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モフ神様と森の中  作者: 南人
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雨の日の語らいと新たなる・・・

 今日は朝から雨が降っています。2日連続の雨模様です。


 この地域は水の月(6月)と風の月(9月)は雨の日が多いんだって。日本とよく似ているよね。まあ、大きな大陸のほぼ真ん中なので台風とかは来ないけど。


 仕方がないのであんこの作り置きに勤しんでるよ。常備する物が増えたしね。序でにお祖母ちゃんがよく作ってくれた甘納豆にも挑戦中。


 小豆を砂糖水で煮るだけの作業としては簡単なんだけど、結構時間が掛かるから気分的に余裕がある時しか作れないのよね。そういう意味では今ってホント恵まれてるよね~モフ神様様々。


「――それじゃあ聖女召喚のせいでコッチに来ちゃったワケなのね」

「ホントあのバカ太子最低にゃ!あにゃ、元だったにゃ」

「ウフフ……自業自得ってやつね。ま、あの王宮も少しは風通しが良くなったんじゃない?」


 弱火でゆっくり小豆を煮ながらマリーさんと今までの事を色々語り合った。あ、マリーさんは薬草を擂り潰したりしながらだけどね。レベッカはそのお手伝い。


「――ご家族は残ってないのね?」

「えぇ……両親は6歳の時に事故で。育ててくれた祖母も病気で5年前に見送ってます」


 何時も大きな声で笑って溌剌としてたのに、病気が見つかってからあっという間に逝っちゃったんだよね。……長く苦しまなかったのが救いかな。あまり孝行出来なかったなぁ。初任給で一緒に旅行したくらいか。


 私が和菓子好きなのはお祖母ちゃんの影響なんだよね。小さい時からおやつは和菓子中心でさ。ケーキが食べたいって言ったらどら焼をスポンジ代わりにしてクリームを塗ったのを作ってくれたっけ。ちゃんとイチゴも乗ってたよ。……今度作ってモフ神様を驚かせてみよ。


「思ってた通りこの『アズキ』は低級ポーション並みの回復効果があるわね。更に言えば『ワガシ』はサチが手を加えた事で効果が三割増になってるわ」


 マリーさん曰く、小豆自体がポーション素材の中でも上位クラスなんだって。流石モフ神様の小豆。


「惜しむらくは『ワガシ』は日持ちしない所かしら。マジックバッグ持ちには良いけど、一般人向けだと難しいわね」

「残念にゃ~イブイブが売り出したら絶対買う!って言ってたにょに……」


 イブリンさんもおはぎを気に入ってくれたのは嬉しいよ。確かに現金収入はあった方が良いけど……和菓子屋をするつもりはないからね!モフ神様達だけで手一杯だからね!


「ところでステータスの最終確認はいつしたの?」

「え?……レベルアップした時だから……3ヶ月以上してないかも」


 え、何その意味深な笑顔は。綺麗なだけに怖いんですけど。


 慌ててステータス画面を出す。


 天野幸恵(28)

 性別 女

 種族 人族 異世界人

 HP 65/65

 MP 580/580

 スキル クリエイト

 従魔 もっちー(プラスライム)

 加護 精霊王の加護

 称号 精霊王のおやつ係


 何かまた1つ増えてる~~!ってか『おやつ係』って何なのよ!?

 ちょっとモフ神様!コレってどういうこと~!?


 雨が降る森の中、私の叫びとレベッカ達の笑い声がこだました。

閲覧ありがとうございます。

気に入って戴けましたら感想の程よろしくお願いします。

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