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♬和栗鼠の不思議な異世界と音の契約婚姻譚♬  作者: ナロージュ•ピクセル


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♬三小節目♬不思議な音の館へ招かれて♬


 ーー拝啓。愛しの恋しぃ。因幡(イナバ)君。

 アナタを追って私(わたくし)、和栗鼠(ワリス)は、不思議な異世界へとやって来てしまいました。アナタと共にあの日、大橋の上から大きな川へと落ちて、共にお星様になったのだと(訳∶★死んじまった☆)と思っていたのですが、、、目が覚めると其処は、、、金平糖の様な星がキラキラと瞬き光る天の川の如き不思議な川岸で御座いました。愛しの恋しぃ。因幡(イナバ)君。……アナタは何処(いずこ)におられるのです?ーーアナタに逢いたい。

 ……途方に暮れその不思議な天の川?の水面に私(わたくし)の落とした涙が零れ波紋がキラキラと広がっていった時でした……『ー和栗鼠(わりす)ー我の愛しの君よ♡』私(わたくし)の名を呼ぶ誰かの声に振り返って見やれば、其処にはーー白くて大きな兎の骸骨のような風体をした伽藍堂なポッカリと空いた両の眼窩に底しれぬ闇を抱いた因幡(イナバ)君と良く似た血のように赤き ビードロ玉の如き両の瞳(め)をした御方《・・・・》が、私(わたくし)を見詰め仰ったので御座います『ー和栗鼠(ワリス)ー我(われ)は君に婚約を申し込む♡ー我(われ)の花嫁となるのだー愛しの和栗鼠(ワリス)よ♡』と……私(わたくし)は、不思議な異世界で求婚されました。……答えは、勿論『……えっ?致しませんけども?』丁重に『私(わたくし)には、愛しぃ、恋しぃ、因幡(イナバ)君がいらっしゃいますもの!何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方からの求婚は固くお断り致しますわ!』とーー婚約破棄してやりましたわッッッ!!私(わたくし)には、愛しぃ、恋しぃ、因幡(イナバ)君。アナタがいらっしゃるのですから♡よくわからない何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方からの求婚に応えている場合では御座いませんことよ!愛しぃ、恋しぃ、因幡(イナバ)君。私(わたくし)は、アナタ樣をお慕いしております。

 ……かしこ。和栗鼠(わりす)ーー。



     ☆。*゜+★*.✧.。*★✧*。☆。*゜+★



 白くて大きな兎の骸骨のような風体をした伽藍堂なポッカリと空いた両の眼窩に底しれぬ闇を抱いた因幡(イナバ)君と良く似た血のように赤き ビードロ玉の如き両の瞳(め)をした御方《・・・・》が、私(わたくし)を見詰め仰ったので御座います。

 『ー和栗鼠(ワリス)ー我(われ)は君に婚約を申し込む♡ー我(われ)の花嫁となるのだー愛しの和栗鼠(ワリス)よ♡』


 ……私(わたくし)は、不思議な異世界で求婚されました。

 ……答えは、勿論。


 『……えっ?致しませんけども?』

 丁重に『私(わたくし)には、愛しぃ、恋しぃ、因幡(イナバ)君がいらっしゃいますもの!何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方からの求婚は固くお断り致しますわ!』


 ーーーー婚約破棄してやりましたわょッッッ!!

 


     ☆。*゜+★*.✧.。*★✧*。☆。*゜+★



 「…まぁ…答えを急(せ)くでは無い。愛しの和栗鼠(わりす)。我が君ょ♡取り敢えず我が音の館へとソナタを招こうぞ♫」


 「いや別に答えは急(せ)いてませんわ!至って普通の反応で御座いませんこと?考えても見てくださいまし!愛しい人を追いかけて、大橋の上から大きな川へと落ちて、共にお星様になったのだと(訳∶★死んじまった☆)と思っていたら目が覚めると其処は不思議な異世界で、よくわからない何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方から突然に求婚されて、応えている場合では御座いませんことよ!断るに決まっているぢゃなぃ!愛しい因幡(イナバ)君は何処へ行ったのょ!取り敢えず行く当てがなく途方に暮れているのでアナタの仰る音の館へは渡りに船で招かれますけどもっ!」

 私(わたくし)は断るべきところは断って、有難いところは有難く頂戴する。確(しっか)りとした淑女(しゅくじょ)ですからね。



 ーーーーすると。そのよくわからない何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方は、大きく鋭い爪?と言いますか、骨でしょうか?兎に角!指先をコツンと鳴らしました。その途端です。何処に控えてあったのか天の川?の如き金平糖の様な星がキラキラと瞬き光る不思議な川の何処かしらから本当に大きな笹船が流れてやってきたのです。その笹船に乗せられて私(わたくし)は、そのよくわからない何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方に招かれて音の館とやらに来たと言うわけで御座います。



    ☆。*゜+★*.✧.。*★✧*。☆。*゜+★


 「ー我が愛しのー和栗鼠(わりす)♡音の館へようこそ♬この館は汎(あら)ゆる音から出来た館だ♬ステキな音で君をオ・ト・ノ・オ・モ・テ・ナ・シ致そうぞ♬」


 そのよくわからない何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方は、大きく鋭い爪?と言いますか、骨でしょうか?兎に角!喪服の様な闇黒色の燕尾服を靡かせてさり気にずっと被っていたシルクハットから黒い何かしらの骨を組み合わせた様なステッキを取り出して、まるでオーケストラの指揮者の様に指揮を執ったので御座います♬


 するとどうでしょう♬古い天井のシャンデリアがシャンシャンソンソンと歌い♬それに共鳴するように古い幽霊屋敷の様な洋館の壁や床や大きな木目調のモダンなテーブルから椅子に家具達が舞い踊り♬気づいた時には、私(わたくし)の目の前には豪奢な晩餐が催されておりましたのょ。


  ♬三小節目♬不思議な音の館へ招かれて♬終♬

 

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