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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第三章 キョロ充、冒険者に就職する
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第18話

 いつもの方も初めましての方も読んで頂きありがとうございます。

 PV数、ブックマーク、評価、叱咤激励その全てが励みになります。

 感謝。

「隣の部屋に準備が出来ておりますので」


 召使いの案内で移動し、円卓を囲む。リーナとソータも席に座り一緒に食べるようだ。


「それでは皆さん、神に祈りを」


 レイナの声と共に皆の握られた右手が頭の前へ動く。ハルキも周りを見てそれに倣う。元の世界でいう御焼香の時の姿だ。


「普段は特に祈りを捧げたりはしないんですけど、今日は一応。それでは頂きましょうか」


 笑いながらレイナが言う。


 一人に一人づつ給仕の者がつき、綺麗な盛り付けの料理が運ばれてくる。飲み物を聞かれたハルキはとりあえずビールと元の世界の様な事を言っている。


「それにしても私は馬車の中にいたので見てはいませんが、ハルキ様の従魔は相当お強いのですね」


「私も見ていないな、その場で見てどうだったんだ、リーナ?」

 

「狼の方は稀にかなり育てた個体がいるのでそこまで不思議ではありません。ですがスライムには驚きましたね。スライムが群れの狼を圧倒するなど見た事がありません」


「普通冒険者はスライムではテイムの練習しかしない。魔物はテイムして育てると強くはなるが、な」


「そうですわね。でも育てるとスライムって魔力はかなり大きくなると聞いてますわ」


「確かに魔力は大きくなります。だがというかだからというか、その為この街ではスライムをテイムしている者はほぼ魔力の販売者です。冒険者ではなく。

 スライムを育てて街に、つまりは領主に魔力を売って生計を立てる者。それが街の街灯や、城壁の基礎になる魔力になる。

 その中で稀に癒しの力を持つスライムが現れる。それはかなりの額で冒険者などに売買されてはいるが、強い訳では無いのです、姫」


 ソータが一気に話す。

 三人の話を聞きながらハルキはやっと気がつく。街灯がどうやって維持されているのか、と。城壁は昔からあるのかと思っていたが維持には魔力が必要な様だ。


「で、ハルキ殿。実際の所どうなんだ?普通は強くしようと思ってもその前に戦わせたら死ぬ。どうやってそのスライムをそこまで育てた?」


 ソータがストレートにハルキに聞く。


「どうやって、というかバニラ、あっこの狼の名前なんですが、バニラがテイムする様に仕向けてきたのでテイムして、後はバニラと行動させてたら勝手に強くなってました。なのでどうやって、ってのは自分もわからないんですよね」


「なるほど狼がテイムさせて、そして育てた、ですか」


 ソータがニヤリと笑う。


 ドーラが口を開く。


「ハルキ、普通はテイムした魔物が他の魔物をテイムさせようとまではしない。つがいとか、親子とかならたまにあるかとは思うが。だがそこはまだ良い。バニラが育てただと?」


「そうですね。とりあえず一緒に行動させてたら二匹で獲物を狩ってくる様になったんです」


「そうか、ハルキ。この場はもう仕方ない。だがそれは余り他言するな。

 魔力が大きくなったスライムを持つ者はかなりいる。それがどれもこれも魔力だけでなく、攻撃力まで強くなると色々とバランスが崩れる。

姫、ここだけの話として頂きたく思います」


「わかりましたドーラ様。二人も他言しないように。蒼飛竜のドーラ様に頼まれるなんて光栄ですわ」


 その言葉に姫とハルキを除く三人が固まった。

 バニラとライムは黙々と肉を食べていた。

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