58-18.一次審査
「だいたい何故水着なのだ。守護神と関係無いだろうが」
とか言いつつ、水着を手に取って選び始めたテミスさん。意外と興味あるのかしら? テミスさんも女神らしく激マブ美人さんだから絶対似合うわね♪
「おい。いつまで見ている。出場者の一人に主催者が張り付くのはルール違反だろうが」
「逃げない?」
「当然だ」
「そう。なら楽しみに待っているわ♪」
「ふんっ。早く行け」
ふふ♪ 今はこれくらいにしておいてあげましょう♪
私はテミスさんの側を離れて審査員席に向かった。
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「「アルカ!」」
「カディア♪ アネル♪ あなたたちもいたのね♪」
二人が駆け寄ってきた。二人とも順調に成長してるわね♪
「アルカ様♪」
「あらレーネ♪ あなたも審査員を務めてくれるのね♪」
「はい♪ 頑張ります♪」
人事の最高責任者であるレーネなら相応しいわね♪
「私もいますよ。アルカ」
「ふふ♪ ノアちゃんは私の零番だものね♪」
「ノア。席を半分開けなさい」
「セラフもですか。どうぞ。座ってください」
ふふ♪ 仲良し♪
「小春♪ 私にも席を用意して頂戴♪」
「コトネも? けど審査員席は五つよ。今回は諦めて頂戴」
ステージ上にしっかりセットまで作られているんだもの。この状況で増やすのはなんか違うでしょ。
「そっちじゃなくて♪ 実況席♪」
ああ。
「ミヤコ~!」
「は~い♪」
ミヤコはあっさり了承してくれた。良かったね、コトネ。
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「さあ皆様!! 出場者の準備が整ったようです!!」
司会のミヤコが声を張り上げる。
「実況のコトネさん♪ 一言どうぞ♪」
「そうですね。今回は女神の頂上決戦ということで。いつにも増して綺麗所が集まっています。何より皆さんの熱量が凄まじい。我らがアルカ世界の守護神という誰もが夢見る名誉が懸かっていますからね。その情熱も当然のものでしょう」
コトネも自分から言い出しただけあって張り切ってるね。
「特に注目されている選手についてお聞かせ頂けますか?」
「やはりアルル選手でしょうか。あのちっちゃなボディに似合う水着とは如何様なものなのか。というか種目おかしくない? なんで幼児が出場する大会の第一種目が水着なの?」
「さあ! 選手入場のお時間です!!」
ミヤコはコトネの実況を打ち切った。
カナエ率いるカナちゃんズの面々が、出場者たちを壇上へと導いた。
ふふ♪ リネスもすっかりカナちゃんズの一員として馴染んでる♪
壇上に横並びになった出場者たち。既に全員が水着姿だ。今回は前回みたいな可愛いさより、美しさが際立つ印象だ。
「驚きました。アルルまで成長しているじゃないですか」
あれはシュテルちゃんに習ったのかしら? それともイルルのサポート? 何にせよ、素晴らしい成長具合だ♪ ちょっと私にも似てるわね♪ 流石は我が愛娘♪
壇上に並ぶ八人の美女。
イコル、アルル、ホノカさん、テラス、テルス、影裡さん、銀花お姉ちゃん、テミスさん。
全員が美の女神と称されてもおかしくない程にキマっている。思わず溜息が出そうな美しさだ。
なんというか、あまりにも綺麗すぎていやらしい気持ちとか湧いてこないのよね。うっとりしちゃう。
「いや~♪ 圧巻ですね~♪ これは誰が勝ち上がってもおかしくはありませんね♪ 実況からもどうぞ一言♪」
「ダメよ! 間違っているわ!!」
あらま。
「皆大人モードなんて話が違うじゃない! 本質を忘れちゃダメよ! 小春は◯リコンよ! 審査員からの総合得点よりも小春の高得点を目指すべきよ! 水着だからって惑わされないで! ありのままの自分を出していきましょう!!」
おいこら。
「え、え~と。審査員の皆さんも♪ どうぞ一言ずつ♪」
ミヤコが珍しく困ってる。
「「?」」
カディアとアネルが首を傾げた。
「水着に必要なのは立派な胸部です! 豊かなお尻と長く艷やかな脚です! 大人モードこそがよりよく魅せるのに適したフォームなのです! コトネは何もわかっていません!」
レーネはキレた。
「皆さんとても綺麗です。これは悩んでしまいますね」
「そうね。良いわ。とても」
ノアちゃんとセラフは流した。
皆の視線が私に集まる。
さて。何を口にしたものか。
「……全員満点あげちゃう♪」
「「「「「「ダメに決まってるでしょ!!」」」」」」




