き込むだけやけん!」
由香
「ぜ、全然簡単じゃなさそうなセリフやけど!?」
郷子(山口弁)
「由香さん、覚悟決めちゃってぇよ!」
泉(大阪弁)
「新人はまず“爆笑耐久トレ”からやで!」
宇宙(山口弁)
「息吸う暇なく笑わせるけぇ覚悟せぇよ!」
――1分後。
\ どっっっっしゃぁぁぁ!!! /
由香
「ひっ……ひぃ……!!
ちょ……腹筋……崩壊……!!
死ぬ……笑い死ぬ……!!」
ふわもちぷにすけ(陽翔&結音)
「由香しゃん、がんばれ〜!!」
陽翔
「必殺!ハイパー誘惑ウィンク!ばい!」
結音
「ゆのんは、
“だいしゅきビーム” とどけま〜す!」
由香
「ぬあぁぁぁぁ!!
また魂抜けるぅぅぅ!!」
認定員
「はい、魂抜けかけ記録:本日3回目〜。
新人としては優秀です!」
美鈴
「新人のくせに壊れかけスピード早すぎやろ!」
爆笑。
⸻
━━━━━━━━━━━━━━━
◆2:親子で行く“爆笑温泉合宿”
━━━━━━━━━━━━━━━
小倉家に泊まり込みで研修する中──
翔一が提案する。
翔一
「……美香ちゃん、光子ちゃん、優子ちゃん。
もし良かったら、由香と瑛一と俺も一緒に、
温泉に行ってもいいか?」
美香
「もちろんです!家族そろって行きましょう!」
光子
「温泉って、爆笑発電所的には義務研修やけん!」
優子
「湯けむりと笑いやね!」
――そして、やってきました。
“源泉かけ流し・爆笑湯”(小倉家命名)。
瑛一
「ママ、一緒に入ろ?」
由香
「うん……。ありがとう……瑛一……」
光子(露天風呂)
「見てみ、あの二人。
久々に“親子”の顔しとうよ。」
優子
「ほんとやね……。
なんか胸があったかくなるっちゃん。」
そこへ突然──
陽翔
「いくば〜い!!」
結音
「ゆのん、飛ぶ〜!!」
ぱしゃーーーん!!!
由香
「ぎゃあああ!!熱っ、ぬるっ、たのしっ!!」
美鈴
「なんで裸でギャグ放り込むんよアンタら!!」
光子
「陽翔、結音!風呂で飛び込み禁止!!」
ふわもちぷにすけ
「はぁ〜い!!」
翔一は湯船の端で
そっと、由香と瑛一の姿を見つめる。
翔一
(……あいつ、本当に……変わろうとしとるんやな。)
⸻
━━━━━━━━━━━━━━━
◆3:SNS生配信デビューで“事故る”
━━━━━━━━━━━━━━━
由香
「今日……私もSNSで配信してみる……。
過去の私みたいな人に向けて……
何か、伝えられるかもしれんけん。」
光子
「いいね!配信機材そろえとく!」
優子
「ウチらが横でフォローするけん安心して!」
――配信開始。
コメント
《由香さんだ!》
《本当に更生頑張ってる!》
《応援してる!》
由香
「あ、ありがとうございます……っ」
そこへ──
陽翔
「ママ、でびゅーおめでとう〜!」
結音
「配信ジャーーーンプ!!」
ズザァァァ!!
カメラへダイブ!
視聴者コメント
《!?!?!?》
《赤ちゃんアイドルきた!!》
《ふわもちぷにすけ降臨www》
《由香さんの配信が乗っ取られたw》
《尊死w》
由香
「こ、これは!?
あんたたち〜〜!!」
光子
「大丈夫大丈夫!むしろバズった!」
優子
「“爆笑更生ママ”ってトレンド入りしとる!」
由香
「ええぇぇぇ……」
⸻
━━━━━━━━━━━━━━━
◆4:『笑顔で更生マーチ』制作回
━━━━━━━━━━━━━━━
ファイブピーチ★
「由香さんのために、テーマ曲作ろう!」
光子(作曲)
「タイトルは……
『笑顔で更生マーチ』!」
優子(作詞)
「1番は“転んでもええけん立とう”で、
2番は“笑いながら前向きになろう”!」
美香(編曲)
「間奏は、ふわもちぷにすけの足音入り!」
奏太
「ギターソロは爆走や!」
小春
「優しく包む感じにするね!」
──試しに演奏してみる。
♪ 笑って 泣いて
それでも歩いていく
ひとつの笑顔が
誰かを救うから ♪
由香
「……っっ……
すごい……。
私……歌っていいのかな?
笑っていいのかな……?」
光子
「いいに決まっとるやん!」
優子
「ウチらが背中押すけん!」
瑛一
「ママの歌、聴きたい!」
翔一
「……お前はもう“戻ってきた”んや。
胸張ってええ。」
由香
「……ありがとう……みんな……!!
こんな私でも……
笑って生きていいんやね……!」
──涙と笑いの中で、
“更生マーチ”は大成功で完成した。
⸻




