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【更新停止中】ガントレットは青空を掴む ー旅は導き、世は助けー  作者: いさな
第一章 導きのエルフと自由の栞

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第31話 「募集依頼」

 初めての依頼を終えた俺は毎日のように常設依頼を受ける生活をしていた。


 アイアンゴブリンの次に挑んだ鉱魔獣はブロンズウルフであり、集団戦を得意としながら素早い動きで囲むように狙ってくるやつだった。アイアンゴブリンとは違い、全ての個体の牙が銅に変化しているため、噛みつきに注意して戦うことで安定して狩ることができた。


 次の討伐はアンバーバードという目と羽が琥珀に変化しているオレンジ色の鳥で、太陽の出ているときにしか現れない鉱魔獣だった。攻撃するときは必ず俺たちの上に太陽がある時にしか仕掛けて来ないことで光の反射を利用した目くらましを得意としていた。


 こいつには氷鏡鱗のガントレットを使って、逆に太陽の光を反射させながら攻撃を避けたところに氷魔法で作ったつららを発生させることで串刺しにするやり方で討伐することができた。


 他にも、アイアンスライムやシェルトータスといったF級鉱魔獣を倒した俺のランクはFの7/10になっていた。


 そして、ステータスにも少し変化があったのでここで確認しておこう。


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 名前:マヌス・カエリ

 年齢:15歳

 種族:人族


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【神導武器】

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【Ⅰ進化】原初のガントレット

 └ 使用者の心身の成長と経験値によって姿を変える

 └ 中心の窪みに魔鉱石を入れることで特殊な蒸気を内部に発生させる


【特殊変化】氷鏡鱗のガントレット

 └絆が結ぶ世界ノードゥスワールドの効果により変化した

  └ 右手に鋭い歯車の爪、左手に鏡鱗の盾を併せ持つ

  └ 鏡鱗の盾に魔鉱石を吸収させることで氷の蒸気を生み出し操ることができる

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【スキル】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【通常】剣術Ⅰ


【通常】写し身Ⅲ


〈ストック:崩魔拳術【試作動作ver.2 】・精霊術発動プロセス・アイアンゴブリンの格闘術・ブロンズウルフの獣動術〉


 ※他のストックは削除済み


【通常】格闘術Ⅳ

 アーツ〈正拳突き・掌底撃ち・ボディーインパクト・ハンマーブロー〉


【通常】身体操作Ⅳ

 アーツ〈過集中・動体視力向上・硬質化・柔軟性〉


【通常】魔力操作Ⅲ

 アーツ〈肉体強化・外部放出・魔力形成・属性変換・螺旋操作らせんそうさ


【複合】崩魔拳術Ⅲ

 └ 魔力と力を混ぜ合わせ相手を内部から破壊する武術

 アーツ〈浸透破・属性エンチャント・螺旋一貫らせんいっかん


【固有】絆が結ぶ世界ノードゥスワールド

 └ 絆を深めた者の力を少しだけ得ることができる

 └ 絆を深めた先に新たな力を得る

 └ 神に絆の先の世界を示すことができる


〈追加効果:斧術の可能性・魔法使いの種・精霊術の半球・氷鉄竜の鏡鱗〉


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【魔法】

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【得意】土魔法Ⅲ

 

【得意】無魔法Ⅱ


【通常】水魔法Ⅱ


【通常】風魔法Ⅱ

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【称号】

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【初期】神導に招かれし者

 └ 神導武器の適正が他の者よりも少し高い者に送られる称号

 神導武器の成長を微補正


【成長】始まりの足跡

 └ 自分の努力で己に課した試練を乗り越えた者に与えられる称号

 心が折れにくくなる


【特殊】神に世界を示した者

 └ 新たな可能性を神に示した者に送られる称号

 神導武器の変化先に補正


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 変化したのは写し身のストックに鉱魔獣の動きを追加したことと身体操作がレベルアップしたことで柔軟性のアーツが増えたこと、あとは魔法がレベルアップしたことかな。


 新しい戦法が増えたわけではないが多くの鉱魔獣を倒すことで全体的に磨きがかかってきたように感じる。


 また、魔鉱石も鉱魔獣からの剥ぎ取りや魔力が強い土地で採取したものが溜まってきたことで原初のガントレットの特殊効果を使えるくらいにはなってきたな。


 まだ魔鉱石を使わなければいけないほど追い詰められてはいないこともあって溜まっていく一方だったけど、募集依頼ではイレギュラーが発生することもあるって聞いているから準備だけはしておこう。


 ◇◆◇◆


「――で、今日は募集依頼を受けに来ました!」


「私もいるよ~......」


「はい、募集依頼ですね。マヌス君も沢山常設依頼を達成しましたからね。戦闘にも慣れて来たでしょうし大丈夫でしょう。ただ、ルミナは今回お留守番ですよ?」


 アルジェントさんの言葉を聞いたルミナさんは愕然とした表情になり、「な、なんで......?」と疑問を漏らしていた。


「なんでって貴女も知ってるでしょうに。募集依頼について行けるのはパーティーを組んでいる人だけです。前にルミナが常設依頼に着いていくのはいいですが手伝わないことで同行を許可していました。なので、もう少しマヌス君が力を付けてパーティーを組めるようになるまでは募集依頼への同行は駄目です」


「ぶ~......わかってるけどさ~......でも、行きたかったんだよ~......!!」


 ルミナさんは頬を膨らませてアルジェントさんに納得できない様子で嘆いている。


 その光景を見ながら俺は腕を組んでこれからについて考えていた。


(最初からルミナさんが着いてきてくれているおかげで疑問を感じていなかったけど確かにまだパーティーは組んで無いのか。

 今のままだと一緒に行けないのは俺との実力差が大きいからなんだよな。

 アルジェントさんの言う通りなら、俺がもっと強くなってランクを上げてパーティーを組めるようになればルミナさんと一緒に募集依頼にも行けるってことだ!)


「ルミナさん、少し待っていてください。俺が沢山頑張ってルミナさんと一緒にパーティーを組めるようになります!だから、募集依頼はその時に一緒にいきましょう!」


「マヌス君......わかった、でも無理せずに気を付けて行ってきてね......」


 ルミナさんが一緒に居てくれたら心強いのはそうなんだけど、自分ひとりで依頼を達成する経験をしなければいけないとも思っていた。だからこそ、今回の募集依頼をしっかりと達成してルミナさんを安心させたい。


「――話も纏まったようなので募集依頼を受けましょうか。まず、募集依頼は常設依頼と同じくランクボードで受ける場合と000から指名される場合があります。ただ、指名依頼はCランク以上の討伐者が対象ですので現状は関係ありません」


 俺はふむふむと頷きながらアルジェントさんの続きの言葉を待つ。


「また、外部からの情報を基に依頼を受け取っていることから常設依頼と比較してイレギュラーな対応を求められることが多くなります。不測の事態にも対応できるような準備をしていくといいでしょう」


「わかりました。じゃあ、今から依頼を見て来ますね!アルジェントさんありがとうございました」


「アルジェントありがとね~......」


 それから俺とルミナさんは二人でFランクボードを見ながら依頼を選ぶために意見を交わしていた。


 依頼者や困っている状況や緊急性を見ながら選んだ依頼は......


『国外の村で鉱魔獣を見たという届けあり 調査のために討伐者求む』

【作者からお願い】


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