第83話 大輝の想い
屋敷内がケビンと大海姉さんで大騒動(?)になっていた頃、私・川野大輝は密かに妊娠をしていた。密かでもなんでもないんだけど。
蘭さんはもちろんだけど、母さんも父さんも知ってたし、屋敷の中はみんな知ってたと思う。けど、優先順位がケビンと姉さんだっただけだし。
私は再び女の子を産みました。名前は大翔です。兄妹で音が被ったけど、ドンマイ!
私はまだ25才だし、まだ子供産めるんだけどなぁ。ただ、子供を育てるにしたってお金がかかると朔斗さんに言われてしまいました。
なんだか残念だなぁ。経済力で子供産めないのかぁ。いや、3人いれば十分なんだけど、年齢が……。
母さんが30才過ぎてから私が産まれてるし、とかいろいろ考えちゃうけど、こればっかりは朔斗さんと私の問題だし。
「今後は避妊をするけど、それでも子供を授かるような事があれば、産んでくれるか?」と朔斗さんに頼まれた。それは勿論OKです。二人の関係がこのまま続くなら全く問題がありません。
むしろ付き合った当初は避妊してたのかな?って状態で3年間子供いなかったのよね。それも結構凄いと思う。
でも母さん曰く、避妊しないで事実婚を5年続けて妊娠しなかったっていうからそれはそれでそっちの方がミラクルだと思う。
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~朔斗視点
あ~、なんで俺は無限に経済力がないんだよ!経済力さえあれば、ノー避妊でいくらでも大輝を抱き放題なのに。ネックになってるのが経済力!
子供が3人いるからいいと言えばいいんだけど、大輝はいい女盛りの25才!あ~俺の欲望が―‼
姐さんだって25才くらいで大志と大海を産んでるし、蘭さんも茜を産んでる。やっぱりそのくらいの年齢の女性が魅力的なんだよなぁ。確かに24才で大輝は大翔を産んでるけどさぁ。
大輝は若くて魅力的なんだよな。他の男に触らせないけど、どうしたらいいんだあぁぁぁぁ!
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まだ、私の事を女として見てくれてるのかな?
出会いが早すぎて飽きられてたりしたら……。
今夜にでも帰ってきたら聞いてみよう!
そうしていると朔斗さんは帰ってきました。
「朔斗さん!私に飽きたりしてない…よね?出会うのが早すぎて朔斗さんに飽きられてたらどうしようって悩んでたの」
これは、所謂育児ノイローゼだろうか?俺もあんまり関わってなかったのがいけないのか?
「まさか!俺が大輝に飽きる?いつ?って話だよ。俺は自分の欲望を抑え込むのに精いっぱいなんだよ。俺にもっと経済力があれば…ってどんなに強く思ったことか」
大斗・大己・大翔は大海さんのおうちに預かってもらっているらしい。
「本当に?」
「行動に移しても構わないなら移すけど?」
こうして、私・川野大輝は朔斗さんの本当の気持ちを身をもって知ることが出来ました。
「相談なんだけど、避妊しなかったら妊娠しちゃうかな?父さんと母さんは5年間の事実婚でも妊娠しなかったっていう伝説があるよ。避妊したことないって言ってた」
「流石三代目だな。人間の器が違う。一応避妊してた方が無難かな?三代目はそもそも器が違う人だから」
やっぱり、一応避妊はしておくという話になった。それでもやっぱり朔斗さんとしては毎日でも私に触れたいという話でした。私は一安心です♡




