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突然!異世界ライフ~とりあえずのんびり生きていこうと思います~  作者: おる・かん
第3章・ライクニフ国
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やべー奴の襲来

ふと気になったんですが、他の作者様はどのように話の展開を思いついてるんですかね?

私の場合、大まかな展開を構想してそれをメモに書いて、細かな部分はお風呂などでボ~ッとしながら考えてるせいか、よく忘れちゃうんですよね.....

メモってても後日改めて見た時、なんぞコレ?って感じで忘れてる事もしばしばです(笑)

こんな私ですが、これからも頑張って書いて参りますのでどうかよろしくお願い致します。

「では、依頼はこれで完了です。ありがとうございました」

「いえ、こちらこそお世話になりました」


俺達は、無事にラライの町に着き、トネルコさんの店に到着した。

今回の依頼は護衛だけで、荷下ろし等は含まれていない。

なので、この店に着いた時点で依頼は完了となるのだ。


俺はトネルコさんと挨拶を交わし、依頼完了の報告をする為にポルト達とギルドへと向かう。


「ポルト達はこの後はどうするんだ?こっちで何か依頼でも受けるのか?」


俺は横を歩くポルトに話しかけた。


「いえ、実は帰りもトネルコさんから指名依頼で護衛を受ける事になってるんですよ。カズキさん達の代わりに何人か護衛を雇って戻るみたいですよ?だから俺達はそれまではのんびりですかね」

「おお~、指名を受けるなんてすごいじゃないか!」

「いえ、俺達なんてまだまだですよ.....」


ポルトはそう言って、嫁さん達に目を向ける。


あぁ.....うん、そうだね.....でも、比べる相手が悪すぎるんじゃないかな?


「カズキさん達は、この後どうするんですか?」

「う~ん.....とりあえず数日は休日にしてのんびりかなぁ?その後は、ランク上げる為に何か賊退治の依頼を受けようと思ってる」


俺とポルトがそんな会話をしていると、ネルが割り込んでくる。


「この国で賊退治だと、ダンジョンの依頼が多いっすね」

「ダンジョン?盗賊とかじゃないのか?」

「この国は、魔族が多いので賊が潜伏する場所がほとんどないんすよ。すぐに見つかってしまうっすからね。変わりに、ダンジョンの中を根城にして冒険者を襲う奴等が居るんすよ」

「うむ、魔族は人族と違って特殊な能力を持つ種族が多い。例えば、ラミア族等は熱を感知する能力を持っておるおかげで、暗闇でも人を完全に感知出来るのじゃ。ハーピィー族等は、主に空を集団で飛んで移動するからの、上空から見れば、賊のアジトなど一目瞭然よ」


ネルの言葉に、シャルミナがさらに詳しく説明してくれる。


「いや、ダンジョンってマスターが管理しているんじゃなかったのか?賊とか潜んでたら、すぐにバレそうな気もするんだが?」


ラナード王国のダンジョンは確かそうだったはずだ。

俺がそんな事を疑問に思っていると、ネルが答えてくれる。


「それは、この国のダンジョンはまだ制圧されていないからっすね。ラナード王国のダンジョンは、ジン様によって制圧されて、そこに管理者を置いてる訳なんすけど、ライクニフではダンジョンは野良のままなんすよ」

「うむ、ポポイの奴が出れば簡単なのじゃがな.....あ奴は『風呂が無いから嫌だ!』と言ってダンジョンに入りたがらんのじゃよ」


ポポイ?確か.....シャルミナの弟で、この国の今の魔王様だっけか?

しかし.....俺にはその気持ち、良く理解できるぞ!

数日も風呂に入れないかもしれない場所に、俺だって行きたくねぇ~よ!

ポポイさんとは仲良くなれる気がするな!


「あれっ?でも、母さんの眷属も居るんだろ?その人に頼めば、ダンジョン攻略なんて簡単なんじゃないのか?」


そうだ、確かこの国には、母さんから派遣された眷属の人が居るはずだ。

その人に頼めば問題は無いような気もするが.....


「あぁ~.....ユリエルの奴はポポイの補佐が仕事じゃからのぉ~。なので側を離れる事はないの。そもそも、ミリア様の眷属は、ミリア様からの命令を忠実に守る事に誇りを持っておる。だからユリはポポイが頼んでも側を離れる事はないの。ポポイが自ら行けば付いて来るじゃろうが、ポポイが行きたがらんからのぉ.....」

「なのでこの国ではダンジョン攻略は、冒険者に任せられてるっす。それでその冒険者を狙った馬鹿がダンジョンに住み着いてる訳なんすよ」

「へぇ~、そうなんだ」


この国に居る母さんの眷属はユリエルって言うのか。

まともな人である事を願う.....いや、マジで。


それにしてもダンジョンかぁ~.....出来れば行きたくないなぁ.....いや、待てよ.....

そうだっ!俺にはおじさんから貰った車があるじゃないか!

それをダンジョン内で出せば、安全な寝床にシャワーまで浴びれるじゃないかっ!


この車、おじさんが作った後、うちの過保護な動く非常識が『これでどんな魔物が襲ってきても安心ね~』っと言って、外装に使われている素材を魔改造したのだ。

確か、オリハルコン合金に特殊な防御障壁魔法をうんたらかんたら言ってたな?

そのおかげで、中から施錠してしまえば、マッシュ達竜族ですら傷付けられない代物である。

当然、タイヤにも非常識な事が施されており、見た目は普通のタイヤでも中身は別物だ。


俺はダンジョンに入っても問題ないと結論を出し、意気揚々とギルドへ報告に向かうのであった。






ギルドで無事に報告を済まし、ポルト達と別れた後、俺達は今日の宿へと向かう。

ギルドの受付さんから良い宿を紹介してもらったのだ。

受付さんは、単眼族の女性だったが、特に嫌悪感などは湧いてはいない。

むしろ、その大きなお目目がクリッとしていて可愛らしい印象さえ感じた。


「.....何やっとるんじゃ?あ奴.....」


俺はシャルミナの呟きに、思わずそちらの方へと振り向いた。


「ヒエッ!.....」


街灯のような柱の陰から、1人の女性がこちらを見つめている。

その銀色の髪と、街灯から大きくはみ出している白い翼.....間違いなくアリアである。


(おいっ!隠れるならもっと上手く隠れろよっ!羽が丸見えじゃねぇ~かっ!むしろそれで目立ってるよっ!!)


俺は内心ツッコみを入れながら考える。


(何でアリアがここに居るんだ?.....いや、目的は俺なんだろうけどさ!さて、この場合どするのが正解なのか.....)


考えろ、考えるんだ!俺っ!


【ケース1】俺から声を掛ける


「アリア、久しぶり。何やってんだ?」

「あぁっ!カズキ様!私にお気付きになるんて.....やはり2人の絆は深いのですね!」


そう言って、俺はアリアに胸元で抱きしめられ窒息しそうになる。



【ケース2】知らん振りして無視する


「まぁ!カズキ様.....ハッ!?もしや、このアリアを試しているのでは!?そもそもカズキ様にお声を掛けられるのを待つなど不敬!私自らがカズキ様の元へ行き愛情を注ぎに来いと言う、無言のメッセージですね?」


そう言って、俺はアリアに胸元で抱きしめられて窒息しそうになる。


.....あれっ?いや、まだだっ!まだ諦めるなっ!



【ケース3】何しに来たっ!帰れっ!と冷たく引き離す。


「もしや.....コレが反抗期と言うモノでは!?カズキ様.....ご立派に成長成なされてこのアリア、嬉しく思います!」


そう言って、俺はアリアに胸元で抱きしめられて窒息しそうになる。



.....詰んでるじゃねぇ~かっ!どうしろって言うんだよっ!!

どう考えても俺が抱きしめられて窒息する未来しか見えないよっ!!


「.....なぁ、シャルミナ.....どうするのが正解だと思う?」


俺は藁にも縋る思いでシャルミナに助けを請う。


「いや.....カズキ様は色々と考えておったようじゃが、どうにもならんと思うぞ?諦めて受け入れるのが1番なんじゃないかの?」


しかし、帰ってきた答えは非情である。


俺は他の嫁さん達にも視線を向けるが、見事に全員から逸らされてしまった。


い、嫌だっ!俺は諦めないぞっ!

人間、諦めなければ大抵の事は何とかなるもんだっ!


しかしこの後、そんな俺の決意などあざ笑うかのようにアリアの熱い抱擁を受け、俺はいつものように窒息しそうになる。


(いや、本当に何しに来たんだよっ!)


そんな俺とアリアの再会は、俺が助け出されるまで続くのであった。

~キャラ設定メモ⑭~

本名:ポポイ・ヴィエ・ライクニフ

種族:魔族

性別:男

身長・体重:135cm・38kg

年齢:????歳

好きな食べ物:ビースウッドの実(ライクニフで多く栽培されている果物)

嫌いな食べ物:ウーワームの姿揚げ(芋虫のような魔物、味はクリーミーで濃厚)

戦闘スタイル:中衛万能タイプ、シャルミナと違い回復補助系がやや得意。主武器はシャルミナと同じく槍。

容姿:紫髪の短髪な所以外、容姿は双子だけあってシャルミナとそっくりである。大きなお姉さんが見れば、歓喜するような見た目ショタである。

性格・その他:シャルミナの双子の弟で、姉に振り回されがちな苦労人。

魔王の地位を姉に押し付けられているが、長年姉に任せていたのでその事に文句はない。

シャルミナと違い、自身の見た目を気にしておらず、喋り方は普通。

姉も持っているミドルネームの『ヴィエ』は、この世界で『魔族の祖』と言う意味をもっている。

シャルミナにはやや劣るが、戦闘能力は高く、カズキの嫁さんズではシャルミナ以外は勝てないほどの能力を持ち、まさに魔王様としての実力も十分である。

過去、女性に追い回されて付きまとわれたり、襲われそうになった経験から女性はやや苦手としているが、態度には出さずに隠している。

実は、ミリアから派遣されているミリアの眷属のユリエルの事が密かに好きである。

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