2人を話のネタに・・・っていいの?!
あのあとマリーさんとジュディオスさんの転移による追いかけっこが始まり、結局その日2人は戻らなかったのよね。
「大丈夫かしら……」
「マリマリ師匠も往生際が悪いのにゃ~」
「素直に認めれば良いのにのぅ……サチ、おかわりじゃ」
えぇ~呑気におやつ食べてる場合じゃないと思うんだけど……心配してるの私だけ?
「心配せんでもあの2人は大丈夫じゃよ」
「そうにゃ~3日以内にラブラブで帰って来るにょにおはぎ掛けるにゃ」
「我も2日後にクリーム白玉善哉を掛けようかの」
「にゃはは~勝負ににゃらにゃいにゃ~」
のほほんとした会話を聞いてるとワタワタしてるのが莫迦らしくなってきたよ。
「まあ、付き合うを通り越していきなり結婚してくださいには驚いたがの」
「初めてしっかり言えた事に感動してるにゃよ~ディディにしては良くやったにゃ~」
レベッカ曰く小さい頃からマリーさん一筋だったくせに自分に自信が無くヘタレだったジュディオスさんにイライラしてたそうだ。
マリーさんはマリーさんで100歳年上である事を気にして身を引こうとするし――って何そのジレジレ恋愛劇場は!
「これで少しは進展するじゃろ――もう一杯おかわりじゃ」
「モフ神様食べ過ぎじゃない?これで6杯目なんだけど」
「クリーム白玉善哉なら無限に食べられるぞ」
……胸はって言う程の事じゃないと思うよ。
「マリマリ師匠も年齢の事気にしてるけど100歳差にゃんてザラにゃ~イブイブの弟夫婦にゃんて150以上離れてるにゃよ」
あ~~桁が大きすぎて実感が涌かないんですけど!これだから長命種は……あ、下の0を取って考えればイイのか。
てことは10歳差かぁ……芸能人でもいたよね、確か。そういやお祖母ちゃんも13歳差だって言ってたな。もちろんお祖母ちゃんが下だよ。
そういえば妖精族って大体100歳前後から肉体年齢が変わらなくなるそうだ。だから人族みたいに結婚適齢期なんてものも無いんだって。ナニソレうらやま。
「マリーの場合は年上というのが引っ掛かっとるようじゃが、我は関係ないと思うぞ」
「そうにゃ~ディディみたいにゃ男には年上の方が合ってるにゃ~」
確かに日本にも『年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ』って諺があるくらいだしね。子供の頃は金ピカの『金』だと勘違いしてたけど、本当は磨り減らない『鉄製』って意味なんだってね。こっちの世界じゃ『ミスリルのブーツ』かな?……どんなRPGの装備だよ。
「――この話は仕舞いにしようかの。――ということで、おかわりじゃ!」
「アタシもおはぎおかわりにゃ~!」
「食べ過ぎだよ~~!」
ストック分を食べ尽くす勢いのモフ神様とレベッカを止めるのは大変だったよ。
あ、マリーさんとジュディオスさんは無事2日後に帰ってきたよ。2日の間に何があったかは聞かないけど、レベッカの言う通りラブラブ状態で。しかも両家の家族にも報告してきたって。
私の心配を返して――!
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