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金で極道に売られた女。姐になります!  作者: satomi


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第75話 大海にロマンス?


 本日は大海と大輝が白虎商事の代表として経済界のパーティーへと招待されました。二人ともそれなりのドレスで出掛けました。

 大輝には当然三代目命令で川野が目を光らせています。


 大海は大勢の男に囲まれている大輝を放っておいて(ちょっと酷い)、海風に当たることにしました。

 豪華な船上パーティーです。


「白虎商事のCEOは若いレディなんだな」

 大海は突然男の方に話しかけられましたが、瞬時に彼が英国の大企業のCEOであることに頭を切り替えました。

「東洋人は若く見えるようですね。私はこれでも30才ですよ」

「それでも若く、そして美しい」

 これらの会話はすべて英語で行われています。

「あちらで男性に囲まれているのは?」

「私の秘書で妹なのですが、私よりも若く、巨乳なので男性が群がるのかと。と言ってももうすぐ彼女の夫があの輪に突入していくんでしょうね」

「なるほど」

「妹はあれでも既婚者ですよ。子供も2人いますし。まだ20才なんですよねー。仕事がよくできるので私の右腕としてよくやってくれています。私は男性を選り好み過ぎなのか、気づくと甥と姪が4人もいるんですよ」

 大海は自嘲気味に笑ってしまう。



「私では貴女のパートナーになれないのでしょうか?」




 あまりにと突然の申し込みに流石の大海も身構えてしまいます。

「うーん、うちの事情もあるのよねぇ。私の家に入ったが最後、そう簡単に出ることはできませんけど……」

「楽しそうだね。行ってみようかなー」

 うちはアトラクションじゃないんだけど?いいのかな?この人、かなりの大企業のCEO…。

 名をケビン=アンダーソンというらしい。本人曰く、よくある名前なのがコンプレックスらしい。

 後日、待ち合わせをすることになった。



「今度うちにかなりの偉い人来るからよろしくー」

 と大海は軽く言うけど、組員たちは「最後の砦のお嬢が男を家に連れて…」と言うし。

 大雄さんに至っては、「大海が…、大海が…」と言い続けている。壊れちゃったの?

 大志と大輝は「大海「姉さん」の目にかなったんだろ「でしょ」、どんな人なんだ?」と興味津々で。かく言う私も、朔斗君も新橋も蘭さんもおおむねこんな感じ。




 大海の言う人がやって来る日となった。

 大海からは『かなりの偉い人』としか聞いてなかったので、迎える方としては驚いた。まさかの外国人。金髪緑眼長身のイケメン。

「初めまして。ケビン=アンダーソンと言います。ケビンと呼んでください」

 流暢な日本語なので、かまえたこっちの脳みそがパニック!


「初めましてケビン。大海の母で、ユキです」

「レディ。大海さんがキレイなのは貴女に似たからでしょうか?」

「まあお上手ね。父にも似てるのよ。あっちの仏頂面なのがこの白虎組の三代目で今は会長をしている大雄さんよ」

「なるほど!美男美女の娘さんは美しいということですか」


「で、俺がこの組の四代目で大海の兄の大志だ。一応双子。あまり似てないって言われてる」

「確かに。兄妹でのアルアルですね!」

「姉さんばかりズルい!私が妹の大輝。これでも二人の子供がいる人妻よ」

「あぁ、貴女はあのパーティーでやたらと囲まれて大変そうでしたね」

「大輝が囲まれてた?川野どういう事だ?」

 大雄さんが覚醒したみたい。

「囲まれているのを見て、すぐに男の群れから救出しましたよ。汚らわしい」

 汚物を思い出したように嫌そうな顔をしながら川野は、大雄さんの言葉に答える。

「そうだよな、ちょっと安心。これで川野も碌に何もしてなかったらと思うと、川野の骨を折ってしまう……」

「いやぁ止めてよ!、朔斗さんに罪はないじゃない!」




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