第56話 三代目の尋問
「ここはどこだ?」
「白虎組の屋敷」
「最近お前がした仕事はなんだ?」
「白虎組の姐さんの両親の殺害」
「白虎組にお前以外にも裏切り目的でこの組に入った人間はいるのか?」
「いる。俺の他に4人」
「その名前は?
「ソガ・カンザキ・ヤマナシ・アマノの4人」
「これもしっかり映像でとってあるんだろ?」
「もちろんだよ~」
大輝は抜け目ないわね。
「もうお前に用はない。裏切ったからには死んでもらう」
大雄さんは容赦なくこの男のこめかみに銃弾を打ち付けた。
「はぁ、こんな仕事ばっかりじゃ気が滅入る。日常の仕事がいい」
「CEOとして書類の決裁をしたいと?」
新橋の秘書としての気持ちが伝わってくる。
「こんな仕事よりはそっちのほうがマシだ」
「銃弾だって、ただじゃないしね~」
やっぱり大志はちょっとのん気だと思う。
「こいつはすぐに殺してしまったが、他の4人からは出来るだけ赤川弟の情報を得よう。欲しい情報は、アジトの場所・構成員の数そのなかでも精鋭の数・収入源だな。特に重要なのが収入源。ここを潰せば必然的に赤川弟が潰れる。あ、あと何を企んでいるのか?今後どうするつもりなのか?だな」
「そうね。また場合によっては大海が風俗店に潜入捜査するかもしれないし?」
「いや、大海のツラも割れていると考えた方がいいだろう」
後日、ソガ・カンザキ・ヤマナシ・アマノの4人が三代目に呼び出された。
「理由はわかるな?さあ腕を出せ!自白剤でガンガン情報を吐いてもらうからな」
私達は絶対の自信があった。この4人から情報を得られると。
「クッ、グフッ」
「……」
「グッ」
「クハァッ」
4人がそれぞれ苦しみだした。
「蘭さんはどこ?奥歯かどっかに毒を仕込んでたんじゃないの?」
吐血してる人もいれば、既に白目でけいれんしちゃってる人もいる。
「4人とも違う毒なの?念入りなのね!やんなっちゃう!」
そう言いながらも蘭さんは吐血したアマノの治療をしている。
「茜も治療に参加するように言ってちょうだい!急いで!」
大志が茜ちゃんを呼びに行った。この時点で既にこと切れてしまっているカンザキはもう駄目だ。と判断。
茜ちゃんはヤマナシの治療をすることとなった。
「母さん、この毒。初めて見る」
「ええ、そうね」
「とにかく輸血と毒の分析よ。…大変、ここに集められてる人全員AB型Rh-なのよ!そんな貴重な血液ここにあるわけないじゃない!」
四代目がカンザキを指差し言う。
「こいつの血液は使えないのか?」
「うーん、毒に侵されちゃってるけど、ないよりはマシかな?茜!このカンザキって男の解毒を急いで。輸血にはこの男の血液使うわよ!血液凝固が始まる前にさっさと血液を回収しなきゃ!忙しいわ」
母娘二人の努力のかいあって、数時間後アマノはなんとか一命を取り留めた。他の三人は亡くなってしまったが。




