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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第三章 キョロ充、冒険者に就職する
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第5話

 その日ハルキは元の世界の夢をみた。

 ハルキがまだ小学生だった頃の…



 本が読んでいると近所の子が誘いに来る。近くの空き地で野球をする。三振ばかりだけど楽しい。

 家に帰って家族みんなでご飯を食べる。兄とお風呂に入って遊ぶ。

 寝て起きて朝ご飯を食べる。集団登校で学校に行く。

 学校の授業は簡単だ。テストは百点ばっかりだ。先生の言っている事は一度聞けばわかる。休み時間にするサッカーはうまくないけど楽しい。

 家に帰る。本を読む。

 宿題は面倒だ。算数は見たらわかるからすぐに終わるけど、漢字を何度も書くのが面倒だ。書けるのに何度も書くのは面倒だ。字はあまりうまくないけど、習った漢字はかける。

 母ちゃんが優しく言う。


「一生懸命にやりや〜、あんたはやったら出来るんやから〜」


 宿題は面倒だ…



 ハルキは目を覚ます。


 何故か涙が流れている。


「なんでこんな夢見たのかなぁ〜、ホームシックかなぁ、バニラ」


 バニラの頭を撫でながらハルキは呟く。一瞬目を開けて気持ちよさそうな顔をするバニラ。バニラの頭の下から少し伸びてハルキにくっつくライム。


 「まだ暗いね、もう少し寝て、起きたら今日も頑張ろう」


 そう言って再び目を閉じるハルキ。その日はもう、夢は見なかった。

 

 

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