↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金で極道に売られた女。姐になります!  作者: satomi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/129

第68話 平和は続かない


 ちょっと平和だったのに、若い衆から不穏な話を聞いた。

「姐さん、聞いてもらえますか?俺みたいな下っ端が三代目とお話をするなんて……」

 私ならいいの?

「で、なんだい?」

「白虎のシマで暴れてるちょっとしたチンピラがいるんですが、そいつらヤクをちらつかせてるんすよ。しかも自分たちは白虎の人間だと言いながら!」

「酷くないですか?白虎の人間がヤクを扱うわけないじゃないですか!」

 また~?赤川が片付いたと思ったのに。街のチンピラ風情が白虎を名乗ってヤクを売ってる?大雄さんが激怒する案件だけど?



 私は早速大雄さんにこの話をした。

「またヤクがらみかよ。面倒だなぁ」

 言いながら、着物の合わせに手を入れてくるから結構余裕あると思う。

「そうだ!組長として四代目の大志にこの案件を任せよう!」

 つまりは大志に丸投げってことか…。

「大志が危ない感じになったら手を貸すけど、それ以外俺はノータッチだ」

 私の胸には触りまくりだけど。



 結局大志と朔斗君でこの件について調査をすることになった。

「ご丁寧に「自分たちは白虎だ」って名乗ってヤクを売ってるんだもんなぁ。これは密売か?」

「いやぁ、密売ってもっとコソコソとするもんでしょ?」

「だよなぁ。サツがここに踏み込んでこないといいけど、向こうさんだってわざわざ名乗るのはオカシイって思うよな?」

「普通はそうですよね」


 街のチンピラだし、組に属してないから一応はカタギなのか?微妙なところだけど、目的がよくわからん。チンピラのうち一人をとっつかまえて、事情を聞くかぁ。

 フラフラと「ヤクを売ってくれないかなぁ」的な空気を出しながら(多分人生に疲れた感じの空気)、うろついた四代目と俺。

「お前ら、俺は白虎のものなんだけど、これ使わね?ここだけの話、これ使うとイイ感じにトリップできるぜ?これまでのヤクなんか比じゃないね。しかも結構安全でさぁ。使ってることが周りにバレねーの!超うけるぜ?」

 赤川弟が売ってたやつ、サツが横流ししてたやつか…。

「兄ちゃんたち、できてるんだろう?わかるぜ?世間様には認められないもんな。今までよりもスゲー快楽を得られるぜ?」

 そんな男を組に連行した。


「悪いな。俺たち二人とも妻帯者だ。二人とも妻は今妊娠中」

 蘭さんにこの男が持っていたヤクの分析を頼んだ。…速い。

「このヤク。ヤバいわよ。今までの方法じゃ簡単に検出ができないけど、依存性が強いわね。ごく少量ならいいかもだけど、体内に蓄積された量が増えるとドーンと依存しちゃうわ。赤川弟が持ってたヤクと100%成分が一致」

「アカガワオトウトって誰だよ?」

「世の中には知らない方がいいことの方が多いんだよ。とりあえず、お前も地下牢に入っとけ」


 翌日男を尋問した。

「なんでまた白虎だと名乗った?」

「元締めが名乗れって言うからさぁ」

「元締めって誰だ?」

「よくわかんねー。直接会ったことはない。駅のロッカーにヤクを入れとくからとかそんなのをメールでやり取りだ」

「金の受け取りとかは?」

「キャッシュじゃなくて、ネットで使えるポイントで支払われた。いい稼ぎになったんだけどなぁ」

「大輝に駅のロッカーのあたりの監視カメラの解析を頼む。…川野?」

「体に影響がないか心配で…」

「PCを使うくらい大丈夫だろう」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。