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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ~だったのは最初だけ。最強の悪魔女が美少女ハーレムの主になって神々と世界を従えるチートな日常譚~  作者: こみやし
57.白猫少女と三貴子の計画

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57-01.革命軍潜入


 革命軍のアジトは如何にもな風貌の要塞だった。



「体制に反抗してるくせに隠れ潜む気がまるで無いわね」


 結構なサイズ感だ。世界一つと同等だ。それが複層世界の狭間の海を何者にも縛られることなく漂っている。



 見た目はオロチだ。ヤマタノオロチ。


 その形をした岩石の塊のように見える。まさかあれ生きてるわけじゃないわよね? お姉ちゃん連れてくるべきだったかしら? 神話の巨大蛇同士で試合組むべきだったかしら?


 ちなみに、名前もそのまんま「ヤマタノオロチ」なんだそうな。アマテラス様の有する居住戦艦は「アマノイワト」なあたり、この姉弟はネーミングセンスまで似通っているのかもしれない。やっぱり仲良いんじゃない?



「サイズならお姉ちゃんのヨルムの方が勝っています」


 ノアちゃん張り合うわね。



「けどあれってイオスたちが力を貸してくれたからよね。お姉ちゃん単体でも張り合えるものなのかしら」


 イオス、テルス、ラフマ、我が家最強の三柱がお姉ちゃんに力を注ぎ込んでくれたからこそ、邪神に張り合う程のサイズにまで巨大化出来たのだ。今のお姉ちゃんも相当力を付けているとはいえ、流石にあの時程ではないと思うのだけど。



「お姉ちゃんの方が強いに決まってるじゃないですか」


 ノアちゃんてそういうとこあるよね。



「どこから侵入すればいいのかしら」


「やっぱりお尻からじゃない?」


「嫌です」


「あっちよ~♪」


 シーちゃん。イコルの指示に従って。


『イエス、マスター』



 シーちゃんシップはステルスモードで密かに蛇の首の付け根辺りに近づいていった。


 幸い迎撃の為の小型戦闘艦とか、人型汎用ロボットとかが出てくることもなかった。気付いていないだけなのか、或いはタカアマハラとの抗争で出払っているのかもしれない。



 船はあっさりと「ヤマタノオロチ」に取り付き、僅かに装甲の薄い箇所にシーちゃんのナノマシンを流し込んで壁を分解し、強引に穴を開けて潜り込むことに成功した。


 こんなにトントン拍子でいいのかしら?




----------------------




「なんだか薄暗いわ」


「ここが最下層みたいね」


「ここも一応居住エリアなのでしょうか」


「あまり好きじゃないわ~」


 そうね、イコル。私もよ。


 たぶんスラムとかそんな感じよね。


 既に放棄されているようだけど、つい最近まで誰かが住んでいた形跡もある。


 なんでこんな場所があるのかしら? そんなに困窮しているなら戦争なんてしてる場合じゃないでしょうに。



「革命軍はよっぽど追い詰められているのかしら」


「ここの人々を真っ先に戦争へ駆り出したのでしょうか」


「或いは最後の手段に頼らざるを得ない状況なのかもしれないわね」


 けどどうにも腑に落ちない。


 本当に体制を打ち崩そうと目論む革命者であったなら、こんなスラム街が出来る程に弱者を抱え込むものだろうか。


 或いはスサノオも同じなのかもしれない。革命軍を名乗ってやっていたことの実体は、アマテラス様ですら取り零してしまうような、荒くれ者たちへの救済だったのかも。だからこそ、中央も捨て置いたのかも。



「牢獄を探しましょう」


「そうね」


「こっちよ~♪」


「皆。イコルについて行きましょう」


「任せて~♪」


 今日は凄く頼りになるわね。




----------------------




「広すぎますね……」


 そりゃまあ、世界一個分の巨大アジトだもの。よく考えたら徒歩での探索なんて無茶無謀が過ぎたわね。



「転移でさくっと行けないの?」


「むりよ~♪ バレてしまうわ~♪」


 だよね~。流石にね~。



「けど移動速度は上げたいわね」


「力を使うのはお勧めしないわ~」


「シーちゃん。何か名案ある?」


『異変はアメノサグメに気付かれます。第一目標を果たすまではこのままお進みください』


 あらま。そんなに優秀なのね。


 もちろん私のシーちゃんも負けてないけどね♪ こうして気付かれずに歩けているし、何より追加で情報を集めておいてくれたようだ♪ きっとヘルメスさんや編纂機から引き出したのだろう♪ 流石ねシーちゃん♪


『はい。マスター。マスターも流石です』


 ふふ♪ ありがとう♪



「大丈夫よ~♪ もうすぐだから~♪」


 それは何よりね♪ イコルも凄いわね♪



「えへへ~♪ 任せて~♪」


「思考と会話するのやめなさいよ。回りに伝わらないじゃない」


「そうですか? そうでしたね。メグルだけまだでしたね」


「……ノア。それはどういう意味よ。私もう小春には抱かれたわよ」


「アルカ」


「え? なんでノアちゃん怒ってるの?」


「進展したなら伝えてください。ハーレムの運営は私とセレネの管轄です。セラフに内緒で動かないでください。何のために住まわせていると思っているのですか」


「何言ってるの? セラフだって……セラフ? さてはわざと黙っていたわね?」


『気を遣ったのよ。感謝なさい』


「まだって、そういうことね。とんだ赤っ恥だわ」


「気にしないでください。誰も気にしませんから」


「……あっそ」


 メグルったら。照れながら不貞腐れちゃった♪ 可愛い♪

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