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君に送る詩  作者: コウ
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その十参(紅葉)

近所の紅葉を見るのを楽しみにしていたんだけど、なかなか見れなくて、やっと見れたと思ったら、遅かったみたいです。朱に交われば赤くなる、その朱を見つけれるといいですね。戯言ですけど。

秋が過ぎて冬になる


 季節を感じる季節になって


冬になる前の秋じゃない季節


 どちらでもない僕のようなこの季節



今は吐く息が世界を白く染めるのに


 僕は白には染まれない


紅葉はまだ紅く染まらないのだろうか


 交わろうとした赤がない


この息が空に届く頃には雪がふるのだろうか


 僕の心はもうこんなに冷えてきているのに


世界を白く染めてくれるのだろう

 

白く


白く


何も感じないように埋めて欲しい


 この心に空いた穴を


 身にしみる寒さも


白く染めてくれ


真っ白に真っ白に成れたなら


 この赤を知る前の僕に戻れたなら


この寒さにもなれるだろ


紅に交じる前のこの身体を

朱に交わろうとしたこの心を

真っ白に染めて欲しい


また新しい色に染まるために


また白になりたいんだ


身体は大切にしてくださいな。

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