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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第四章 キョロ充、男になり目標を目指す
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第14話

いつもありがとうございます。更新バラバラですがよろしくお願いします。

「ミーユちゃんのご飯がなければハルキを魔物の餌にしてやる所だったですね、エミリー」


「グウェン、魔物にも選ぶ権利はある。

 ミーユちゃんとレッドマントヒヒを交換させる所だったよ」


 いつまでたっても呼びに来る者もなく、痺れを切らして家に入ってきたグウェンとエミリーは楽しそうに宴会を始めていたハルキとドーラにお怒りだ。


「それでハルキ、ドーラさんとの話はもう良かったのか?」


 エミリーがハルキに聞く。


「ああ、とりあえずはね。ドーラさんに色々聞いてもらって楽になったよ」


「そっか。結構心配したんだから。な、グウェン」


「そうなのです〜。さっきの心配を返すのです〜」


 エミリーもグウェンもハルキが元気になっているのを見て安心はした様だ。


「それで、私達がいない間にドーラさんと何の話をしたですか〜?」


「そうだ〜、言え、言うべきだ〜」


 エミリーとグウェンの悪ノリにドーラが軽く答える。


「エミリー、グウェン、ハルキは星の民だ。

 後、さっきのバニラの話だが、エンペラーウルフがドラゴンに挑むってところは絶対に外に漏らすな。

 その二つの話は命に関わるからな。気をつけるんだぞ」


「「な、何故私達に言った!!」」


 ドーラがサラッと言った事でエミリーとグウェンはまるで最後の晩餐かの様な顔になった。


「エミリー、世の中には知らない方が良い事もあったですね」


「いや知らない。私は何も知らない。だって何も聞いてないから。だって何も聞こえないから。

 私は今日は耳が日曜日だから。今日耳日曜、今日耳日曜………」


 元の世界でアラフィフだったハルキだけは懐かしい気持ちになる言葉を繰り返して精神を整えるエミリー。


「ドーラさん、二人に言って良かったんですか?」


「もう言ったから考えてもしょうがない。これで伝えるべき相手はこれ以上いないと思うんだが。

 他に知り合いとかいたか?」


「いや、特には。レイナ姫と護衛のソータさん、リーナさんくらいですね。顔見知りなのは」


「それじゃ後は基本的に広めない様にな。領主にもハルキが告白した事は連絡しておくから、必要だと思えばレイナ姫達にも伝わるだろう」


「そうですね。普段の生活はこれまで通りしてても特に星の民だからという話になる事もないですし」


「ああ。念の為内密にな。さぁ、食事も頂いたし、私は今日は帰るよ。

 ギルドでも言ったが明日からは雲切隼がテイム出来た時だけ来てくれれば良いからな。

 それまでにワイバーンの素材の査定が終わったら雲切隼のサンにに手紙を持たせるよ」


「わかりました。なんか色々とありがとうございました」


「それじゃあな。エミリー、グウェン、まぁあんまり気にするな。ミーユ、ハルキを頼む」


「気にするです〜」


「はい? 何の事だか? 今日耳日曜なんで」


「ドーラ様、お任せください」


 ミーユの返事に笑顔で答えたドーラは帰路についた。


 食事を終えてミーユが片付ける横でエミリーがハルキに聞く。


「ねえ、ハルキ。明日からはギルドじゃなくてこの家に集合のが良いかな?」


「そうだな。バニラ、明日の行先はもう決まってるのか?」


「クーン」


 まだの様だ。


「まだっぽいね。朝になってからバニラと相談して決めよう。

 どの門から出るかわからないとギルド経由すると遠回りかも知れないし家に集合で良いよ」


「わかった、そうしよう」


「その方が良さそうなのです。

 なんか久しぶりに依頼を受けた上にあんな話まで聞いて今日は疲れたです〜」


「そうだね、今日はそろそろ帰ろうか」


 こうしてエミリー達も帰り、ハルキとミーユ二人になった。


「ミーユ、俺が星の民だと聞いて何か思う事はあったかい?」


「私は星の民の事はあまり良く知りません。ですがご主人様は何もかもがあまりにも特別です。

 なので星の民だからという理由があって却ってホッとしました。

 ドーラ様とドラゴンに挑むという話は心配ではありますが。

 バニラ、あなたもよ」


「ワン」


 心配するなと返事をするバニラ。


「いずれにしてもすぐじゃないからさ。とりあえず強くならないとね、バニラ達も。

 俺も久しぶりの依頼で疲れたのかな、今日はもう寝よう」


「はい、ご主人様」


 着替えてベッドに横になったハルキは今日はすぐに深い眠りについた。




  




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