表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の生贄が救国の乙女になるまで  作者: らな


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

104/107

第104話 結婚式

パレードの後は王宮で祝賀パーティーが催され、レイアとエルフリードの2人が公爵邸に戻った時にはすでに深夜となっていた。

新クルム公爵邸にも新しい聖堂が建てられており、屋敷に着くなり2人はそちらへ向かった。


キイッ


レイアが聖堂の扉を開けると、暗い聖堂の中にノアが一人ポツンと立っているのが見えた。

レイアの姿を見るとノアは表情を明るくし笑顔になった。

「やあ、姉さま。義兄さん。ご結婚おめでとうございます。」


ノアの声に反応し、聖堂内が明るくなった。

聖堂の壁や天井に星がまたたき始め、室内なのに満点の星空の下にいるような気分になった。


「きれい・・・」

レイアは壁や天井に光る星を見てうっとりとつぶやいた。

「レイア、行こう。」

エルフリードがレイアをエスコトートしようと腕を差し出した。

レイアは頷き、その腕に手をかけた。


前を見ると奥の方にいたのか祭壇の前にセドリックの姿が見えた。

左右の座席にはヨハンとクララも座っていた。

聖堂の中央通路には赤いビロードがひかれ祭壇まで続いていた。

2人はその上をゆっくり歩み、祭壇の前まで進んだ。

 

2人が祭壇の前に並ぶと、セドリックが神聖経典を持ちながら厳かな声で問いかけた。

「これから若き2人の結婚式を取り行う。新郎エルフリード・フォン・フェルゼンシュタイン。あなたはレイア・フォン・クルムを妻とし、健やかなる時も 病める時も喜びの時も 悲しみの時も富める時も貧しい時もこれを愛し 敬い 慰め合い 共に助け合いその命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

「誓います。」

「新婦レイア・フォン・クルム。あなたはエルフリード・フォン・フェルゼンシュタインを夫とし、健やかなる時も 病める時も喜びの時も 悲しみの時も富める時も貧しい時もこれを愛し 敬い 慰め合い 共に助け合いその命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

「誓います。」


2人の宣誓が済み、セドリックが告げた。

「では、指輪の交換を」


その言葉にレイアは目を瞬かせた。

2人の結婚指輪はロザリオと共にアルベルトの魔力によって真っ黒に変化してしまった。

セドリックもそれを知っており、この工程はとばすはずだった。

ついうっかりいつもの流れで言ってしまったのだろうか。


レイアがそう思っていると、ノアが後ろからトレイを持って2人に近づいてきた。

白いシルクが貼られたそのトレイには指輪が2つ乗せられていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ