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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ~だったのは最初だけ。最強の悪魔女が美少女ハーレムの主になって神々と世界を従えるチートな日常譚~  作者: こみやし
50.白猫少女と引きこもり魔女のスランプ

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50-21.再起とトラウマ


 一日中、皆でダラダラと過ごした。



 あっという間に日が暮れていた。結局今日は何にもしていない。ノアちゃんたちの方も特に進展は無いのか、報告に現れることも無かった。



「そうだ。アストレアが銀細工欲しいんだって」


「お作りいたしまする♪」


「ありがとう。それはそれできっと喜ぶわ♪」


「他にもお考えがござりまするか?」


「ええ。その前に一つお願いがあるの。明日調べ物をお願いできないかしら」


「お任せくだされ♪」


「ありがとう♪ 必要な人選もおスズちゃんに任せるわ♪ 初プロジェクトよ♪ 気楽にやってみてね♪」


「頑張りまする♪」


 それで詳細はと……。



「首飾りを拵えた職人の捜索。承りましてござりまする♪」


 助かるわ♪



「小春は出る気が無いのね」


「うん。私はまた暫く大人しくしているわ」


 また我慢できなくなったら首突っ込むかもだけど。取り敢えずはね。せめてノアちゃんたちの方が落ち着くまでは家で大人しくしているわ。



「メグルもやってみる?」


「私が手を出したらすぐに終わってしまうわ」


 ふふ♪ そうだったわね♪ メグルもベテランだものね♪



「イオリはどうする?」


「う~……アルカと~一緒~」


「ありがとう♪」


「むむ♪ これは今日の内に仲間を募らねばなりませぬ♪」


 おスズちゃんは誰を誘うのかしら?



「シュバッ! 小春様!」


 本当にシュバッと出てこれるんだから、口で言う必要無くないかしら。



「いいわよ、シノブ。おスズちゃんを見守ってあげてね」


「ニンニン♪」


「心強いでござりまする♪」


 あと誰がいいかなぁ~。微妙に土地勘ありそうな子もいないのよね。店の場所はメタモルステッキに内蔵された補助頭脳が教えてくれるだろうし、心配は要らないだろうけど。


 二人でも十分っちゃあ十分だろう。後はおスズちゃん次第ってことで。



「あるか様♪ お願いがござりまする♪」


「はいどうぞ♪」


「のえる様をお貸し頂きたく♪」


「いいわよ♪」


 いいわよね?


『もちろんです』


 これでメンバーは決まりかしら♪


『ズルいわ。私も行きたいわ』


「ねえ、おスズちゃん。セラフも行きたいんだって。連れて行ってもらえるかしら?」


「もちろんでござりまする♪」


 よかったわね♪ セラフ♪


『悪いわね』


 ううん。気なんか遣わないで。おスズちゃんたちをよろしくね。


『任せておきなさい』


『それって私まで含まれてます?』


『ノエルのこともしっかり見ていてあげるわ』


『ならばセラフの監視は私にお任せを。何やら企んでいる様子ですから』


『失礼しちゃうわね』


 仲良くね~♪




----------------------




『カイルちゃん、カイルちゃん』


「っ!?」


『どうかそのままで♪ 静かに聞いてくださいな♪』


「……(こくり)」


 よしよし。今がチャンス。珍しくアストレアが目を離しているのだ。何やら考え事に集中している様子だ。



『アストレアの好きそうなものを調べてもらいたいの』


「……?」


『お願いできる? アストレアにプレゼントを贈りたくて』


「(こくり)」


『ありがとう♪』


 お願いね♪




----------------------




 続けてアストレアにも同様のお願いをしておいた。もちろんこっちはカイルちゃんの好み調査だ。


 目的は二人に互いを知ってもらうことだ。きっといい気晴らしにもなるだろう。


 当然プレゼント自体にも手は抜かない。諸々のわだかまりを押し流してしまおう。


 安直ではあるけど、そう悪い手というわけでもない筈だ。




----------------------




「小春自身はどうなのよ」


「絶好調よ♪」


「嘘つき」


 え~。



「あなたはどうしてそこまで殺しを恐れているの? 命を奪ったのはこれが初めてというわけでもないわよね?」


「……メグルだって気にするでしょ」


「そうね。私は間違いなく引きずるわ。あなたと同じよ。けれど理由まで同じとは限らないわ」


「私だって折り合いは付いているわ」


「そうなんでしょうね。それで?」


 誤魔化されてくれないかぁ~……。



 ……いやまあ、わかってるんだけどさ。あの件がトラウマになってるんだって。メグルが聞いているのも……指摘しているのもそういうことだろう。


 このままじゃいつか足下を掬われるかもしれない。私が怯んだせいで家族の誰かを失ってしまうかもしれない。


 だからダメなのはわかっている。わかってはいるんだ。私だって。

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