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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第二章 キョロ充、街に行く
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第4話

少し多くなった荷物の一部をマジックバッグに入れ直したハルキはかなりの速さでサノの街を目指していた。

道中にはいくつか道が交差している所があったが、真っ直ぐ行けばサノの街という看板が出ていたので迷う事はなかった。


さすがに道があって四日かかるという家からウワノ村までの道のりを二日でたどり着いた事から、ハルキは自分のペースの速さに気がついていた。

しかもウワノ村からサノの街までは道もある程度整備されている。もうそろそろ着いてもおかしくないとは思っていた。

だが、サノの街は城壁に囲まれた街で、夜は基本的には出入りは出来ないらしい。

身分を証明する事も出来ないハルキにとってはかなりリスクが高い。

だが、郊外は魔物や動物に襲われる事もあるし、盗賊の被害者も出ているらしい。

実際ハルキも魔物や動物は道中で何度か出くわした。まぁ、ハルキが気がつく頃にはバニラとライムが倒してるので、ハルキは回収するだけだったが。


「よし、もう一泊野営するか」


「ワンッ」


バニラも了解したようだ。

街道沿いに開けた場所があり、周りには火を使った後がいくつもある。


多分街を移動する商人などの野営地になっているんだろう。

街からの距離的には最後の野営地のようだ。


手早く野営の支度をして、夕食を作る。


「さぁ、食べよう」


ハルキがそう言った時にバニラが


「ワンッ!」


と警戒を込めた声で吠える。


街から離れた方の道を向いて様子を伺ってるようだ。

一瞬ハルキの方を向いてちょっと行ってくるという顔をして、背中にライムを乗せて走り出した。

ハルキも慌てて立ちあがろうとしたが、振り向いたバニラが来なくて良いという顔をしたので、座り直して夕食をとる事にした。


食べながらライムと感覚共有すると、しばらく行った先に馬車とその周りに馬と人が何人か立っている。

十数頭の狼の群れに襲われて戦っているようだった。

現場に着いたバニラとライムがあっという間に数頭を倒し、ボスらしき一頭を足で押さえつける。

ボスの耳元で「ワン」と吠えたバニラが足を離すと、狼の群れは一旦腹を見せて降伏のポーズをとり、バニラを囲んで伏せた。

バニラが森を向いて


「ワオーーーーーーン」


と大きな遠吠えをすると群れは一目散に森へ走っていった。


馬車の周りの人達が呆気に取られて見ているうちにバニラとライムはハルキの所に向かって走り出したようだ。


帰ってきたバニラ達が食事をしている間にハルキは荷物から何本かのポーションを用意した。


しばらくするとすっかり暗くなった夜道をこちらに向かって来る馬と馬車の隊列の音が聞こえてきた。



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