58-08.新世界開拓
「コハルちゃ~~~~~~~~~~ん!!!」
うわっぷ。でじゃぶ。
今日のイコルはでっかい方のイコルだ。何がとは言わないけどでっかいイコルだ。(大事なことなので二回)
「ごめんね、イコル。お待たせ♪」
「うわぁ~~~~~~ん!!」
こりゃダメだ。問題なさそうなら今回は連れ帰ろう。
「来たわね、アルカ」
「テラス♪ おっつ~♪」
「旦那様♪」
「~♪」
「アマノ♪ ウズメ♪ 久しぶり♪」
二人も抱きついてきた♪
「テルスとサグメさんは?」
「外回りよ!」
外回り? 勧誘ってこと?
テルスはともかく、サグメさんに務まるの?
まあいいや。実際増えまくってるし。凄いわね、皆。
「テラスって人望あるのね」
「ご挨拶ね」
「いえ。含むところは無いわ。本当に驚いたのよ。この世界の発展具合に」
「ふふん♪ 褒める時はちゃんと褒めなさい♪」
「さっすがテラス♪ よっ♪ ニッポンイチ♪」
「意図はわかるけど、私は接点無いわよ」
まあそうね。テラスはアマテラスの後継者だけど、中央世界に行ったことすら無いものね。
「テラスを見込んでこの世界の守護神を任せたいと思うの」
「いいわ。拝命しましょう」
「ありがとう♪ 手順はこれから説明するわね♪」
かくかくしかじか。
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「まぁま♪」
「うん♪ 頑張ってね♪ アルル♪」
「うん♪ しゅてー♪」
「アルル~♪」
シュテルちゃんがアルルの補助をしてくれるそうだ。
二人は苗木を持って、地下深くへと潜っていった。
私も後に続きながら、銀花お姉ちゃんに問いかける。
「本当にこんな感じでいいの?」
私たちが潜っているのはただの縦穴だ。銀花お姉ちゃんたちの世界にある世界樹の空間とは似ても似つかない。
「うむ。環境は勝手に作り上げてくれるそうだぞ」
なるほどね。流石世界樹。
重要なのはコアに極力近い場所に植えることだけらしい。後は勝手に育ちながら、広大な地下空間を形成してくれるそうだ。
「そういえば銀花お姉ちゃんって妖精王なのよね」
「うむ。それがどうかしたのか?」
「アルルの側にいる子たち。うちではあの子たちを守護妖精と呼んでいるの」
「ふっふっふ♪ こっちは見たまんまだな♪」
アルルの側を飛び回る、イルル、ミミ、エルドア、ハイエルの四人は、現在手の平妖精サイズだ。いくらでもサイズは変えられるけど、もっぱらああしてアルルの側でその成長を見守ってくれているのだ。
「うちの妖精はエルフに近い存在だ」
「エルフ♪ うちにもいるわよ♪」
「会ってみたいものだな。いつの日か」
気軽に行き来出来るようになればいいのに。
どうにかして世界間の時間流の差を無くせないかしら。
『……』
うん? ハルちゃん?
『ううん』
『なんでもない』
そう?
『アルカ様♪』
あらレーネ。ハルちゃんと何悪巧みしてたの?
『ふふふ♪ ナイショです♪』
あらあら♪
『話してしまってもよいのでは?』
『ダメ』
『まだ』
ノアちゃんも知っているのね。
いいよ、ハルちゃん。何かしてくれてるのは知ってるし。
『うん』
『がんばる』
うん♪ 任せた♪
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植樹が済み、今度はシュリちゃんとユーシャお姉ちゃんの下を訪れた。
「良いね良いね♪ ここ良いね♪ 力に溢れてるね♪ フラットだねぇ♪ 深いねぇ♪ 原初神が直接生み出したってだけのことはあるねぇ♪ これならバッチリだよ♪ 苗木だけでこの強度♪ 成長が楽しみだぁ♪」
シュリちゃんがノートパソコン型端末をカタカタしながら盛り上がっている。ユーシャお姉ちゃんは近くにいないようだ。メグルもいないから二人で何処か見に行ったのだろう。
「私も観光行こうかしら?」
「後になさい。先ずは会議よ」
まぁ~たぁ~?
私は呼びに来たテラスに引きずられて、会議室へと連れ込まれた。




