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爆笑三姉妹〜陽翔・結音誕生から、燈真・灯乃、彩羽・悠翔誕生まで  作者: リンダ


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124/155

せいちゃん、苺大福になる?



― インコ一家、全国制覇の瞬間 ―


(リビング・テレビ前)


テレビから流れる歓声。

「博多ドンタクス、優勝〜〜〜!!」


せきちゃん、羽をバサァッと広げて絶叫。


せきちゃん

「オレもいく!!美鈴さんのバックアタックする〜〜〜!!」


せいちゃん

「ちょっと待ちなさいあんた、体重と重力考えなさいよ」



― 無謀なジャンプ ―


せきちゃん、勢いよくジャンプ!!


「トォォォォォォッ!!!」


……が。


滞空時間、0.8秒。



― 着地点:完全にミス ―


ドスッ


せいちゃんの頭に直撃。


せいちゃん

「ぎゃあああああ!!頭バレーやないかい!!!」



― カオス拡大 ―


きびまる(冷静)

「今の完全にネットタッチやろ」


しらゆき(ふるふる)

「いや…着地ミスです…たぶん…」


あわまる(大爆笑)

「整骨院送り一名追加ーーー!!」



― せきちゃん、謎のドヤ顔 ―


せきちゃん(胸張って)

「決まった…バックアタック…」


せいちゃん(ブチギレ)

「どこが決まっとんねん!!頭にアタックしとるやろ!!」



― 実況(インコ脳内) ―


実況風きびまる

「せきちゃん選手、見事な“家庭内誤爆アタック”!

 被害はせいちゃん選手の頭部に集中しています!」



― さらに余波 ―


せいちゃん

「もうあんた今日から“ベンチスタート”やけんね!!」


せきちゃん

「えぇ〜!?エースやのに!?」


しらゆき

「いや、今のは出場停止レベルです…」



― テレビの向こうでは ―


美鈴のインタビューが流れる。


「笑って繋ぐ、それがうちらのバレーばい!」



― インコ一家、静かに一言 ―


あわまる

「……うちらも“笑ってぶつかる”やね」


せいちゃん

「いや違う、ちゃんと着地しなさい」



― ナレーション風締め ―


その日、

全国で5万2000人が腹筋崩壊し――


さらに、インコ一家では

1羽が頭部着地事故で出場停止となった。


だが、それでも。


笑いは止まらない。






― 翌日・インコ一家の応援席 ―


この前の“せきちゃん頭上着地事故”を受けて、

せいちゃんはついに決断した。


せいちゃん

「もう同じ悲劇は繰り返さんけんね。今日は完全防備でいくわよ」


そう言って現れたせいちゃんの頭には――

インコ専用フルフェイスヘルメット。


丸っこくて、白くて、ほんのり赤いライン入り。

しかも顔まわりが絶妙にふくれて見える。


きびまる、二度見。


きびまる

「……お母さん、なにそのかっこう」


しらゆき、首をかしげる。


しらゆき

「なんか……頭が苺大福みたいです……」


あわまる、即座に吹く。


あわまる

「やばっ、応援隊長やなくて和菓子隊長やん!」



― せいちゃん、ムッとする ―


せいちゃん

「和菓子て何よ!これは安全第一の最先端装備よ!」


せきちゃん

「でもちょっとおいしそう」


せいちゃん

「あんたは黙りなさい!原因あんたやろが!」



― さらに好き放題言われる ―


きびまる

「“いちご大福防御型リベロ”って感じ」


しらゆき

「転んでももちもちで守られそうです…」


あわまる

「背中に“要冷蔵”って書いときたい!」


せいちゃん

「誰が冷蔵保存される食品よ!!」



― テレビ前、応援開始 ―


試合映像が流れ、博多ドンタクスが映る。


テレビ

「さあ、今日も美鈴キャプテンのスパイクが炸裂!」


せきちゃん、羽をバサッ。


せきちゃん

「うおおお!オレも飛ぶ!!」


せいちゃん、ヘルメットのシールドをカシャンと下ろす。


せいちゃん

「来なさい。今日は頭上着地されても大丈夫よ」


あわまる

「受ける気満々やん!」



― まさかの再現 ―


せきちゃん

「美鈴さんバックアタック〜〜!!」


ぴょん!!


……ふわっ。


……そして。


コツン。


ヘルメットの上に着地。


せいちゃん

「おっ、今日は軽い!」


せきちゃん

「おおっ!?今日は痛くない!!」


きびまる

「ヘルメット、大正解やん」


しらゆき

「ほんとに苺大福が役に立ちました…」


せいちゃん

「だから苺大福言うな!!」



― だが、別の問題発生 ―


ヘルメットがつるつるしていて、

せきちゃん、足を滑らせる。


せきちゃん

「うわああああ、すべるーーー!!」


そのまま前に転がって、

テレビ台の前にころん。


あわまる

「苺大福の上で餅つき失敗したみたいやん!」


せいちゃん

「それもう私まで食べ物扱いやないの!!」



― インコ一家、大爆笑 ―


きびまる

「今日のベストプレー、試合やなくてこっちやろ」


しらゆき

「全国整骨院送りの次は、全国和菓子送りですね…」


せいちゃん

「訳のわからん送り先作らんで!」



― ナレーション風締め ―


こうして、インコ一家の応援席には

新たな伝説が生まれた。


“苺大福ヘルメットのせいちゃん”


それは、愛と安全と、

ちょっとした屈辱でできた

最強の防御装備だった。


そして今日もまた、

テレビの前では試合以上に

別の熱戦が繰り広げられていた――。






― インコ一家・完全防備モード ―


せきちゃん

「オレもヘルメットほしい!!エースは装備からやろ!!」


その結果――


全員装着。


ころん。ころん。ころん。


白くて丸いフォルムが並ぶ。


あわまる

「……なんこれ」


きびまる

「完全に雪見だいふく軍団」


しらゆき

「冷凍庫から出てきたみたいです…」


せいちゃん

「誰が冷やされとる和菓子や!!応援や応援!!」



― テレビ前、異様な光景 ―


テレビでは美鈴のスパイク。


せきちゃん(テンションMAX)

「きたぁぁぁ!!オレもジャンプ!!」


せいちゃん

「ちょっと待て、そのフォーム嫌な予感しかしな――」



― 飛んだ ―


ぴょーーーーん!!


(ヘルメット反射で妙に光る)



― 着地点:またおかしい ―


ズドン!!


せいちゃんの背中直撃。


せいちゃん

「ぐえぇぇぇぇぇ!!」



― ブチギレ発動 ―


せいちゃん(振り向きざま)

「いたいやないかい!!おんどりゃ〜なにすんじゃ〜!!!」


せきちゃん(背中に乗ったまま)

「バックアタック成功!!」


せいちゃん

「成功しとらんわ!!完全に交通事故やろが!!」



― 周囲の反応(冷静すぎる) ―


きびまる

「今回は頭やなくて背中やね」


しらゆき

「ダメージ分散は成功してます…」


あわまる

「でも痛そう度は前回の1.5倍やな」



― さらに悪化 ―


ヘルメット同士が当たって――


ゴンッ


せいちゃん

「二重衝撃やないかい!!」


せきちゃん

「安全装備なのにダメージ増えとる!!」



― バランス崩壊 ―


せいちゃん、ふらつく。


そのまま――


コロンッ


雪見だいふく状態のまま横転。



― 連鎖事故発生 ―


ドミノ式に


ころん → ころん → ころん


インコ全員転がる。


あわまる

「うわあああ雪見だいふく崩れたーーー!!」


きびまる

「誰か冷凍庫閉め忘れたやろ」


しらゆき

「溶ける前に戻しましょう…」


せいちゃん(下敷き)

「誰が保存食品やぁぁぁ!!助けぇぇぇ!!」



― テレビとの温度差 ―


テレビ

「さあ美鈴キャプテンの完璧な着地!」


インコ側

「着地失敗!!」「全員クラッシュ!!」



― 最後の一言 ―


せきちゃん(転がりながら)

「オレたちも…笑って繋いだな…」


せいちゃん

「繋いだのは事故の連鎖やろがぁぁぁ!!!」



― ナレーション風締め ―


その日――


全国で5万2000人が腹筋崩壊し、

そしてインコ一家では――


“雪見だいふく連鎖事故”が発生した。


安全装備は、確かに守った。


だが同時に――

笑いの破壊力も、最大限に引き出してしまったのだった。


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