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♬和栗鼠の不思議な異世界と音の契約婚姻譚♬  作者: ナロージュ•ピクセル


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♬ニ小節目♬不思議な御方からの突然の求婚♬


 ーー拝啓。愛しの恋しぃ。因幡(イナバ)君。

 アナタを追って私(わたくし)、和栗鼠(ワリス)は、不思議な異世界へとやって来てしまいました。アナタと共にあの日、大橋の上から大きな川へと落ちて、共にお星様になったのだと(訳∶★死んじまった☆)と思っていたのですが、、、目が覚めると其処は、、、金平糖の様な星がキラキラと瞬き光る天の川の如き不思議な川岸で御座いました。私(わたくし)の傍にはアナタは居ない、、、取り敢えず非常にお腹が空いていたので、、、その不思議な天の川?のキラキラ光る金平糖の様な星屑を手の平で掬って一粒だけ試しに摘んで食べてみました。すると。★あら不思議☆とても甘く美味しく本当に金平糖の様な味がしたのです。と申されますか、其れは、正真正銘まごうことなき金平糖で御座いました。あゝ(あ)とても美味で御座います♡……アナタにも食べさせて差し上げたい。愛しの恋しぃ。因幡(イナバ)君。……アナタは何処(いずこ)におられのです?

 ーーアナタに逢いたい。……かしこ。和栗鼠(わりす)ーー。



   ☆。*゜+★*.✧.。*★✧*。☆。*゜+★



 『…お別れだ…ありがとうー和栗鼠(ワリス)ー』

 そう小さなお口で囁いて、彼は、因幡(イナバ)君は、大橋の欄干からそのまま天を仰いで身を投げましたーーーー。


 『ーー因幡(イナバ)君ッッッ!!!!』私(わたくし)は身を投げた彼の細く白い腕を既(すんで)の所で非力ながらも両手で掴みはしましたが、殿方にしては身が軽い因幡(イナバ)君ではありましたが、輪をかけて乙女(ヲトメ)な私(わたくし)の細すぎる腕では、橋の上へと引き上げることもできずにズルズルと因幡(イナバ)君が大橋の下へとその下の大きな川へと刻一刻とゆっくりと落ちてゆく……。


 『…手を放せ…和栗鼠(ワリス)…君はコチラ(・・・)に来てはいけない』

 刻一刻と川へと落ちてゆくと言うのに因幡(イナバ)君は、とても静かな声で私(わたくし)を諭すように言うのです。


 『〜〜ッッッ!?コチラ(・・・)って、どちらよぉッッッ!?』

 もう限界でしただけども私(わたくし)は決(けっ)して、因幡(イナバ)君から手を放すことはありませんでした。


 ……そしてその結果ーー!!!!


 『〜〜〜〜キャァアアアッッッ!!!!』

 因幡(イナバ)君と私(わたくし)は共に大橋からその下の大きな川へとバシャァァアンッッッ!!と落ちて逝ったので御座います。


 ……そう、確かに落ちて逝った(・・・)はずでした。

 ……ブクブク沈む川の中で私(わたくし)は己の死を悟りました。

 ……走馬灯だって見たのですからね。

 ……因幡(イナバ)君と出逢って今日(こんにち)に至るまでの四十九日の短くも色濃く恋に恋した淡く美(うるわ)しき永遠の夢の如く幸福(しあわせ)だった日々を走馬灯の夢のまにまに見ていたのです。

 ……死の間際に確かにこの瞳(・・・)で見た光景は、とても不思議なモノ(・・)で御座いました。


 『〜〜因幡(イナバ)君っ〜〜!?』

 川の水の中で私(わたくし)は、思わず彼の名を呼びました。

 ……だって、だって、彼は、因幡(イナバ)君は、確かに私(わたくし)の目の前で、白い泡となってブクブクと水音を鳴らして、……忽然(こつぜん)と消えてしまったのですから。


 その光景を最期に私(わたくし)の意識も記憶も命も全て途絶えました。……そう、確かに途絶えたはずでした。



   ☆。*゜+★*.✧.。*★✧*。☆。*゜+★



 「…………ーー( ゜д゜)ハッ!!因幡(イナバ)君っ!?」

 目覚めると其処は(・・・)とても不思議な異世界で御座いました。

 キラキラと燦然と耀く星々がシャラシャラと音を鳴らし流れ降る夜空に囲まれた其処は(・・・)まるで御伽(オトギ)の様な世界が広がっていて★。*゜+☆

 私(わたくし)は……まるで天の川のような川の岸辺に打ち上げられておりました。金平糖の様な星がキラキラと瞬き光る天の川の如き不思議な川岸で御座いました。アナタを追って私(わたくし)、和栗鼠(ワリス)は、不思議な異世界へとやって来てしまいました。アナタと共にあの日、大橋の上から大きな川へと落ちて、共にお星様になったのだと(訳∶★死んじまった☆)と思っていたのですが、、、私(わたくし)の傍にはアナタは居ない、、、取り敢えず非常にお腹が空いていたので、、、その不思議な天の川?のキラキラ光る金平糖の様な星屑を手の平で掬って一粒だけ試しに摘んで食べてみました。すると。★あら不思議☆とても甘く美味しく本当に金平糖の様な味がしたのです。と申されますか、其れは、正真正銘まごうことなき金平糖で御座いました。あゝ(あ)とても美味で御座います♡……アナタにも食べさせて差し上げたい。愛しの恋しぃ。因幡(イナバ)君。……アナタは何処(いずこ)におられるのです?ーーアナタに逢いたい。……途方に暮れその不思議な天の川?の水面に私(わたくし)の落とした涙が零れ波紋がキラキラと広がっていった時でした…………。



 「ー和栗鼠(わりす)ー我の愛しの君よ♡」

 私(わたくし)の名を呼ぶ誰かの声に振り返って見やれば、其処にはーー白くて大きな兎の骸骨のような風体をした伽藍堂なポッカリと空いた両の眼窩に底しれぬ闇を抱いた因幡(イナバ)君と良く似た血のように赤き ビードロ玉の如き両の瞳(め)をした御方《・・・・》が、私(わたくし)を見詰め仰ったので御座います。

 「ー和栗鼠(ワリス)ー我(われ)は君に婚約を申し込む♡ー我(われ)の花嫁となるのだー愛しの和栗鼠(ワリス)よ♡」


 ……私(わたくし)は、不思議な異世界で突然に求婚されました。

 ……答えは、勿論。


 「……えっ?致しませんけども?」

 丁重に「私(わたくし)には、愛しぃ、恋しぃ、因幡(イナバ)君がいらっしゃいますもの!何処(どご)ぞの馬の骨?……兎の骨かしら?兎に角!よくわからない御方からの求婚は固くお断り致しますわ!」


 ーーーー婚約破棄してやりましたわッッッ!!

 


 ♬ニ小節目♬不思議な御方からの突然の求婚♬終♬

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