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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ~だったのは最初だけ。最強の悪魔女が美少女ハーレムの主になって神々と世界を従えるチートな日常譚~  作者: こみやし
57.白猫少女と三貴子の計画

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57-13.家探し


「本当に外には出られないみたいね」



 アマノイワト内は自由に歩き回れるのだけど、外界にだけはどうしても出られなくなっていた。


 何か力場のようなもので引き戻されてしまうのだ。これはイコルを以ってしても突破出来なかった。


 たぶん概念的に内と外を切り離しているのだろう。


 ゲームの未実装エリアに進もうとした場合に強制的に正常エリア内に戻されるような感じ。たぶん。そんな感じ。



「アマテラスは知らなかったようね。私たちがトリスメギストスを手中に収めていると」


 メグルがドヤ顔を披露した。


『接続が途切れています。同様の理由で外部に応援を呼ぶことも不可能です。申し訳ございません、マスター』


「シーちゃんのせいじゃないわ。悪いのは全部あそこでドヤってるメグルよ」


「悪かったわよ!」


 一応自覚はあるようだ。



「結論を急ぎすぎましたね。任せておけと場を制しておきながらこのザマですか」


 ノアちゃんが追い打ちを被せる。



「くっ……! けどお誂向きじゃない! ここにはアマノとウズメが揃っているわ!」


「二人にストリップショーでもしてもらうの?」


「「脱ぐ!?」」


「待って待って! ストップ! まだ早いから!」


「そうよ! 二人だけでは足りないわ!」


 というと?



「アメノウズメのストリップショーは、それそのものがアマテラスの興味を引いた訳ではないの。見物していた八百万の神々が笑い、その騒ぎを聞いたアマテラスが興味を持ったところに、嘘という罠を被せて引きずり出したの」


 「この騒ぎはなんですか?」と聞くアマテラス。


 「貴女より貴き神が誕生した」と答えるアメノウズメ。


 正体を確認しようと顔を出したアマテラスの前に鏡を差し出し、もっとよく見ようと身を乗り出したアマテラスを岩戸から引きずり出す。そんな流れだ。



「嫌よ! もう二人は私のものよ! 八百万の神に見せびらかして笑いものにするなんて出来る筈ないでしょ!!」


 アマノとウズメをしっかりと抱きしめる。



「「~♪」」


「チョロすぎんのよ! 毎度毎度! やっぱ小春のせいよ! アマテラスにまで絆されそうになってたじゃない!」


「それもそうですね。アルカが悪いです」


 くっ! ノアちゃんまで敵に回ってしまった!



「そ、そもそもここは岩戸の内側よ! 同じ方法は通用しないわ!」


「アマテラスをその気にさせるしかないという意味では同じ話よ!」


「今更二人の裸に興味なんて持つ筈はないでしょ!」


「なら小春とイコルがやりなさいよ! きっと皆喜んで見に来るわ!」


「なんてこと言うのよ!? 最低よ! メグル!」


「だいたいあなたが!」


「ストップです!」


「「あいたっ!?」」


 なんか飛んできた!? 額撃ち抜かれた!?


『抜けてはいません。マスター。ただの空気弾です』


 ノアちゃん器用ね!



「そんなバカげた騒ぎ方ではアマテラスを誘い出すことなんて出来ませんよ」


「「くっ!」」


 別にそんなこと考えてたわけじゃないけど!



「先ずは情報収集です。三手に別れて探りましょう」


「そんな必要は無いわ。私の家に行きましょう。必要なものは手に入れてあるから」


 必要なものとは? まさか閉じ込められると知ってた?



「そう言えばサグメさんの姿が見当たりませんね」


 ほんとだ。会食の時は一緒に居たのに。



「先に戻ってもらったのよ。まだ何も言ってこないってことはアレも無事なのでしょう。けれどノンビリもしていられないわ。早く行きましょう」


 なるほど。必要なものとやらを確保しに行ってもらったのね。アマテラスに排除されたら困るものね。




----------------------




「……やられたわ」


 メグルの家は蛻の殻だった。


 サグメさんの姿も見当たらない。どうやら連絡を入れる間もなく攫われてしまったらしい。



「本当に拷問するつもりでしょうか」


「ノアちゃん。空気読んで」


 しないから。少なくとも今の時点でサグメさんから引き出せる情報なんて何も無いから。私たちが伝えてないんだし。



「ここには何があったのですか?」


 私たちに背を向け、家の中に何か手がかりが残っていないかと探すメグルに、ノアちゃんが問いかけた。



「鍵よ。ある場所の」


 なんてもん盗み出してんのよ……。



「何故肌身離さず持っていなかったのですか?」


「バレるのよ。近づくと。そういう力を纏ってるの」


 なるへそ。ガチじゃん。



「盗みなんて関心しないわ」


「違うわ。昔貰ったやつよ。帰ってきた時も残っていたからてっきり忘れているものかと思っていたのだけど」


 いや返しなさいよ。不用心ね。



「メグルもメグルでズレていますね。テラスがあなたに執心していることなんて見ればわかるでしょうに」


「そういうノアこそ。なによ、テラスって。テルスとテミスもいるのにややこしいじゃない」


「むしろ丁度良いかと思ったのですが。ならメグルはなんと呼んでいたのですか?」


「別に。そのままアマテラスよ。マグナはアマテなんて呼んでいたけど。もう。なんでマグナを連れて来なかったのよ。あの子がいればこんなの、なんて事もないのに」


「ふふ♪ そう言ってもらえて嬉しいよ♪ メグル♪」


「……ちょっと」


「どうやら手こずっているみたいだね。手を貸すかい?」


「……バカ。来てるなら来てるって言いなさいよ」


 クックック♪ こんな事もあろうかと私世界に放り込んでおいたぜ♪ キッシュごと♪



「パトちゃんも居るぜ♪」


「ハルちゃん。パトラは残してきた筈よ。どうしてここに居るの?」


『めんご』

『できごころ』


『そろそろ私たちの出番のようね』


『待ちくたびれました♪ ご安心を♪ 殴り続けて壊せぬ扉はありません♪』


『はやくかえるー』


 盛り上がって参りました。

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