第57話 赤川弟の情報
アマノは他の歯に毒が仕込まれていたり、体に毒が仕込まれてたりしないか検査した後に、白虎組の内部にある療養施設で厳重に意識が戻るまで蘭さんと茜ちゃんが診ていた。
この事で、新橋と大志も「男を見ているなどけしからん!」と言いしばかりに、蘭さんと茜ちゃんを見ていた。
「仕事を休みにして正解だよ。全く。新橋があんな様子じゃ仕事にならない」
「大志も茜ちゃんにベッタリで正直言ったら、二人とも嬉しいけど邪魔なんじゃないかしら?」
「俺もそう思う。大志は大和をほったらかしで何をしてんだか……。組員と遊んでるからいいかもしれないけど、親としてどうなんだ?子供が親離れしてしまったら遊んでなんかくれないのに…」
実感がこもってる感じで大雄さんが言うけれど、大和が孤独を感じてなくて良かった。
今後アマノは体力が戻り次第、蘭さん特製の自白剤を投与し、赤川弟の情報をいろいろ教えてもらう。そのためにも生きていてもらわなければならない。
だからこそ、蘭さんと茜ちゃんがつきっきりで診てるんだけど……。
数か月後、アマノは完全に回復した。その間、白虎組から逃げようとしたこと数知れず。外すことが出来ない手首に巻かれた腕輪。蘭さんだけが外すことが出来る。それは療養施設を勝手に出ようとすると、大音量のブザーと共に体に電気流れる。
ブザーを聞けば、組の内部の人間が療養施設に集まる。夜間なら、機嫌悪し!「俺たちの眠りを邪魔するな!」と。
そんなことがあったが、アマノも完全回復し蘭さん特製の自白剤を投与された。
「ここはどこ?」
「白虎組の内部にある療養施設」
かなり詳しく言えてるのでバッチリ!
「赤川弟がアジトにしているのはどこ?」
「この管轄の警察署の裏にあるビルの一室。4階。」
「組の構成員はどのくらいいるの?何人?」
「68人」
「その中でも精鋭って呼ばれているのは?」
「13人で体のどこかに刺青をしている」
「赤川弟の収入源は何?」
「サツが押収したヤク。それを横流ししている」
「今後赤川弟は何を企んでいるの?」
「もちろん、白虎組への復讐。あれで兄弟仲良かったからな」
「ありがとう。もう眠っていいわよ」
アマノは眠った。永遠に。
白虎組でスパイをしていた連中5人は仲良く富士の樹海に捨てられた。
「はぁ、アジトが警察署の裏~?簡単に手が出せねーな。よく考えられてる。しかもサツが押収したヤクを横流しってそれをしやすい立地条件だよな」
「父さん、情報戦なんでしょ?そのけーさつが薬をヤクザに横流ししてるってネットで噂を流せばいいじゃん。実際に動かなくていいのよ」
「もちろん情報の出元はわからなくするんだろ?」
「もちろん!複数の人間が言いだしたって状況を作り出したらどうなると思う?」
「信憑性が増すな。マスコミが殺到するだろう」
「ただ……こういうのって熱しやすいけど、冷めやすいんだよね。熱いうちに赤川弟が自滅するなりしてくれればいいんだけど」




