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スライムの復讐  作者: シエラ
一章
22/39

4/5改稿


その後もウォーグの群れと2回遭遇するも危なげなく倒して先へ進むと道のそばに黄色い実がなっているのを見つける。近づいて確認してみると図鑑に書いてあった絵に似ているように思うが念のため『収納』で確認してみる。


○ワイルドフィグ:荒蕪のダンジョン産

自然の豊かなダンジョンで見かけることのある野菜。食べることが可能で甘みが強い。


名前も図鑑に書かれていた通りでこの野菜であっているようだ。周辺に他に5つ実がなっていたのですべて手でもぎ取り仕舞い先へ進むと反対側まで歩いてしまったのか壁が見えてくる。

ウォーグとの4度の戦闘と長時間歩いたことで疲労も溜まっているため、背後を気にする心配のない壁際まで行って休憩をとることにする。周囲を確認するもモンスターの気配や姿は感じられないから安全だろう。


壁にもたれ掛かって座り、昼食をとるべく『収納』からバスケットを取り出してふたを開けると二段になっている。

上の段の中には前回入っていたサンドイッチがいっぱい入っており、下の段にはフライドポテトなどの揚げ物や瓶に詰めてあるピクルスなど見た目にもバラエティーにも富んでいてとても美味そうだ。早速サンドイッチからいただくことにする。

中の具材はお肉とチーズが挟んであるが食べてみるとソースにもこだわっているのかただのハニーマスタードではないようで少し酸味もあり、とても美味い。

他のサンドイッチにも同じソースが扱われているようだがどの具材とも相性が良く、どれも美味い。

フライドポテトや他の揚げ物も少し濃い目の味付けで戦闘などで汗をかいている今は丁度いい。ピクルスも酸っぱすぎず、食べやすい。恐らくダンジョンに潜るから疲労回復効果で入れてくれているのかもしれない。

そんな些細な優しさを感じながら半分食べてスキルに収納しておく。バスケットのサイズも大きく、半分食べただけでお腹いっぱいだ。

そのまま少し休憩をしてからダンジョン探索を再開する。


その後もウォーグを討伐しながら先へと進んでいるとここで見たことのない新しいモンスターに出くわした。

図鑑に書いてあったから知っているがキラーアントという名前のモンスターだ。名前の通り蟻の見た目をしているがサイズは人間の5,6歳児くらいの大きさをしている。それともう一つ違う点として書かれていたことは普通の蟻と違い触角がなく、目で周辺を認識するということだ。

今もそこそこ距離があるがキラーアント3匹がこちらを視認しているのか近づいてきている。


(とりあえず様子見で魔法を使ってみるか)


試しに雷属性の魔法を放ってみることにする。キラーアントはそこまですばしっこくはないようで直撃するも動きを止めることなくこちらへと近づいてきて逆に口から液体を飛ばしてきた。どんな効果があるかわからないため回避して観察するとどうやら酸のようでかかった雑草が溶けている。

その後も3匹ともそれぞれ少し離れたところで止まって何度も酸を飛ばしてくる。そこまで早くないため難なく躱すことが出来るも3か所から飛ばしてくるのは鬱陶しい。魔法はあまり効果が無いようだったので酸をかわしつつ近づいてキラーアントの腹の部分を剣で斬りつけるも――


「っ!かってぇ……!」


まるで鉄でも斬りつけたかのように硬く、手が逆にしびれてしまった。斬りつけた場所を見てみるも全く傷がついておらず逆にこちらの剣の一部が欠けてしまっている。まぁ自動修復がついているため時間が経つと欠けた部分も元に戻る。

そんなことをしている間にも他の2匹が酸を飛んでくるため、回避して距離を取る。


(剣も魔法もそこまで効かないしどうするかな……)


悩んでいる今も3匹が酸を飛ばして攻撃してくるがこちらは攻撃するすべがない。


(仕方ない。こうなったら……逃げるか)


幸いキラーアントは走った速度はそこまで早くないようで恐らくこちらが全力で走れば逃げることも可能だろう。そうと決まれば早速足に魔法を纏わせて全力で逃げることにした。



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