表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で始める白猫少女との二人暮らし ~だったのは最初だけ。最強の悪魔女が美少女ハーレムの主になって神々と世界を従えるチートな日常譚~  作者: こみやし
58.白猫少女と新世界開拓

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1802/1870

58-15.始動


 リマニアール。



 私は新世界にそう名付けることにした。


 リマニは港。アールは……ノアの方舟が嵐の果てに乗り付けた「アララト山」の現地語名だ。


 この世界に流れ着いた者たちには再出発の機会が与えられる。一時心と身体を癒し、新たな世界へ導かれていく。


 私たちはそんな世界にしようと話し合った。皆が私の想いに賛同してくれた。同じ未来を志すと約束してくれた。



 世界樹から生まれた幼子には『リマニア』と名付けた。


 彼女は世界樹と共に成長していくだろう。この世界の全てを見守り続けるだろう。どうか彼女とこの世界の未来が皆から祝福されたものでありますように。そう願う。



 リマニアの誕生に続いて、テラスとリマニアの契約も行った。テラスは正式に『リマニアール』の守護神となった。


 私はまた暫く寝込んだ。なんならテラスも寝込んだ。リマニアールの力は既に強大過ぎるものだった。私もテラスと繋がっているから間接的に力が流れ込んできたのだ。



 目覚めた頃にはシュリちゃんの作業も終わっていた。私を観測する神々に向けた配信サービスを行うための装置、その名称を決めるようにと求められた。寝て起きたらまた名付けだ。リマニアールの時も散々悩んだのに。


『これに関しては先に決めておかなかったアルカの落ち度でしょ』


 それはそう。


 いえね。私としてはプラットフォームはシュリちゃんに預けちゃっても構わないのよ? 私は一配信者として専属契約を結ぶだけでもね。


 その方がシュリちゃんも儲かるじゃない?



「もちろんやるよ♪ コハル叔母さんと共同運営で♪」


 あ、はい。しっかりしてらっしゃる。



「実務は私がやるからさ♪ 極力叔母さんの負担にはならないようにするからね♪ もちろん取り分はこんな感じで♪ これはもちろんプラットフォーム側としてね♪」


 そのまま詳しい契約内容を説明された。利益の中から役員報酬まで出してくれるそうだ。太っ腹。


『ちゃんと理解しなさいよ。親戚だからこそ、なあなあにすると後が怖いわよ』


 イロハ任せて。


『シイナの領分よ』


 じゃあシーちゃん。


『イエス、マスター』


 いつもありがとう♪ いっぱいご褒美あげるからね♪


『楽しみです。マスター♪』




----------------------




 配信サービスを利用して界賊や賞金稼ぎたちを纏めてこの世界に集めることにした。


 具体的な内容はまだこれからだけど、取り敢えずの方針としてはそんなところだ。


 シュリちゃんには配信サービスの件だけでなく、世界樹を利用した異なる世界間のネットワーク構築も頼んでいる。


 こっちは銀花お姉ちゃんとユーシャお姉ちゃん、それにキスカちゃんとファスタちゃんたちが中心となり、リマニアや異世界の皆も全面協力してくれる話になっている。


 もちろん私たちもだ。手始めに私世界も繋いでみることにした。


 既にリマニアールと、女神エーテルこと、エルちゃんの守護世界は繋がっている。とはいえ、誰もが利用できる程のものではない。あくまで世界樹と縁深い者のみが行き来出来るだけだ。先ずはその辺りの機能を拡張していきたい。


 簡単に検証が出来る私世界に白羽の矢が立ったのはそのためだ。私世界とリマニアールならすぐに行き来できる他の手段も存在するからだ。


 加えて、私はテラスを通じてリマニアールとも繋がっている。道を作るにはこれ以上無い程にうってつけだ。


 そんなわけで、連日実験動物のようにシーちゃん船の医療カプセルに押し込まれ、皆の実験を見守るだけの退屈な日々を送っていた。



『せめて私世界で待機とか』


「我慢してください。マスター」


 はぁ~い。



「コハル叔母さんの方に植えた世界樹はあんまり育ちがよくないね」


「おそらく消化不良ではないかと」


「そうだね。コハル叔母さんってあれこれ混ざりすぎだもんね。世界樹は純粋な力程よく馴染むから」


「先にマスターを鍛えるべきかもしれません」


「だね。混沌の系譜なんだから御せない筈はないだよ」


『土壌改良のために筋トレするの?』


「だいたいそんな感じ。けど最初はイメトレだ」


『つまり現状維持と』


「はい、マスター。我々の指示通り訓練をお願いします」


『がって~ん』


 残念。動き回れるチャンスかと思ったのに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ