58-22.決着
「決着! 決着です!! 勝者は!! ミユキ選手ぅ!!」
お姉ちゃん……。大人げないよぉ……。
アルルもいっぱい頑張ったのにぃ~。
バンバンレアカード使ってさ~。
流石にこれはなぁ~……。
というか本当に守護神なりたいの?
もう懲り懲りなんじゃなかったの?
ほんと、どういうつもりなんだか……。
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「アルル。あなたは後継者よ。教育するからそのつもりでいなさい」
「あい!」
え? お姉ちゃん?
「アリス。実務は全て任せたわ。アルルにも色々教えてあげてね」
「うん! 任せて!」
えぇ……?
「小春。そういうわけだから。週一であの部屋にアルルを届けて頂戴。世界樹との契約が済んだら私は部屋に戻るわ」
えぇ~~~~~!?
「なんで!? お姉ちゃん!? どうしてそこまでしてくれるの!?」
「何を驚くことがあるのよ。必要だと思ったから動いただけよ。そろそろ仕事の一つもしたいと思っていたし。丁度よかったわ。そういうわけだから気にしないで頂戴」
お姉ちゃん……。
急に動き出すんだもんなぁ……びっくりしちゃうよ……。
「ありがとう。お姉ちゃん。どうせだから表彰式も出席していってね♪」
「……遠慮したいわ」
あはは♪ もう♪
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「アルカ様♪ 三位のテミス様には何を贈られますか♪」
ミヤコに舞台袖に呼び出されたから何かと思ったら、そんなことを言い出した。
「本来は何を贈ろうとしていたの?」
「デート権です♪ もちろんアルカ様と♪」
「……そのままで良いんじゃない?」
「がってんです♪」
「待って待って。冗談だから」
「はい♪ アルカ様♪」
……とはいえどうしましょうか。
「世界樹のアクセス権。なんて如何だろう」
げ。現れたわね。テミスさん。
「盗み聞きなんて趣味が悪いわよ」
「堂々と近づいたではないか」
「一緒でしょうが。世界樹に関しては当然無理よ。他のになさい」
「構わんとも。エーテルに頼めば済む話だ」
どうしてそれを私に言うのよ。わざわざ。
「仲直りしよう。それで十分だ」
「構わないわよ。別に喧嘩をしていたつもりはないけれど」
「そうか。それは結構。デート、楽しみにしているぞ」
……は?
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「コハルちゃん!! もっかい!!」
ホノカさんが消化不良だ。
「小春。延長線だ」
「小春様♪ 私が勝ったら欲しいものがあるの♪」
銀花お姉ちゃんと影裡さんまで……。
「コハルちゃぁ~~~~~ん!!!」
げっ。イコル。
「結果的には順当だったわね。イコルはやっぱり返すわけにもいかないし」
テラス。ようやく思い出してくれたのね。
「ごめんなさい、ノルン。力が及びませんでした」
テルス? もしかして私の心に訴えようとしてる?
「お祭り騒ぎもようやく終わったね♪ さあ♪ 実験を再開しよう♪ 配信システムの名は考えておいてくれたかな♪」
あ。忘れてた。
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世界樹ネットの構築が完了し、配信システム(アルカネット・アウトサイド)の運用が始まってから更に暫くして。
私たちは一度クオレリアに戻ることにした。
クランやメルちゃんの件も気になっている。
世界樹ネットの試験運用も必要だ。私がクオレリアにいる間も他の世界が同じ速さで流れるのか実地で試してみたい。
皆とはほんの少しお別れだ。
と言っても本当に短い時間だ。精々数日だ。またすぐ戻ってくる。新世界でやるべきことだってまだまだいっぱいあるのだ。私たちに休んでいる暇はない。
「留守は任せて♪ コハルちゃん♪」
「ゆっくりしてきなさい。コハル」
「お願いね、ホノカさん♪ ミアさん♪」
ホノカさんとミアさんは、一度自分たちの世界に帰って世界樹を植えた後、再びリマニアールに戻ってきてくれた。約束通り暫くはこの世界の運営を手伝ってくれるそうだ♪
「私たちは一度帰ろう」
「また近い内に遊びに来るね。コハル」
「またね♪ 銀花お姉ちゃん♪ ユーシャお姉ちゃん♪」
シュリちゃんとシュテルちゃんは、まだ暫くリマニアールに残ってくれるそうだ。ユーシャお姉ちゃんの許可も無事に降りたらしい♪ ありがとう♪ 皆♪
「私たちはどうしよっか」
「小春様の世界に遊びに行ってみましょうよ♪」
「歓迎するよ♪ 影裡さん♪ 綺透さん♪」
なんならリーリャさんは今も私世界でシノブと一緒に何かやってるみたいだし。ついて来ても問題ないよね。世界樹ネットでいつだって帰れるんだし♪
「早めに用を済ませて帰ってきなさい。アルカ」
「ぐすん……。早く帰ってきてね~。コハルちゃ~ん……」
「少しだけ留守番お願いね♪ テラス♪ イコル♪」
さて♪ これ以上はキリがないから出発しましょうか♪
グズグズしてるとまた誰かに捕まっちゃうかも♪ ふふ♪




