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モフ神様と森の中  作者: 南人
22/32

温泉饅頭と温泉玉子

 ――夢を見た。


 7つのオレンジ色の珠を集めたら、日本の昔話で有名なアニメのオープニングが始まった――という夢。


 ◇◇◇


「……まさかのフラグだったとは……」


 目の前には小山ほどの大きなドラゴン。大迫力ですねー(棒読み)


『――久しいの、精霊王』

「……お主が人前に出るとは珍しい事もあるもんじゃのぅ」

『お主こそ人族に加護を与えるという珍しい事をしとるではないか』


 モフ神様とドラゴンさんの会話を一緒にお湯に浸かりながら聞いている私――シュール過ぎる。ってか何でこうなった?!


 ***


 ――事の起こりは数日前。


 レベッカ達と日本での生活の事を雑談している中で『温泉』の話が出て、その流れで『温泉饅頭』や『温泉玉子』の事をポロッと言ったら――ハイ、ものの見事にモフ神様とレベッカが釣れましたよ。序でに『美肌の湯』でマリーさんもね。


 で、『深遠の森』の中にお湯が涌いている場所があるという事でモフ神様、レベッカ、マリーさん、ジュディオスさん、私の5人+もっちーとでやって来た訳ですよ。


 大陸一番の大きな火山が近くにあるからか川の一部が温泉になってる所がそこかしこにあって、まるで仙人風呂みたい。


 早速『具現化』で出した水着を着て入ってみたら――気持ちのイイこと、気持ちのイイこと!最高だわ~。


 因みに皆さんの水着は私がデサインさせて戴きました~♪

 レベッカには黄色地に魚と肉球柄のフリル付ワンピース。

 マリーさんは赤と黒のツートンカラーのもちろんビキニですよ!――眼福眼福。

 青地に花柄のボクサーパンツのジュディオスさんは……あ、鼻血吹いてる。イケメンが台無しだよ!

 私?――無難に紺のドット柄のワンピースにパレオ付ですが何か?


 持ってきてた玉子入りの籠を温度が高い場所に暫く浸けておく。折角なので30個程作っておこう。『収納』に入れておけばいつでも新鮮なのが食べられるからね。


『温泉饅頭』に関してはモフ神様のバイブル『味好屋』の商品パンフに載っていた『黒糖饅頭』を用意してありますよ。

 パンフによると温泉地で売られてる饅頭の事を指すらしいので、ここも温泉地って事でOKでしょう!


 皆でのんびり湯~ったり温泉を堪能していたら、急に霧が掛かって――


「――ム……急に転移してくるでないわ、皆が驚くじゃろうが」

『それは済まん事をしたの』


 霧が晴れたら目の前に大きな黒いドラゴンが居たという訳ですよ。パニックが起きなかったのはモフ神様のお陰だって後から知ったよ。流石モフ神様。


「お主が住み処から出てくるとは……何百年ぶりじゃろうな」

『……懐かしい気配を感じて思わずな。……やはり稀人か』


 ドラゴン――『古竜(エンシェントドラゴン)』だって!――の紅い瞳がゆるりと細められる。


 私の魔力の波動が千年以上前に知り合った稀人と良く似てるらしい。千年近く引き籠ってたのに出てくる位だから随分親しかったんだろうね。


 ドラゴンの登場に驚き固まってた皆が何とか再起動して一緒におやつタイム。『温泉饅頭』はドラゴン――名をゼフィロウシスリグシェン、略してゼフィさん――にも好評だったよ。あ、『温泉玉子』もね!

閲覧ありがとうございます。

気に入って戴けましたら感想の程よろしくお願いします。

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