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26 モンスターライン

 村から出発して10日、モンスターライン、ロマロダ要塞が見えてきた。規模的にはアクリミガの倍くらいだろうか。

 街の中に入ると壁が3重にもなっていることがわかった。日夜ここで魔物たちと戦うわけだから当然といえば当然の防備か。


「魔物討伐ならあの大きな建物で話が聞けるよ」


 情報を聞き、そこへ向かう俺たち。


「ここでは魔物討伐の受け付けをしています。あなた方は討伐希望者ですか?」

「はい」

「ここは初めてですね。何か強さを証明するものがあれば出してください」


 ミアとイリスのアクリミガ、最終順位を伝えた。

 受付の人は49と72ならBクラス上位かな、とつぶやき説明を始めた。


 ・ランクはS、A、B、C、D、E とわけられている

 ・その中でも更に1~10まである

 ・基本チーム戦。何人でもいいが多ければ多いほど報酬は減る。

 ・討伐方法はいくつかある

 ・最上級の魔物は出現しないがそこそこ強力な魔物がいる。


 説明はこんなところ。


「ここまで説明しましたが、一旦討伐は置いておいて、仲間集めをおすすめします。こちらとしては5人パーティを推奨しています。もちろん3人でも構いません。中には1人の方もいます」


 どうする? と相談。受付の人の言う通り一旦ここはひいて、仲間集めを考えることにした。

 が、俺がワケアリなので結局3人で参加することに。とりあえずいつもの強者探しをして、2人が強者との戦闘を堪能した後、再度討伐受付へ。


「了解しました、3人様ですね。えー、強さ的にオススメはランクA-8。慎重に行くならB-3くらいでしょうか。この後そのクラスの魔物と実際に戦っていただきます」


 慎重に行こうということでBー3にした。手続きを済ませ、ここでの身分証のようなもの、「モンスターカード」を手に入れた俺たちは、受付の指示に従い街の奥にある建物に向かった。そこは監獄のようになっていて、魔物の鳴き声が響き渡っている場所だった。


「モンスターカードを。はい、B-3、テストの方ですね。それではこちらの部屋へ。ほどなくして強敵1匹、魔物多数、特殊な魔物、と魔物がこの部屋に放り込まれます。危険を感じたら部屋入口の緊急ベルを鳴らしてください」


 3人で部屋に。周りが金属の壁でできている特殊な部屋。ここで魔物と戦うわけか。

 少しして部屋の奥の扉が開く。そこから1匹の魔物がこちらへ。「バトルインセクト」、カブトムシに似た魔物。飛んでこちらに向かってきた。鋭い角でイリスを攻撃しようとしたがカウンター気味に攻撃を喰らい、バトルインセクトの頭が身体から離れ、地面に。我々が勝利した。


 次は多数の魔物。扉が開き魔物が部屋に放たれた。「マジッククロース」、服の化け物、それが10体。数は多いが強くはないため、各自別れて倒した。俺は正体を隠すため逃げ気味で。

 そうだな、強いて言えば「多数」が我々の弱点だろうか。3人共、多数の魔物に攻撃できるスキルが無いからね。単体用スキルばかり。特に苦戦することもなく、マジッククロースを片付けた。


 最後に特殊な魔物「メタルデビル」、ほぼタコだな。身体が金属でできているようだ。ミアは拳を振り上げ、メタルデビルに向かって叩きつけた。彼女の打撃でメタルデビルの体は大きく陥没、そのまま事切れた。

 その後もテストを繰り返す俺たち。そして5日後、最終的にはA-5に決まる。


「討伐方法を選んでください。そうですね、初めてですから指定フィールド狩りが良いかと」


 受付の人が討伐方法を記したボードをこちらに渡してきた。

 ・指定フィールド狩り。指定されたルートを歩き、出てきた魔物を退治する。いくつか緊急避難所、宿泊所があり比較的安全。

 ・自由フィールド狩り。文字通り自由に狩れる。基本野宿。

 ・魔物を監獄に閉じ込める仕事。討伐ではなく監獄まで魔物を連れてくる仕事。狩りではなくステータスは上がらないが、報酬は非常に良い。

 ・監獄狩り。監獄にいる魔物を狩る。テストや監獄の余りの状況などが優先されるため、安定して狩れないことが多い。一番安全ではある。


 お勧めの指定フィールド狩りを選んだ。狩場や出てくる魔物を覚えるまではこちらがオススメだとか。さらに狩場を選ぶ。これもお勧めの平原を選んだ。

 それから狩場に移動。平原に入り、地図で指示されているところを歩き、魔物をが現れるのを待つ。草むらから草をかき分ける音が。魔物が現れた。俺たちは問題なく魔物を片付けた。


 何日か指定をこなして自由フィールドを選択。更に数日経過後に狩場を変更して指定フィールド狩りを。しばらくはこの繰り返しを。

 狩りを始めて50日、ランクがSまで上がる。それから相手の攻撃力を下げるスキル、「アサルトクライ」を覚えた。相手の素早さと自分の素早さで命中率が決まる。やはりゲームでは使い物にならないが、俺のステータスだとほぼ100%命中、魔物の攻撃かなり弱らせることができる、と有用な魔法ではある。

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