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エピソード8歳 〜お父さんのまくら〜
私、8歳になる。
小学校は相変わらず楽しかった。
だけど、8歳の私の記憶は、小学校にあまりない。
相変わらず転勤が多かったお父さん。長い転勤が終わったかと思ったら、また数カ月家を空けると言われた。
私の性格は、ほぼお父さんだった。
妹のさとみが、ほぼお母さん。
さとみがまだ小さくてお母さんと寝たいと言っていたからか、単純に私がお父さんと寝たかったからか、あまり覚えてないけど4人で並んで寝るときは、私はお父さんと一緒だった。
でも転勤が始まると、
隣にお父さんはおらず
代わりににまくらだけ残る。
その日は、朝から新幹線までお父さんを見送った。次に帰ってくるのは3ヶ月先。
私にはまだ3ヶ月がどのくらいの期間がわからなかった。果てしなくお父さんが帰ってこない気がしていた。
泣くのを堪えて、家に帰り着いて
寝室に行き、お父さんのまくらに顔を埋めていっぱい泣いた。すごーく泣いた。
それだけは鮮明に憶えてる。
あ、あと、習い事にプールを始めたことも憶えてる!
それからピアノも習ってたけど、あまり記憶にないので、そこまでだったのかなぁ。
…のちに、ピアノは習うのを辞めてから、本格的にハマりだす、のはもう少し先のお話。




