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地雷パーティになりました。  作者: 滝津原
ドラゴン狩りに行こう
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38/62

岩石鳥の群れ

 そんなこんなで4人はグイヌ火山に来ていた。


 グイヌ火山は、イトリスの町の南部に存在し、マグマの吹き出る危険地帯だ。ただ、裾は広く、マグマが届いているのは火山の中腹辺りまでである。


「耐熱ポーションは要らないって話だったが、十分暑いなあ」

「マグマダイブしたら即死かねえ」

「夜になっても明るいのかなー」

「触れたらどんなダメージになるんだろうね……」


 火山の麓で馬車から降りた4人は、遠くに見える火口から流れ出るマグマを目に、口々に感想をこぼしていた。


「あ、あの飛んでるのが岩石鳥じゃない?」

「……あれか」


 クローベルが指した先には群れをなして飛んでいる鳥が見えた。茶色っぽい体をしているのは分かるが、距離が遠い。


「ちょっと登らないとダメっぽいな」

「流石に離れすぎだな……サリミラ?」

「一発だけ狙ってみてもいい?」


 返事を待たずにサリミラは狙撃銃を背中から下ろす。


「『ロックメイド』『銃座』」


 そして唱えたのは土属性魔法の『ロックメイド』だ。岩を使って自由な形を作ることができる。

 地面から生え出た岩は、銃座の形に固まった。


「なるほどなぁ。考えたな」

「割りとこれがやりたくて土属性魔法取った感はあるねー。『アシストライン』『サイレンサー』」


 サリミラの視界に銃口から放物線状に伸びる赤色のラインが現れる。これは銃のスキル『アシストライン』の効果だ。そのラインは距離が離れるにつれ太くなっており、銃弾の予想軌道を現している。


「それではー」


 軽い声と共にサリミラは引き金を引く。ケイディアは咄嗟に耳を塞いだが、前回のような爆音は無かった。これも同じく銃のスキル『サイレンサー』の効果である。実在するサイレンサーと違い、魔法の力で音を抑えているため、銃の威力の軽減はない。銃のスキルは銃弾に影響を与えるものはほとんど無いが、こういったサポート寄りのスキルが多い。


 放物線を描いた銃弾は狙い通りに鳥の群れの中に飛び込んでいった。


「……当たったか?」

「分からん」

「やっぱりもう少し近づかないと……あ」


 群れの中から1匹、落ちていくのが見えた。その影は錐揉みしながら落ちていき、どんどん高度を下げる。そして地面まで落ちると、サリミラの視界の端にアイテムドロップの通知が表示された。


「やったぜ。……鶏冠は落とさなかったけどー」

「ナイスショット」

「狙えるならここからどんどん落としていけばいいんじゃない?」

「んー、でもスキル2つだとMPの消費が大きいなー」


 10発くらいでカツカツかも、と告げるサリミラ。


「『アシストライン』はさっきと同じように狙えば必要ないんじゃない?」

「あ、そうだね『サイレンサー』」


 次は『サイレンサー』のみで撃ってみる。再び群れから1つ影が離れ墜落する。だが、


「『サイレンサー』の消費がでかいみたいだねー。消す音が大きいからかな」

「もうスキルなしでいいんじゃないか?」


 襲いかかってきたら迎撃すればいいし、とダングルスの言葉にサリミラは頷いた。


「だねー。じゃあ」


 引き金と共に爆音が轟く。音より速い弾丸が岩石鳥の群れに飛び込み、遅れて届いた音が岩石鳥との開戦の合図になった。

 ある程度定期的に更新するのは諦めました(惰弱)

 完全不定期に更新になると思います。

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