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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第四章 キョロ充、男になり目標を目指す
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第34話

 ハルキとミーユがサノの街に戻った時に南門にはサヤの姿があった。


「サヤちゃん、お疲れ様」


「ハルキ君、今実家から帰ったの? おかえり。それにしても凄い事になってるね」


 ハルキとミーユの後ろには数百のスライムと共に六頭のランラプトルの姿があった。


「ああ、気にしないで。それよりも今日の晩に家に来て欲しいんだけど。シオリちゃんは?」


「あの子はさっき街に戻って来たから、今ギルドじゃないかな?

 採集してたみたいだけど」


「わかった、寄ってみるよ。

 どちらにしても夜には二人で家に来て」


「うん、わかったよ」


 門を後にしてギルドに向かうハルキ達。ギルドに着くとちょうどシオリが出てくる所だった。


「シオリちゃん、お疲れ様」


「あっ、ハルキ君! 今戻ったの? 凄い事になってるね」


「ああ。さっき南門でサヤちゃんにも会ったよ。後ろは気にしないで。

 ドーラさんまだいた?」


「うん、いたよ」


「ありがとう。サヤちゃんにも言ったけど夜に家に来てくれる?」


「はーい。ご飯食べさせてくれるの?」


「ああ、ご飯とお風呂は用意するよ」


「ありがとう。お腹空かせていくよ」


 嬉しそうに帰っていくシオリを見送り、ハルキはギルドに入った。


「ドーラさん、裏に来てもらえますか?」


「ああ、今着いたのか。

 すぐに行くから先に行っててくれ」


 ドーラは目の前の仕事を片付けて裏へ回った。


「それでハルキ、ランラプトルを預かれば良いんだな」


 ハルキは昨日のうちにドーラに増えたランラプトルを預かって貰える様に頼んでいた。進んだサバンナの探索の様子も伝える事も含めて。


「はい。で、ドーラさんも一頭どうぞ。ミーユの分とサヤちゃんとシオリちゃんの分が有れば残りは早めに手放そうかと思ってるんで」


「そうだな。譲ってくれるんだから、預かってる間の費用は私が持つよ。残りは領主にでも買い取ってもらったらどうだ? ハルキ絡みならきっと欲しがるだろうし、姫やソータでも良いだろう」


「そうですね。献上しても別に構わないですが、ドラゴンの鱗と一緒だとパッとしないですよね」


「向こうも借りばかり作りたくはないだろう。

 それとドラゴンの鱗は来週献上する事になったよ。ワイバーンも結局その時に見せてくれるらしい。

 それはソータから私に連絡が来た」


「ワイバーンも見れるんですね。助かります。結局向こうでワイバーンは見つけられなかったので。それ以外の地竜と飛竜は割と居たんですがね」


「ああ、そうみたいだな。で、明日からはどうするんだ?」


「新しい家用の設備とか色々頼んでる事もあるのでその辺終わらせてしまおうかと。

 エミリーとグウェンも多分明日戻るって話なんで、帰ってから相談します。一応何日かは休むつもりです」


「そうか。まぁ、向こうでかなり働いたみたいだから少しは休んだ方が良いだろう。何か用が有れば連絡をくれ」


「はい。テイムする前とかにかなり狩りました。バニラも配下にしたりしなかったりだったんで。

 一度にギルドに引き受けて貰うと色々問題が出るかも知れない量ですね。

 地竜、飛竜だけでも一〇〇近くになるんで」


「そ、そうか。その辺はまたアートと話をしておくよ。

 金が必要になるならその分だけ先に引き受けるが、多分必要ないだろう。ドラゴンの鱗の分がもうすぐ入るからな」


「助かります。すぐにはいりませんがそれが有れば無理に依頼を受ける必要が無くなるので」


「ああ。新しい家ももう何軒か見繕ってある。こちらは何もしてないがハルキにはこれからあのサバンナに集中して貰えると助かる」


「ドーラさんの為なんで、やりますよ。それに今は俺の目指す処でもあるんで」


 ハルキの言葉にドーラが頷き、ハルキとミーユはギルドを後にした。


 家に帰ったハルキ達は風呂と食事の準備をする。

 ハルキとミーユが風呂から出て少しするとサヤとシオリがやって来た。


「お風呂の前に雲切隼とスライムのテイムをしてくれる? スライムは出来る範囲で良いから」


 ハルキの言葉にテイムを始める二人。二人共雲切隼の他にスライムを五〇程テイムした所で限界がやってきた。


「今度サヤちゃんが休みの時に二人にランラプトルをテイムして貰う。ギルドに預けてあるから、行ける日を教えてね」


 魔力回復のポーションを二人に差し出しながらハルキは笑顔で告げた。


「ハルキ君は無茶苦茶だとはグウェンちゃんが言ってたけど想像以上に無茶苦茶だね、シオリ」


「それでもハルキ君に拾って貰わなかったら何も出来てない可能性もあったから。私、頑張る」


「二人共そんなに無理しなくて大丈夫だから。

 すぐに慣れるよ」


 サヤとシオリが風呂から出て食事を終えるとハルキの元にエミリーの雲切隼が手紙を持ってやってきた。


「エミリーもグウェンも明日帰って来るってさ。シオリちゃんはもう何日かしたら一緒に動いて貰うよ。

 サヤちゃんは仕事あるからアレだけど、こっちに付き合える日は来て欲しい」


「う、うん。わかった」


 そして次の日、ハルキは諸々の事を終わらせている間にエミリーとグウェンがサノの街に帰って来た。






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