表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/46

5.初デート

いじめられている私をトリスタンお兄様、シルヴァン様、リオネル様は庇おうとしてくれたけど、庇おうとすると逆効果になる状況が続いた。


「私は大丈夫ですから、お気になさらないでください。」


と言いつつ、エスカレートしたいじめに傷ついていた。

それでも、学業、生徒会の仕事は頑張ろうと必死だった。

お休みの日は、心配してトリスタンお兄様がよく街中へ連れ出してくれて、よく一緒に遊んだ。



そんな時、シルヴァン様から休みの日に2人でオペラ鑑賞に出かけないか誘われた。



私は久しぶりにドレスで着飾り、おしゃれをして出かけた。

私を見た瞬間にシルヴァン様が驚いた表情をした。


「おはようございます。シルヴァン様。お迎えに来ていただき、ありがとうございます。」


「おはようございます、アンネリーナ嬢。こちらこそ、今日はデートの誘いに応じていただき、ありがとうございます。とても嬉しいです。アンネリーナ嬢はいつも美しいですが、今日は更に美しいですね。」


「ありがとうございます。その、シルヴァン様もとても素敵です。家族以外の男性と2人で出歩くのは初めてですので、至らぬ点がございましたら、すみません。」


私は真っ赤になりながら、返事をした。

シルヴァン様はかっこいい上に、いつもとても優しくてドキドキしてしまう。


「アンネリーナ嬢の初デートの相手が私とは、嬉しいです。実は私も女性とこのように出かけるのは初めてなのです。お互い初めてだと知れて、少し私の緊張もほぐれました。」


シルヴァン様の笑顔は、とても可愛い。

いつもすごいイケメンなのに、笑った顔はすごく可愛いだなんて、私はついつい見惚れてしまう。

あまり笑わないシルヴァン様は、私の前だと今のようによく笑う。


「シルヴァン様は、とてもかっこよくておもてになるのに、デートした事がないのは驚きです。」


「今まで、デートしたいと思う相手に出会った事が無かったのですよ。デートしたいと思ったのは、アンネリーナ嬢が初めてです。」


私の顔はまた真っ赤になってしまい、俯いた。



シルヴァン様とのデートはドキドキするのに、心地のいいもので、落ち込んでいた私に元気をくれた。


「今日は一日ありがとうございました。とても楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。」


「こちらこそ、一日ありがとうございました。とても楽しくて、あっという間に一日が終わってしまいました。本当はもっと一緒にいたかったですが、帰らなければいけないですね。またお誘いしてもよろしいでしょうか、アンネリーナ嬢。」


「もちろんです。私もまた、シルヴァン様と…デ、デートをしたいです。」


私が赤くなりながらも答えると、シルヴァン様はとても嬉しそうに笑った。


それから私達は度々、デートをするようになった。

学園生活は大変だけれど、いつも優しいシルヴァン様は私の心の支えとなり、少しずつ惹かれていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ