表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜の木の下で  作者: 吉野美羽
春の章
3/7

初めての約束

「木戸川さん、また明日も来ても良いですか?」



「…好きにして下さい。」



「本気にしちゃいますからね?また明日!」




慌ただしい嵐の様な人…。



彼女の第一印象はそう思った。






モノクロだった世界に、暖かいオレンジ色がぽっと色付いた。



これから沢山の色が俺の世界につくなんて、今の俺には想像がつかなかった…。






あれから…。



「木戸川さん!!」



毎日、彼女は俺の所に通ってきた。



徐々に出来上がっていく絵を何時もキラキラした表情で見つめている。



俺の拙い絵の何処が楽しいのだろうか?



俺には考えても考えてもわからなかった。




「木戸川さん聞いてますか?」



「悪い、聞いてなかった。」



「やっぱり…次の休みに画材一緒に見に行きましょう?」


「何故?」



「もうっ!木戸川さんがどんな画材使うか気になるんです。だから、一緒に行けばわかるかなって…ダメ…でしたか?」



うっ…彼女のこの甘える表情にはまだ慣れない。



何故かドキドキしてしまうからだ。



「わかりましたから、そんな表情はやめて下さい。」


「やったあ!連絡交換しましょう?携帯電話ありますか?」


「…勝手にして下さい。」



彼女は手早く連絡を交換すると



「それじゃあ、また明日。」



柔らかい笑みを浮かべて、その場を立ち去った。





よくわからないが、彼女と遊ぶ約束をしてしまった。



これが彼女との初めての約束。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ