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モフ神様と森の中  作者: 南人
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モフモフ天使

 今日は西側で一番近くにある村に来ています。

 基本、私は森から出ないのだけどレベッカに無理言って付いて来ちゃいました。

 何故かというと……。


「ぴゃあ~ぴゃあ~」「うにゅ~」「ぴぃ~」


 茶トラと茶白と三毛の赤ちゃん猫が大きな籠の中で元気な声をあげています。

――まさしくモフモフ天使っ!か~わ~い~す~ぎ~!


 レベッカの知り合い――ケット・シーのイブリンさん――が赤ちゃんを産んだと聞いたからです。


「来てくれてありがとにゃ~。お構いできずごめんにゃ」

「こちらこそ押し掛けてすみません」

「にゃはは~サチさんって言ったっけ?いい子だにぇ~気にしにゃくていいんにゃよ~」


 イブリンさんは真っ白な長毛種――ペルシャ猫に似てるかも――で気っ風のいい肝っ玉母さんです。

 豪快に笑いながら背中をパシパシしてくるのだけど、肉球なおててなので私としてはご褒美です。ありがとうございます。


「あ、籠から出そう」

「目が開いたらちっともじっとしてにゃいから大変にゃよ」


 一番元気な茶トラ君が外に出ようとするのをイブリンさんが押し止め、籠の中に入っておっぱいタイムです。フミフミしながらおっぱいを飲む姿はどれだけ見ても見飽きませんね。あぁ、癒される。


「出産にゃんて久しぶりにゃん。イブイブ何頭目にゃ?」

「この仔らで丁度10にゃよ。子供はたくさん居た方が賑やかでいいにゃ~レベッカもさっさと子供作りにゃ」

「言われにゃくても分かってるにゃ」

「え?」

「にゃ?」

「レベッカって結婚してるの?!」

「してるにゃよ。言ってにゃかったかにゃ?」


 聞いてないよ~~!

 赤ちゃん達のお腹ポンポコリンのヘソ天姿に悶えていたらレベッカから衝撃発言が!


 聞けば結婚して既に10年――といっても長命種なのでまだまだ新婚みたいなもんなんだって。


 長命といえば龍人族と妖精族。ラノベでも定番だよね。

 妖精族の中でも一番平均寿命が長いのがエルフとドワーフで大体900歳位でケット・シーは700歳位なんだって。龍人族は驚きの五千歳って……地球じゃ幾つ文明が変わることやら。

 反対に短命なのが人族と獣人族で60~65歳位。寿命が定年って日本じゃ考えられないよね。


「旦那様も忙しくしてるし子供はも少しいいかにゃ~」

「まぁ子供は授かり物だからにぇ~…んにゃ!このお土産美味しいにぇ~」

「お口に合って良かったです」


 手土産はレベッカ推奨のおはぎです。モフ神様の分もたっぷり渡しといたから今頃楽しんでるんじゃないかな。


「にゃんか疲れが取れたみたいにゃよ」

「サチサチの作る和菓子はそういう効果があるのかもにゃ」


 そりゃモフ神様の小豆で作ったからだと思うよ。

 それにあんこってポリフェノールと鉄分が豊富で身体にいいってお祖母ちゃんが言ってたもんね。毎年一緒に作ってたから懐かしかったな。


 その後赤ちゃん達を思う存分モフらせてもらい、私の方が癒されまくったのでした。

閲覧ありがとうございます。

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