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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第四章 キョロ充、男になり目標を目指す
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第18話

いつもありがとうございます。更新バラバラですが宜しくお願いします。

「ハルキ、ちょっとお願いがあるんだけど、スライム一匹残して良い?」


「私もお願いです〜」


 エミリーとグウェンがハルキに問いかける。


「ドーラさん、大丈夫ですか?」


「この数だ、問題ないよ」


「しばらく一緒にいたらみんなと離れるの寂しくなっちゃって。それにドンドン強くなるから先が楽しみで」


「そうなのです〜」


 そのまま従魔の受け渡しが終わり、領主の配下達は城へと帰って行った。人の減ったギルドの裏でドーラがハルキに問いかける。


「ハルキ、ランラプトルなんだが、預かれば良いのか?」


「お願いできますか。家に置けなくもないんですが、三頭は厳しいんで」


「わかった、こちらで面倒見ておくよ。タダではないが。必要な時はいつでも言ってくれ。職員連中にも話は通しておく」


「ありがとうございます」


「それと、前のワイバーンとドラゴンの鱗の分の清算が終わったよ。

 明日から支払い出来る。額が額だからそのままギルドに預けるのも有りだとは思うがな」


「そう、ですね。支払いあるんである程度は明日受け取りに来ます。残りはそのままギルドに預けておきます」


「わかった、領主からの支払いも数日中にはあるだろう。エミリー、グウェン、お前達はまだ大丈夫なのか?」


「ハルキと仕事してから稼いでるので大丈夫なのです〜。ね、エミリー」


「はい、全然大丈夫ですよ、ドーラさん」


「ドーラさん、俺は明日は来ますけど、依頼はしばらくお休みします。エミリー達もうちに引っ越しして来るんで」


「ああ。わかった。

 だが近いうちに領主に鱗を献上しに行くからな。また連絡はするがそれは忘れない様にな」


「はい、ドーラさん」


 依頼を達成し、ギルドを後にする一行。


「ミーユ、お風呂とご飯は準備してあるの?」


「お風呂は今スライム達がやってくれてます。お食事は準備の途中でご主人様からの手紙を見てギルドへ向かったものですから。申し訳ございません」


「いや、そういう意味じゃ無いんだよ。今日は領主からの依頼も終わった事だし、ちょっとご馳走でも食べようかと思ってね。

 いつもより高い肉買って帰って焼肉しよう」


「焼肉だ〜〜」


「焼肉なのです〜〜」


 ハルキが何も言わないうちからエミリー達もすっかり食べる気になっている。


「それじゃ、私達は一旦着替えて来るね。お風呂はハルキの家で入るから〜〜。

 明日から休みだし泊まるね〜〜」


「なのです〜〜」


 そう言い放って二人は走り出した。


「まあ良いや。ミーユ、お肉屋さんに行こう」


「私一人で行って参りますが」


「良いよ、一緒に行こう。俺もたまには肉も選びたいしね」


 二人は肉屋へ行き、ハルキが高い肉を次々と選ぶ。


「ご主人様、流石に高価すぎませんか?」


「大丈夫。おめでたい時は焼肉なんだ、せっかく食べるのに気にしたらかえって勿体ない。ミーユこそ食べたい部位とか種類とか無いの?」


「お肉自体がたまに食べれるご馳走だったものですから。ご主人様の元に来させて頂いてからもうそれまでの数年分は食べさせて頂いてます」


「そうか。俺も子供の頃はお肉ってだけだ嬉しかったな〜。今思うと貧乏だった様な気もするな〜」


 ハルキはそう思っているが実際には少し違った。

 ハルキが生まれた元の世界の家は貧乏ではなく、普通の家だった。地方都市の外れで海が近く、畑を少し持っていた。

 父が肉より魚が好きだった為、野菜と魚が多かっただけで、貧乏で肉が出てこない訳ではなかった。そしてハルキは魚より肉が好きだっただけだ。


 買い物を終えて家に帰るとスライム達はお風呂の準備を終わらせていた。


「ミーユ、とりあえず先にお風呂入るよ。山の中走り回ったし」


「はい、ご主人様」


 二人でサッとお風呂に入り、ミーユがハルキの身体を拭いているとエミリー達がやって来た。


「ハルキー、入っていい?」


「良いけどまだ裸だよ」


「またまた〜〜」


 そう言いながら入って来たエミリーは半裸の二人を見て目を隠した。


「グウェン、まだ入っちゃダメ」


「なんでです〜〜?」


 続いて入って来たグウェンはハルキを見て言い放った。


「フッ、これでおあいこなのです〜」


 どうやらこの前ハルキが風呂の戸を開けた事を根に持っていたらしい。


「エミリーもいつまでそうしてるですか。私達もここに引っ越しして来るですよ、ハルキの裸ごときでアタフタしてたら一緒に住めないですよ! それにミーユちゃんはハルキの奴隷なのです。身体位拭くのは仕方ないのです!」


「う、うん」


 エミリーは目を開けてそのまま風呂へ向かった。


「それじゃ、私達もお風呂もらうです〜」


 どうやらこの辺りはエミリーよりもグウェンの方が少し大人だったようだ。 


 二人が風呂場へ消えると着替えたハルキとミーユは焼肉の準備を始め、バニラを先頭に家中の従魔達は風呂へ長い列を作った。


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