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悪堕ち魔法少女。世界に復讐を誓う~「魔女」と断罪され世界に全てを奪われた少女。敵だった"魔王少女"たちを復活させ人類への復讐を誓う~  作者: ケイ


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VS現代兵器②

轟音をたて飛来する空対空ミサイル。

それは追尾機能をもち、確実に"如月 夕日"と"ペルセフォネ"をロックオンしていた。


その攻撃。

しかしそれすらも凌駕する、二人の飛行速度。


発射されたスパローは6発。

逆噴射の炎をその糧とし、こちら側から発した電波を反射する対象。それを追尾するセミアクティブ・レーダー・ホーミング。

それを駆使しミサイルは二人への追尾を続行。

対象を撃墜する為、いかんなくその性能を発揮していた。

 

風を切り、闇を揺らし。

夕日は、それと戯れる。


くるりと旋回し、夕日は「おいかけるのも好きだけどおいかけられるのはもっと好き」と可愛らしく呟く。


そして更に速度あげ、聳える赤色のタワーの前で立ち止まる。

そのタワーは都心では象徴的な電波塔。

夕日がまだ人類側だった時。ここで同じように、"敵"の攻撃を受け止め打ち消した記憶。それを夕日を思い出す。


「んー。あのときはこのタワーを守る為にがんばったっけ?」


懐かしそうに、夕日は後ろを一瞥。

だがすぐに、夕日はその目を闇に濡らし言葉を続けた。


「だから今回は壊す」


呟き。

間近に迫ったミサイルへと微笑む、夕日。


そしてーー


夕日は、ソレを避けた。

まるでドッジボールのボールを避けるような戯れ感覚で。


直後。


如月 夕日を標的としていた三発のミサイル。

それが、都心の象徴である赤色の電波塔へと直撃する。


震動する空気。

響く爆発音。

弾け飛ぶ赤と白の鉄骨。


同時にあがったのは、夕日の愉しそうな笑い声。


「あははは」


爆風に髪を揺らし、火の粉で頬を赤く染め。


「ペルちゃん。そっちはどう?」


ペルセフォネへと声をかける、夕日。

それと呼応し、ペルセフォネは、「ゴミ」と呟きミサイルを真正面から見据える。


そして、夕日と同じように眼前に迫ったミサイルを見据えーー


「墜ちろ」


と、忌々しく呟く。


三発のミサイル。

それはペルセフォネの意を受け、弾頭を下に向ける。

そこには避難がまだ終わっていない人々が溢れ、道路は渋滞。その光景は行き交う人々の混乱が目に見えてわかる程。


対象を"ペルセフォネ"ではなく街に変え、垂直に墜ちていく闇に染まった現代兵器。

その様は、人類の力が到底"闇"には叶わないということを改めて感じさせる光景だった。


舞う、瓦礫。

つんざく炸裂音。

下から吹き上げる熱を帯びた爆風。


それを受け、しかしペルセフォネの表情は微塵も変わらない。

たがその目は確かに、こちらを撃ち落とさんとする戦闘機を捉えていた。


「……」


「ペルちゃん」


「なんだ」


「あの玩具。どうしよっか?」


「壊すだけだ。人類の抵抗など魔法少女おまえたちの攻撃と比べれば蚊に刺されたようなもの」


「そっか。そうだよね」


夕日は儚げに笑い。

魔王少女を倒した時の魔法少女みんなの力を思い出す。


「神秘の宿らぬ抵抗などわたしには通じない。それを未だ気づかぬ人類共。それは愚か以外の何者でもない」


再び発射されようとする、ミサイル。

その満身創痍に雰囲気を醸す、複数のF-15J型戦闘機。


それを目で追い、ペルセフォネは夕日へと声をかける。


「如月 夕日」


「なーに?」


「滅するぞ、人類を。あの下らぬ抵抗もろともな」


「うん」


剣を抜く、ペルセフォネ。

拳に闇を纏わせる、如月 夕日。


二人は終わらせる。

人類の茶番じみた抵抗を、有無を言わせずに。

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