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Lost13 無名の青年が無名で終われる物語  作者: JHST
第八章 冒険者、大討伐に参加する
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⑦乾いた笑い

 ドリス嬢が受付の終了を間もなく終えると大きな声が響く。


「あら、そういえば受付がまだだったわね」

 フォースィが受付に向かって振り返る。

「ほら、あなた達も来なさい。冒険者証を見せないと受付が出来ないくらい知っているでしょう?」

「あ、あぁ」

 登録済みのパーティと異なり、臨時編成のパーティは、全員が受付に顔を出す必要がある。俺達は互いに目を合わせ、彼女の後ろについて行く事にした。


「フォースィ」

 ショーンが呼び止める。

 だが、彼女は振り返らず、顔を僅かに向けた。

「………そいつらを頼んだぞ」

「貴方こそ気を付けなさい。自己責任で参加するのだから、死んでも誰も拾ってくれないわよ?」

「死なないさ。知っているだろう?」

 ショーンが鼻で笑う。

 だが返すように、フォースィも小馬鹿にするように笑い返す。

「さぁ? 誰でも死ぬ時は簡単に死ぬものよ、白級(ホワイト)さん」

「はん、言ってろ」

 感情が見えない乾いた会話。フォースィは最後に鼻で笑い、再び歩き出した。

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