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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第三章 キョロ充、冒険者に就職する
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第38話

 一風呂浴びてスッキリしたハルキは家に帰った。


「おかえりなさいませ、ご主人様。お疲れ様でした。お怪我などございませんか?」


 着替えを手伝いながらミーユが聞く。


「ああ、大丈夫だよ。ミーユ、食事は食べたの?」


「準備は出来ています。エミリー様とグウェン様にご主人様が帰られたと伺いましたので」


「ミーユが食べたのか聞いてるんだけど」


「ご主人様がいらっしゃらない間、エミリー様達と一緒にいただいておりました。ですが今日はご主人様が戻られたと聞いてすぐに帰らせて頂いたので」


「そうか、なら二人で食べれる程度の量にしてくれる?食材は足りるかな?」


「大丈夫です」


 返事をするとミーユはすぐに準備を整えた。


「お待たせしましたご主人様」


「じゃあ食べようか、ミーユも座って。明日からは言わなくても座ってね」


「はい、ご主人様」


 ミーユの料理は豪華な食材こそ使われていないが手間のかかった美味しいものだった。


「ミーユ、美味しいよ。お酒って買ってある?」


「一応ご主人様が酒場で飲まれていたのと同じものを用意してあります」


「よし、飲もう。ミーユも一緒に」


 この家に引っ越した次の日からハルキは出かけた為、ここでまともに食事を取るのは初めての事だった。

 弁当を除けばミーユの作った食事もである。


「それでミーユ、エミリー達の手伝い、お疲れ様だったね。大丈夫だった?」


「お食事の準備と掃除、洗濯くらいしかしていませんので特に問題はなかったかと思います。まだ掃除は全部は終わっておりませんが。

 お二人はこれからも来てくれと仰られましたが、私はご主人様のものですので」


 どうやらエミリー達は家事が苦手な様である。冒険者としてハルキと一緒に結構なペースで依頼をこなしているせいかもしれないが。


「ミーユはどうしたい?エミリー達の所に行きたい?」


「私はどちらでも構いませんが、明日からはお風呂の準備などもありますので」


「ああ、そうだった。その事なんだがミーユ、このスライム達はみんな力持ちなんだ。この子達もテイムしてくれる?きっと役にからさ」


「私がですか?十匹もテイム出来るものなのでしょうか?」


「やばそうだったら言って。無理しちゃ駄目だよ」


 食事の後にスライムを集め順番にミーユが抱いていく。五匹目の前にハルキは聞く。


「どう?魔力切れとかになりそう?」


「いえ、今の所特には」


「じゃあ続けて」


 結局問題なく全てのスライムをテイムしたミーユ。


「それにしてもライム様以外にもご主人様がこんなにスライムをテイムされていたとは驚きです。まして奴隷の自分がこれだけの従魔を持つなど」


「あれかな、近くにはいなかったけどずっとテイムしたまま働いて貰ってたから、馴染みやすいのかもね」


 ハルキは気が付いていないが実際はハルキが関わっているからである。野生の鳥とペットショップの手乗り文鳥程の差はある。


「元の家では畑からお風呂の準備、土木工事くらいまでは手伝って貰ってたから、うまく働いて貰って。

 バニラには無理だけど普通の狼や猪くらいならその子達だけで狩れるから、護衛にもなるし」


「そんな事まで…ご主人様のなさる事で驚くのはなるべくやめようとは思いますが、まだ私には無理かと思います。

 ですが、ご主人様にいただいたスライム達です。雲切隼と同じく、大切に育てさせて頂きます」


 そして次の日の朝、ハルキがトレーニングから戻りミーユがその汗を拭いている時に二人は現れた。

 エミリーとグウェンである。


「どうしたんだ、二人とも。こんな朝早くから」


「エミリーは来るって言ったですが私は信用出来ないのです。今日もミーユちゃんはウチに来てくれるですか?」


「ん?行かせるつもりはなかったけど?」


「ほらエミリー、やっぱりハルキは鬼なのです。だから言ったのです」


「悪かったねグウェン。私が間違っていたみたいだ」


 朝から意気込んでいる二人にテンションがついていかないハルキだった。

 


 




読んで頂きありがとうございます。感謝です。

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