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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第四章 キョロ充、男になり目標を目指す
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第23話

いつもありがとうございます。更新バラバラですが宜しくお願いします。評価、ブックマークなど全て励みになります。叱咤激励、感謝です。よろしくお願いします。

「どうしたハルキ、何かあったか?」


 依頼を受けてもいないのにまた現れたハルキにドーラが聞いた。


「ちょっと相談が。後こっちの二人、冒険者登録してもらいたいんですが」


「ちょっとハルキ君? シオリは冒険者登録しに来たけど、私は違うよ。ただの付き添い」


 サヤが突然何を言い出すんだという顔でハルキを見る。


「門で働いてても冒険者登録しても構わないでしょ? それに門で働くなら多少なりとも戦えるはずだし。

 門に仲間がいると良い事ありそうだから登録だけしておいてよ。

 シオリちゃん預かるんだからその位構わないっしょ。二人の登録料は俺が持つからさ」


「サヤ、一緒に受けようよ。サヤだって冒険者になるか他で働くか悩んでた時あったんだし」


「それはそうだけど…」


 シオリにも言われた事で結局サヤも試験を受ける事になった。


「サヤちゃんは得意分野はあるの?」


「私は一応体術系、かな。魔物相手ってより、対人の素手のが得意なんだけど」


「わかった。ドーラさん、こっちのサヤちゃんは今言ったみたいに体術系、隣のシオリちゃんはヒーラー系が得意な様です。試験お願い出来ますか?」


「「ド、ドーラさん!?」」


 ドーラの名を聞いたサヤとシオリの顔が一気に緊張した。


「ハルキ、とりあえず試験は行うが、どういう事か後で説明してくれ。

 おーい、バカ娘、この二人に登録試験だ。実技は私が見る」


 ドーラに呼ばれた天然娘は学科の用紙を持ってサヤ達二人を連れて行く。


「で、ハルキ。どういう事だ?」


 ハルキは顔見知りだったサヤに会い、シオリと組む様に頼まれた事を伝えた。装備についても相談に乗って欲しい事も。


「ふーん、わかったよ。仲間が増えて揉めるのは普通は金の事だ。ハルキの所なら特に問題ないだろうしな。

 だが冒険者は本来危険のある仕事だ。適当に他人に勧めるもんじゃないぞ。

 後、防具なんかは戦い方を見てからだな」


「わかりました、ドーラさん。お願いします」


 二人の学科が無事に終わり訓練場に移動する。ハルキも一緒に着いて行った。


「シオリからだな。ヒーラーらしいがとりあえず何でも使って攻撃してきてくれ」


「はい」


 シオリが剣を構えてドーラと対峙する。数合打ちつけている間に魔法を飛ばす。


「ふむ、もう良いぞ。結構器用だし、悪くない。じゃああそこの人形に治癒魔法をかけてくれるか」


「はい」


 シオリは返事をするとすぐにその場から治癒魔法を飛ばす。


「ほう…そのレベルの治癒魔法を飛ばせるのか。確かにヒーラー系と自分で言うだけはあるな。大したもんだ。

 よし、シオリは終わりだ。次はサヤ、好きに攻撃してこい」


「はい」


 素手でドーラに向かい合うサヤ。ハルキの目から見たサヤの構えは元の世界の空手の様に見える。

 ドーラは軽く受け流しているが、ハルキから見てもサヤはかなり良い動きをしている。

 時折手首などを掴み投げようとしたりする所を見ると関節技も出来る様だ。


「よし、もういいぞ」


「フー、一発も当てれないですか…」


「いやいや、かなり良いぞ。対人としては相当な物だな。魔法は同時に使えるのか?」


「使えはしますが、却って弱くなると思います」


「ふむ、そうか。少し受けてみろ」


 ドーラが似た様な体術でサヤに攻撃を加える。サヤも上手く防御しているが、押されている。


「キャッ!!」


 瞬間、サヤの目の前で小さな炎が広がり、隙を突かれたサヤの腹をドーラの拳が襲う。

 サヤはなんとか躱す。


「大したもんだ。まぁ、こんな感じで混ぜるとそれなりに効果的だ、そのうち出来る様になった方が良いな」


 こうして実技試験も終わり二人は無事に合格した。

 二人が登録をしている間にドーラがハルキに言う。


「ハルキ、あの二人の装備もワイバーンとドラゴンから取れるがそれで良いか? 工賃はハルキ持ちで」


「素材が足りるならそれでお願いします。普通に買うより良い物ができるでしょうし」


「ああ、それは間違いない。

 お、どうやらあの二人の登録も終わった様だな」


 ハルキがカウンターを見るとバカ娘が大きく息を吸い込んでいた。


「ま、まさか?」


 ハルキの頭の中をかつての記憶が走馬灯の様に駆け巡る。


「それではみなさーーん!! 今ここに新たな冒険者が二人、シオリさんとサヤさんが誕生しました!! せーのっ!!」


「「「おめでとうございまーーす!!!」」」


 周りからの声援を受けて真っ赤になるシオリとサヤを胸を張り誇らしげに見つめる天然バカ娘の姿がそこにあった。




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