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スライムの復讐  作者: シエラ
一章
23/39

4/5改稿


「はぁはぁ……なんとか撒けたようだな……」


背後を確認してみるもキラーアントが追ってきている形跡はなさそうだ。その場に立ち止まり息を整える。


「ふぅ……しかしキラーアント硬すぎだろ……図鑑に何か弱点とか書いてあったかな」


そう思って図鑑を取り出してキラーアントの項目を確認してみるも特徴などしか書いて無く、倒し方などは書いてなかった。


(ちゃんと倒し方とかも書いてあるものを探して買えばよかったな……とりあえず1体だけの個体がいれば再挑戦するとして複数でいる場合は逃げるしかないか……)


1対1ならもう少し余裕をもって戦うことも出来る為、何か倒す方法も見つけることが出来るかもしれない。逃げるしかなかったことに対して悔しく思うも命あっての物種と気を取り直して探索を再開することにする。


探索を再開してワイルドフィグを見つけたりウォーグに遭遇して倒したりを繰り返しているとキラーアントが単独行動しているのを見つけた。早速リベンジする機会が来てうれしく思いつつまだこちらの存在に気づいていないキラーアントへ近づいて再度腹を斬りつけるも前回同様あまりにも硬く、歯が立たない。

こちらが攻撃したことでキラーアントもこちらの存在に気づいて反撃してくるもそこまで動きも素早くないために簡単に回避が出来る。そのまま距離を空けず胸の部分も斬りつけるも硬くダメージを与えることが出来ない。

一旦遠くからキラーアントの動きなども見てみるべく距離を空けるとキラーアントは酸を飛ばして攻撃してくる。

酸の攻撃も難なく躱しつつ、いろいろ動いてキラーアントの動きも観察してみる。


(顔を攻撃しようにも流石に近づきすぎると酸の攻撃が避けれなくなりそうだしなぁ……それにしても硬すぎだろ。よくあれで動けるよ…な……)


そこでふと思う。全身全て硬いだけなら恐らくあんな動きはできないはず。つまりどこか腹や胸ほど硬くない場所があるはずと。

そう考えて改めて全身の動きを確認すると胸と腹の間の接合部は体をひねった時も胸の装甲が内側まで伸びているのが見えるが頭と胸の接合部は首を回したりする関係か装甲が薄そうに見える。


早速試してみるべく酸の攻撃のあとの隙をついてキラーアントに近づき頭と胸の間を剣で斬ってみると硬くはあるが胸や腹に比べてやらかくギリギリ刃が通る。

硬かったときの為に軽く斬ったがそこまでダメージは与えられていないようだ。そのまま追撃をしようとしたがキラーアントが噛みついて来ようとしたため急いで距離を取る。

それでも恐らく頭と胸の接合部が弱点であろうと辺りをつけ、再度隙を見ながらキラーアントへ近づいて頭と胸の間を力の限り直剣を突き刺して抉る。

するとキラーアントが悶えながら反撃をしようとしてくるが頭と胸の接合部に剣を突き刺しているために引っかかりこちらを向くこともできず、かみつきや酸の攻撃もできない。そのまま剣を動かして接合部を抉り続けると次第に動きも鈍くなり、最終的に動かなくなった。


「ふぅ……何とかリベンジ達成したけども複数キラーアントがいたらこんな戦い方は難しそうだな……」


1対1ならこんな感じで戦えるが2体以上になると他の個体が酸を飛ばしてきたりしてくるはず。それを回避しながらとなると流石に今回のような戦い方はできそうにない。


「今後も単独でいるときは戦闘をして複数でいるときは引き続き逃げるという作戦で今後も探索を続けていくしかないか」


そんなことを考えながら引き続き探索を行い、ウォーグ3体とキラーアント2体倒したところで下へと降りる階段とワイルドフィグを見つけることが出来た。

まだダンジョンに潜り始めて半日ほどしかたっていないが小腹も空いていた為、収納せずにそのままかじりながら階段を下ることにする。


「うん、本当にこれ美味いな」


正式な食べ方は分からないためとりあえず皮をむいてから中の実を食べてみると柔らかく、種のようなものも一緒に口に入ったが硬くもなく一緒に噛んでもそこまで不快に感じない。味自体もさっぱりとした甘みで食べやすい。

そう思っていると徐々に意識が遠のいていきそのまま気を失ってしまった。



のんびりマイペースにやります_(┐「ε:)_

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